Dancing Shigeko
国内ドラマ『ドラゴン桜』めざせ東大5人合格!
更新日:6月9日
こんにちは、 Dancing Shigekoです!
FBへの独禁法違反の訴状が却下されました。これで当面は安心して使えるのでしょうか。
さて、今回は国内ドラマ『ドラゴン桜』を紹介します!
[基本情報]
原作:三田紀房『ドラゴン桜2』(コルク)
脚本:オークラ / 李 正美/ 小山 正太
音楽:木村秀彬
製作著作:TBS
[登場人物]
桜木建二:阿部寛
過去に多くの生徒を東大合格させている凄腕の弁護士。
マイペースっぷりは阿部寛らしさが出ていたけれど、その動きも含めて桜木先生らしさが感じられるから不思議。
水野直美:長澤まさみ
水野法律事務所を立ち上げたものの赤字で経営難。龍海学園から東大生を5人出して安定した契約にたどり着けるよう恩師の桜木に助けを求める。
しっかりしているが、頼りない。そう言ったイメージの人物を作り上げていた。 瀬戸 輝:高橋海人(King&Prince)
龍海学園高等学校の三年生で、ラーメン瀬戸屋で姉の仕事の手伝いをする。勉強の出来は悪く、桜木を煙たがる。
勉強の出来が悪い生徒の感じが非常にハマっていた。根が素直な感じの印象を与えるのは、何も隠さずに思ったことを口にするキャラだったからかと思う。
早瀬菜緒:南 沙良
龍海学園高等学校の三年生で、東大専科に真っ先に入ってくる。しかし努力が苦手ですぐに諦める癖がある。
学生らしさを感じる存在。えーっと嫌な顔をする様子がそう感じさせた。このドラマの中心人物は高校生だと言うのを思い出させてくれる存在だった。 岩崎 楓:平手友梨奈
龍海学園高等学校の三年生で、バドミントンで五輪出場が期待される実力者。日頃の無理が祟り、膝を痛めてしまい高校でのバドミントン生活を断念。東大専科に入り、東大でスポーツ医学を目指すことを宣言する。
スポーツでトップレベルを目指すならこのくらい練習をしていかないと届かないものだと感じさせる存在。東大専科に入ってからは無難にこなしていた印象。
天野晃一郎:加藤清史郎
龍海学園高等学校の三年生で、弟に劣等感を持つ。自分でもできるって思うために東大専科で頑張る。
ラップをYouTubeに投稿するときと授業の時のギャップが面白い。最後の制服姿でのラップは喜びが全身から滲み出ていた。
藤井 遼:鈴鹿央士
龍海学園高等学校の三年生で、東大合格有力視されている。性格が悪く、東大専科をバカにしていたが、完膚なきまでに打ち負かされ、思い直す。
最初はどうしようもないほどの嫌なやつだったのが、最後は本人も言っていた通りの変化で、かっこいい存在に。最終話での見せ場は印象に残った。今でも彼の行動には心が熱くさせられる。
小杉麻里:志田彩良
龍海学園高等学校の三年生で、学年トップの成績。家の事情で大学は行かないとしていたが、桜木の働きかけで東大を受験することを決める。
いかにも優等生と言う感じが印象的。決して自信の塊と言うわけではなく、何事も素直に受け入れている姿勢に共感。 原 健太:細田佳央太
龍海学園高等学校の三年生で、人との接触に問題を抱える。一度見たものは瞬時に記憶する頭脳を持っている。小杉のお隣さんでいつも一緒に行動している。
レインマン(ダスティン・ホフマン)を思い出す。
[内容]
龍海学園高等学校に桜木がやってきた。そして東大専科に入った生徒たちに東大合格のための授業を進めていく。少しずつ東大専科生が増え、7名の生徒が東大に向けて勉強に励んでいく。到底、東大には及ばないと思われていた生徒たちが桜木の指導で確実に力をつけていく。
一方で龍美学園売却の動きが進んでおり、桜木法律事務所を引き継いだ岸本、IT企業社長で元桜木の教え子の坂本、米山が不穏な動きを見せるのだった。
東大専科生の受験と学園売却の二つの行方を描く。
[感想]
日本一の大学、東大を目指す生徒の変化と努力の様子、受験のための障壁を乗り越えていく姿に心動かされっぱなしの作品。
・みんなそれぞれに問題を抱えている
瀬戸は親の残した借金、早瀬は何をするにも長続きしない性格、天野は優秀な弟を前に期待されない生活、岩崎は親のバドミントン五輪出場への期待、藤井は優秀な親兄弟に対する劣等感、小杉は暴力的な父親、原は人との関わりに問題を抱えている。
それぞれの問題を解決していくエピソードがあって、その一つ一つが最後にじんわりと心に訴えかけていく。毎回、そう言う展開が待ち構えていて、ハラハラ、それでいてジンワリできた。
・ストーリーにもひねりを持たせている
東大合格を目指す、と言う明快なゴールを目指すだけでは終わらない。当然、受験勉強の過程でも挫折や障害がある。夏休みにバドミントンの強化練習に参加することになってしまう岩崎が、代表格だろうか。勉強とバドミントンとの両立を図るが、体力に限界が来て倒れてしまう。親との衝突が途中であるパターン。
また受験勉強の特訓では、きっと巷で有名な役者を連れてきているのだろうと思わせる人選。特に英語の特別教師は、私が知らないだけでかなり有名そうだった。
さらには学園売却を巡り、騙し合い。この展開にはかなり騙された。売却阻止のために、第三者が登場するのか、あるいは桜木が秘策を出すのかと思っていただけに、完全に嬉しい裏切りだった。
・物語の中には常に桜木あり
どんなに生徒が困難な状況を打破するために奮起しても、最後は常に桜木が主役を持っていく流れが、安心して見ていられる。まるで水戸黄門の紋所?桜木が檄を飛ばして、一話が終わっていくと言う展開。
そしてその言葉が決してドラマだけに閉じた話ではないと感じる。東大受験という難しいことに挑戦する生徒たちの姿を通じて、覇気の少ない日本社会を元気づけようと、奮い立たせようとしているように思えた。もちろんこれから受験を頑張ろうとしている生徒にもメッセージを送っていたように思う。
次見る時は桜木語録を作ろうと思う。最後の姿を知っている状態で見たら初期の頃の生徒たちに違った印象を持つだろうと感じる。それが楽しいように感じる。
多岐にわたって見所がある完成度の高いドラマでした。
[各話感想]
第二話 バドミントンへの姿勢から学ぶ
第三話 東大が求めるもの
第四話 弱点を克服せよ
第五話 見た目で決めてはいけない
第六話 合宿でさらに飛躍
第七話 模試で得るもの
第八話 岩崎、親に想いをぶつける
第九話 共通一次で運命の分かれ道
第十話 大逆転!
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!