国内ドラマ『最後の鑑定人』科学と人間関係が交錯する
- Dancing Shigeko

- 9月22日
- 読了時間: 3分
こんにちは、Dancing Shigekoです!
25年7月期フジテレビ系列水曜日ドラマ。
今回は国内ドラマ『最後の鑑定人』を紹介します!
[基本情報]
原作:岩井圭也
脚本:及川拓郎
山崎太基
北浦勝大
青塚美穂
演出:水田成英(FCC)
谷村政樹
清矢明子
監修:山崎昭(法科学)
清野優花(法科学)
永山大希(法科学)
清水建二(虚偽検出)
古谷謙一(警察)
松本雄真(法律)
音楽:橘麻美
エンディング:矢沢永吉「真実」
プロデューサー:石原未菜
宮木正悟
郷田悠(FCC)
制作:FCC(協力)
製作:フジテレビ
[登場人物]
土門誠:藤木直人
民間の鑑定所を運営する。元科捜研の研究員。
高倉柊子:白石麻衣
土門鑑定所で働く研究員。人の嘘を見抜くことができる。
[内容]
科捜研でも鑑定することができない事案を、次々と鑑定していく。そのことから”最後の鑑定人”と呼ばれている土門。彼のところに、警察や弁護士から仕事の依頼が入る。不可能と思われる鑑定を科学の力で解き明かしていくのだった。
[感想]
土門が科学の力で事件の証拠を明らかにしていく作品。
・極めている分野があること
土門は鑑定の第一人者。やり始めたらキューっと集中して、何日も研究室に籠るようなタイプ。その道を極めようと日々、いろんな研究に勤しんでいる。こんな感じで一つの分野にとにかくのめり込んで集中できる人たちというのは羨ましい。
ここのところ、自分自身、VBAでツールを作るのに専念していたら次の予定を忘れているということもあって、土門が研究に集中する心理というのが分かるような気がした。そしてその道を極められるというのは実にいいものだろうなと思った。
・絶妙な人間関係
土門と高倉、さらに元妻の尾藤。この3人が中心人物という感じのこの作品。最終話では尾藤と土門が同じように閃いたという風にするくらいまで関係は回復している。最初はぎこちない感じだった土門と尾藤、その間に高倉が入ることでちょうどいい感じの人間関係になっていく。
そして高倉自身、自分の役回りは中和剤と言っている。
科学に注力するあまり人間関係に疎い土門と人の嘘を見抜く高倉、科学の研究に専念する尾藤。それぞれの関係が絶妙だったように思う。決していや感じを与えることなくバランスがいい感じだった。
・科学の力
この作品の見どころは、科学でいろんな事象を紐解いていくところ。土の成分を分析して、そこにはないはずの成分を見つけることで、殺害現場は別にあったと見極めてみたり、歩き方や耳の形で個人を特定するなどの画像解析(こちらはどちらかというとIT技術という印象)、火災がどのように発生したかをシミュレーションしてみたり。
こうして振り返ってみると科学を支えているのは技術であって、技術が発達すると科学で解き明かせることがさらに増えていくのだと感じる。
これからどんな新たな科学が出てくるのだろうか?
この作品を代表するセリフは”科学は嘘をつかない、”と思う作品だった。
[各話感想]
第5話 科学が暴く真実
第8話 筆跡鑑定が導く家族の絆
第9話 燃やされた遺体の真相とは?
第11話(最終話) 土門VS氷室、信じる力が導いた真実
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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