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国内ドラマ『PJ~航空救難団~』命を懸けて、心も救う─生と覚悟の物語

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 2 時間前
  • 読了時間: 4分

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 25年4月期テレ朝系木曜ドラマ枠の作品。

 

 今回は国内ドラマ『PJ~航空救難団~』を紹介します!


[基本情報]

 脚本:髙橋泉

 音楽:髙見優、大隅知宇

 主題歌:Vaundy「僕にはどうしてわかるんだろう」(SDR / Sony Music Labels Inc.)

 監督:平川雄一朗、吉野主、常廣丈太

 サウンドデザイン:谷口広紀

 スタントコーディネーター:出口正義

 ゼネラルプロデューサー:服部宣之(テレビ朝日)

 プロデューサー:後藤達哉(テレビ朝日)、中込卓也(テレビ朝日)、森川真行(ファインエンターテイメント)、清家優輝(ファインエンターテイメント)

 協力:防衛省、航空自衛隊

 制作協力:ファインエンターテイメント

 制作著作:テレビ朝日


[登場人物]

宇佐美誠司:内野聖陽

 航空自衛隊航空救難団の主任教官。本作品の主人公。

乃木勇菜:吉川愛

 宇佐美の娘。大学の卒論のために航空救難団の訓練を取材させてもらうために小牧にやってくる。

沢井仁:神尾楓珠

 第65期訓練生。幼い頃に遭難したが、航空救難団に助けられる。実はその助けに来た隊員は宇佐美。


[内容]

 航空救難団の第65期訓練生がやってくる。男六人、初の女性PJの可能性を持つ一人の計七名が1年間の訓練を受ける。その主任教官を担当する宇佐美。彼の理不尽な訓練に訓練生たちは必死についていく。

 宇佐美の娘・勇菜は彼らの訓練の様子を卒論の題材にすると言って取材をするのだった。

[感想]

 航空救難団の訓練を描く作品。

・人命救助のために

 1年間、航空救難団の活動に出られるようになるために厳しい訓練を受ける。完全肉体労働。こう言う体を鍛えることを生活の基本としている人たち。自分とは明らかに住む世界が違うのを感じる。

 本作品の中では、そう言う自衛隊員を理解できないと言う感じの若者が現れて、信じられない、とバカにする発言が飛び出す。自分は意識したことなかった部分。

 人命救助のために訓練、体を鍛えるのは当然のことなのだと思う。と言うよりそれだけやらないといざの時に使い物にならないのだろうなぁと想像しながら鑑賞していた。

 過酷な世界があるものである。


・家族とは

 宇佐美は離婚している。娘は母親と一緒に入間に住んでいる。宇佐美がずっと家にいなかったのが原因の様子。仕事のために家にいない。家族とはなんだろう。東海林も子供を妻に任せっきりで1年間訓練を受けている。妻の状況を考えると訓練を続けていくことに迷いが生じることもあった。

 そして仁科。第二子が生まれたばかりの中、救助活動に出動。その活動中に殉職。未来の命を救うことを優先して、自らの命を落とした仁科。彼の家族にしてみたら、家族と他人の命と、と考えることもあるのでは。

 家族とは、仕事とは。

 仕事で結果を出そうと思ったら、それなりに家族との時間を犠牲にすることもある。このバランスをどう保つのが良いのか。その答えは各家族にあるのだろう。


・救うとは

 この作品で印象的だったこととして、救難員は生きて帰らないといけない、と言う。なぜなら助けられた人が助けられたことを負担に感じてしまうからだと。

 同時に、助けた相手の心も救わないといけないという。二人遭難していて、どちらか一人だけが生き残る、と言うことがあったときに生き残った方が自責の念に苛まれないように、最善を尽くす、と言うのが宇佐美の言い分。

 沢井は自分が転倒しなければ、父が死なずに済んだはずと後悔。後悔しても何も変えることのできない過去を作らないように最善を尽くす。

 それでも時にはうまくいかないことがある。難しい仕事だと感じる。責任重大で、自分の心もダメにしてしまいかねない難しさがある。

 だからこそ、日々、理不尽と思うような訓練をする必要があるのだろうと思う。


 現実社会では、自分が彼らのお世話になることがないようにしたいものだと思う作品だった。


[各話感想]

 第9話(最終話) 命を救う者たちの卒業


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


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