国内ドラマ『一次元の挿し木』 感想 | 「生きるとは何か」を考えた

こんにちは、Dancing Shigekoです!
26年7月期日本テレビ系「日曜ドラマ」枠作品。
今回は国内ドラマ『一次元の挿し木』を紹介します!
[基本情報]
原作:松下龍之介
脚本:高田亮
清水匡
監督:城定秀夫
頃安祐良
日髙貴士
監修:山崎昭(法科学捜査)
古山翔平(法科学捜査)
永山大希(法科学捜査)
小林武彦(科学)
若山照彦(科学)
若山清香(科学)
矢山和宏(警察)
中澤暁雄(医療)
岡崎味音(精神医療)
音楽:堤裕介
エンディング:LANA「Truth in the dark」
チーフ・プロデューサー:中間利彦(読売テレビ)
プロデューサー:中山喬詞(読売テレビ)
安部祐真(読売テレビ)
清家優輝(ファインエンターテイメント)
岡田健人(ファインエンターテイメント)
制作:ファインエンターテイメント(協力)
製作:読売テレビ
[登場人物]
七瀬悠:山田涼介
大学院の研究者。
石見崎唯:白石聖
石見崎教授の姪と偽る。
七瀬紫陽:堀田真由
悠の義理の妹。失踪している。
仙波佳代子:鈴木保奈美
発生生物学者。
七瀬京一
大手製薬会社の会長。悠の義父。紫陽の父。
[内容]
七瀬悠は4年前に失踪した紫陽を探していた。京一は、紫陽は死んだと言って葬儀を行おうとしていた。悠は紫陽は生きていると言って、その葬儀を止めに入る。
そんな中、石見咲教授から依頼された研究で27年前にループクンド湖で骨から検出したDNAの分析をしていた。すると、そのDNAは紫陽のものだった。
[感想]
4年前に失踪した紫陽。200年以上前の骨から検出されたDNAが、その紫陽のものと一致する。第1話ではタイムスリップものだと思っていた。
ところが、たどり着いたのはクローン人間という、思っていた以上に現実に近いテーマだった。
・クローン人間は何が問題なのだろう?
全話を見終えて、まず残ったのはクローン人間についてだった。この問題が現実に起きたら、自分たちはどう向き合うのだろう。
何年か先には、本当にやってくる現実なのかもしれない。
ただ、自分の中では「クローン人間の何が問題なのか」をうまく言葉にできない。
このドラマでは、クローン人間にも母体が必要だった。母体の中で育ち、出産されている。
その事実を見ると、クローン人間も普通の人間と同じではないのかと思ってしまう。
人工授精とは何が違うのだろう。
「クローン人間を作る」という表現そのものに抵抗があるだけなのだろうか。
もし母体を必要とせず、水槽の中で成長するような形だったら、また印象は違うのかもしれない。
今のところ、自分の中でも答えは出ていない。
・紫陽と牛尾から「生きる」を考える
紫陽は、やがて自分が死ぬと分かっていた頃、「いなかったことにしてほしい」と願っていた。確かにそこにいて、周囲の人とも関わってきた。
それなのに、自分の存在をなかったことにしてほしいと願う。
その発想に触れて、生命とは何なのだろうと思った。
一方の牛尾も、作られた人間だった。秘密を守るために、ひたすら人を殺してきた。
なぜ人を溶かすような極端な方法で殺すのかという謎も残った。
ただ、牛尾自身も、自分が何のために生きているのか疑問を感じていたようだった。
紫陽も牛尾も、自分の存在と向き合っていた。
では、自分なら「何のために生きるのか」と聞かれたら、どう答えるのだろう。
今なら、歴史を刻むことだろうか。
少しでも世の中を、自分が考えるいい方向へ動かそうと挑戦する。
それが今の自分なりの答えなのかもしれない。
・初回予想は大外れだった
第1話を見た時、自分は完全にタイムスリップものだと思っていた。
200年前の骨が紫陽のDNAと一致する。仙波佳代子がタイムスリップのロジックを作り、製薬会社が必要な技術を作った。
最後は悠が200年前へ行き、紫陽を助けて現在へ戻ってくる。そんな展開まで想像していた。
結果はまったく違った。
タイムスリップという非現実的な設定ではなく、クローン人間という、むしろ現実に近づいてきそうな話だった。
まったく予想できていなかった。まだまだ予想する力は弱い。
ただ、予想が大きく外れたからこそ、クローン人間や生命について考えるところまで連れていかれた。
「クローン人間は何が問題なのか」
「人は何のために生きるのか」
答えはまだ完全には出ていない。
それでも、自分なら少しでも世の中をいい方向へ動かすために挑戦し、歴史を刻んでいきたい。
そんなことまで考えたドラマでした!
[各話感想]
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
[関連感想]
コメント