top of page
検索
  • 執筆者の写真Dancing Shigeko

国内ドラマ『ぴぷる~AIと結婚生活はじめました~』人工知能との結末

更新日:2023年6月1日

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 暖かくなってきたと思っていたら、今日はひんやりしていました。この季節、暖かい日が続くと思って服装を軽装に変えていると、寒くなった時に応えます。天気予報は気をつけておかないといけないですね。


 さて、今日は国内ドラマ『ぴぷる~AIと結婚生活はじめました~』を紹介します!


[基本情報]

 原作:原田まりる『ぴぷる』 (KADOKAWA刊)

 音楽:フジモト ヨシタカ

 監督: 酒井麻衣、瀧悠輔

 制作: ドラマ「ぴぷる」製作委員会 (WOWOWオリジナルドラマ)

[登場人物]

摘木健一 : 梶谷貴

 製薬会社で営業をしている冴えない中年男性。ラジオのDJもしている。

一言で言えば、冴えない感じの男性。それでもラジオのDJの時の活き活き感は見習いたい感じのエネルギーを持っている。

ぴぷる : アヤカ・ウィルソン

 摘木が購入した人工知能の女性。摘木のミスで17歳の設定として、送られてくる。

最初は如何にも人工知能という感じの動きだったものの、途中からは若干、行動がずれている若い子と言う印象。

深山楓 : 大原櫻子

 人工知能の開発に携わる。ぴぷるの開発責任者で摘木がクレームを言いにきたことから、摘木に興味を持ち始める。

人工知能を開発している深山自身がどこか機械的な発想の持ち主なのが印象的な設定。

夙川泰成 : 忍成修吾

 大学病院で勤める医者。摘木が営業に来るたびに煙たがる。人工知能を忌み嫌うがその裏には別の顔がある。

途中、中心人物になるエピソードがあり、そこで意外な一面が露わになる。結局、夙川はアンチ人工知能派なのか、それとも人工知能推進派なのか。本心はよくわからない感じだった。

詫間秀介 : 山田悠介

 摘木と、夙川の親友。二人にとっての良き相談役。

中性的な存在。印象的なのか、どうだったのか?彼と全く同じ人工知能が登場して、微妙な存在になった感がある。

[内容]

 モテない中年男性 摘木は勢いで人工知能の女性を購入。

 初期設定を間違えてしまい、17歳の設定のぴぷるとの生活が始まる。

ぴぷるの設定を変えたいと、開発責任者の深山に直談判に行くが断られる。こうして、ぴぷると摘木の生活が始まるが、人工知能を持ったことから深山との接点が増える。一方、営業先の夙川先生からは、忌み嫌われる。その仲を取り持つために詫間が間に入る。

 人工知能がきっかけで摘木の生活は少しずつ変わって行くのだつた。

[感想]

 全8話、1話30分のwowowオリジナルドラマ。

・どこを目指したかったのか、掴み所が難しい展開

 第一話を見ていた限りでは、摘木とぴぷるがどのように関係を構築していくか、そう言う展開になると思っていた。

モテない摘木が、長年思いを寄せていた職場の先輩 吉野とのデートから、自宅にきてもらう展開から始まる第一話。ところが、肝心のところで、役に立たず吉野が愛想をつかして帰っていってしまう。そんな情けない思いをした摘木が勢いで購入した人工知能という設定。

 セックスしたさに購入した感じの展開だったのに、設定を間違えて18歳未満はセックスできないという展開。そのことに対してクレームを伝えに、深山に会いに行くと、今度は深山がセックスをしたいのですか?と問い返してくる。私としますか?などという展開だったので、これは、第2話以降で、摘木がどんな感じでぴぷると関係を持つようになるのかって展開になると安直に想像していた。

 ところが、全く違う展開になるものだから、予想外通り越して、どうしてこうなったのか、と疑問にさえ感じ始める。

 夙川が中心人物になるエピソードが続いてみたり、最後には再び吉野が暴走してみたり、人工知能のバーを作りたいと言って登場する小早川など、どこか軸がブレている感じの展開に思えた。


・摘木の性格が面倒を招いた?

 結局のところ、ぴぷると一緒に住み始めているのに、吉野のことが気になっている優柔さが、最後の結末を招いたように思う。来るもの拒まずというスタンスなのか、去るもの追わずならぬ、去るもの追いかけるという形の性格が、ぴぷるの居場所を奪ったように感じてしまう。

 大金払って手に入れた幸せでは満たされないということなのか。 


・夙川と深山の目指したところ

 謎の存在ツートップ、夙川と深山。

 夙川は人工知能を目の敵にしているにも関わらず、家に帰ると詫間の人工知能が待っているという設定。実際の詫間との関係を発展させられないことから、人工知能に走る。しかし、さらに過激なのが、違法人工知能だと言われて詫間人工知能をスクラップにした後にとった行動。本物の詫間を自分に振り向かせようと薬の開発を進めるという性格が恐怖。執念というか、そう言った原動力は大切なのだけれど、もっとストレートに詫間を振り向かせるという発想にはならなかったのだろうか。

 一方、深山。とことん人工知能の開発に専念する。その専念しすぎるあまり、やや周りが見えていない深山が、気づけば摘木に告白するという急展開。なぜそうなってしまうの?と疑問。しかし、ぴぷるがダメになってしまった時、個人的には摘木は深山と結ばれるのではないかと思っただけに、ここでも予想外の展開。


 なかなか自分が想像した展開にはならない、予測不能な部分が強かったこのドラマ。人工知能が、一般の生活の中に溶け込むようになる時代は、いつやってくるのだろうか。その時、世界はこのドラマのような感じなのだろうか。人工知能との生活、決して簡単ではない、そんな印象を残すドラマでした。

[各話感想]


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また明日!


閲覧数:9回0件のコメント

最新記事

すべて表示

国内ドラマ『Destiny』第3話 復縁!?

こんにちは、Dancing Shigekoです! 奏は父の自殺の真相に気づくのか? 今回は国内ドラマ『Destiny』第3話を紹介します! [内容] #3 許されないキス 奏は真樹が彼の父親と口論しているところを目撃してしまう。そこから自分の父親・辻英介は殺されたのかもしれないと考えるようになる。野木浩一郎との関係を調べていく。そのタイミングで野木が奏のところにやってくる。奏は野木に父を自殺に追い

bottom of page