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  • 執筆者の写真Dancing Shigeko

映画『マスカレード・ホテル』映像で一流を体験

更新日:2021年9月18日

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 Go To イートで予約していたお店に食事に行ってきました。このキャンペーンがなかったら、きっといくことがなかったお店。新しい発見を得られるきっかけになってありがたいです。


 さて、今回は映画『マスカレード・ホテル』を紹介します!


[登場人物]

新田浩介:木村拓哉

 警視庁捜査一課の警部補。ホテル・コルテシア東京のフロントクラークとして潜入捜査することになる。

 小説で読んでいた時は、もっと後半は姿勢がいいというイメージだったけれど、映像で見ると想像していたほど姿勢がピシッとした感じがなかったように感じた。


山岸尚美:長澤まさみ

 ホテルコルテシア東京のフロントクラーク。新田の教育係として、常に行動を共にする。

 映像で見る山岸尚美こと長澤まさみは、実にイメージ通り。へそのあたりに両手を揃えて立っている姿は非常にはまっていて、その姿を見られただけでも、映画で見た甲斐ありと感じた。


能勢:小日向文世

 品川警察署の刑事。第一の殺人事件の捜査で、新田と手を組んでいた。新田の潜入捜査が決まり、コンビは解消されていたが、その後も新田に捜査の状況を共有し、時には新田の依頼を受けて捜査を進めていた。

 小説版はもう少し薄汚れた感じのイメージを持っていたけれど、小日向が演じる能勢も雰囲気が出ていて良かった。


[内容]

 東京都内で三つの殺人事件が発生した。連続予告殺人とみなされたその事件、次の殺人予告場所はホテル・コルテシア東京だった。警視庁から刑事がホテルに潜入して捜査に当たることになった。

 フロントクラークとして潜入することになった新田の教育係を、山岸が担当する。二人はフロント業務のトラブルを解決しながら、次第に事件について共有するようになる。その会話の中から新田はヒントを得て、真相に近づいていくのだった。


[感想]

小説『マスカレード・ホテル』を読み終わって、記憶が鮮明なうちに映画版を鑑賞してみました。


まずは映像で見て、良かったと思う部分は

  1. 音楽。ホテルのロビーが映される時は、常に仮面舞踏会を思い浮かばせるような音楽が流れていて、タイトルの”マスカレード”の雰囲気がよく出ていた。

  2. ホテル全体のイメージ。一流ホテルの客室がどのようなものなのか、小説だけでは想像任せなところがある分、こうして映像で見ると、とてもその魅力が伝わってきた。ホテルの外観を知ることができたのも良かった。フロント裏の事務室への移動の仕方が扉を開けてではなく、そのまま入って行ける構造になっているのを知ることができたのも一つの発見。

  3. 混雑加減を知る。ロビーの広さが分かるのと同時に、結構たくさんの人が行き来しているのが見て取れたのが良かった。同時にロビーで叫ぶお客様が現れた時に、みんながそこに注目していたのだってのが意外。もっとお客様、個々の対応は周りを巻き込むことなく静かに解決しているのではと想像していたので、そうではなかったのだと知れて面白い。


原作と幾つか変更点があったのは、脚本の力って感じ。私の気づいた変化点。

-新田と山岸が事件の話をしている場所が屋上だった。小説ではフロント裏の事務室で話をしていたように思う。開放的なところで話をしている感じを出すことで逆に誰にも聞かれていないと言う印象を与えてくれた。

-捜査本部の設置場所。事務棟に設置されていると言う設定だったけれど、映画では事務棟、客室棟との区別はなく、しかも地下に捜査本部が設置されていそうだった。ホテル全館は禁煙

ですと言われて、ちゃんと守っていたっぽいところは、今のご時世に合わせて変更点とも思える。煙の匂いが充満していそうな部屋というのがどんな感じなのかも見てみたかった思いも少し残る。

-著名人のアバンチュール。山岸が新田から事件のことを聞かされて、警戒心が高まってミスジャッジをする展開のところを、映画では新田が止めに入ろうとするのを、山岸が冷静に止めると言う設定。この辺りはまだ山岸に心の余裕がある感じだった。この変更点は自分の中では結構大きい。だいぶ事件の抱え込み方が違う印象で、山岸の苦しさは薄かったしれない。

-山岸が事件の構造を知ったきっかけ。新田からきちんと打ち明けられる展開ではなく、新田と能勢が話していたのを漏れ聞いてしまった感じ。新田と山岸の信頼関係の構築を映画で描ききれない分、ここは淡白に仕上げたということだろうか。

と言った変更点を意識しながら見るのも楽しい。

 

 やはり映像として見る一番の魅力は、音楽との組み合わせで雰囲気がガラッと変わる部分。


 そして個人的に最後の場面で、新田が山岸にお礼を言って、山岸が軽く微笑んだ場面、そこには熱く込み上げてくるものがあった。淡白な展開ではあるものの、ホテルマンとしてのプライドは随所に感じられて、その思いが、その微笑みに出ていたように思えて、よかった。

 映画と小説、それぞれで良さが異なるもの。前回のラプラスの魔女の時よりは映画そのものも楽しめる部分が多かったように思う仕上がりでした。


鑑賞日:20年11月29日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また明日!


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