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  • 執筆者の写真Dancing Shigeko

国内ドラマ『春になったら』余命を知るのは…!?

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 人生について考えるきっかけか?


 今回は国内ドラマ『春になったら』を紹介します!


[基本情報]

 脚本:福田靖

 主題歌:福山雅治『ひとみ』

 音楽プロデューサー:福島節

 監督:松本佳奈 穐山茉由

 プロデューサー:岡光寛子

 制作協力:ホリプロ

 制作著作:カンテレ


[登場人物]

椎名瞳:奈緒

 本作品の主人公。自分の誕生日に結婚式を挙げると宣言。助産師。

椎名雅彦:木梨憲武

 瞳の父親。膵臓癌のステージ4。春になったら死ぬと宣言。

岸圭吾:深澤辰哉

 瞳の大学からの親友。葬儀屋で勤めている。

大里美奈子:見上愛

 瞳の親友。瞳、岸の三人でもんじゃを食べにいくことが多い。

川上一馬:濱田岳

 瞳の婚約者。お笑い芸人。


[内容]

 元日に余命三ヶ月の父親 雅彦と、三ヶ月後に結婚宣言する娘 瞳。雅彦に治療を受けさせようと試みる瞳と死ぬまでにやりたいことリストを一つずつこなしていく雅彦。父と娘の春までの様子を描く。


[感想]

 死と向き合うことを考えさせられる作品。

・死の宣告を受けるということ

 雅彦がさらりと自分は春になったら死ぬと言う。瞳にそれを言うまでにいろんなステップがあったのだと思う。そして話が進んでいく中でも、死にたくないってこぼすこともあった。

 自分の死の時期を知らされると言うのはどんな感じなのか?雅彦ほど強く向き合えるのだろうか?最後まで普通に生活したい、と言う思いを貫けるのか?やっぱり今からでも治療して延命できないか?とか、逆に痛みが辛すぎて、安楽死させてくれとか思うことはないのだろうか。

 雅彦ほど強く最後の時まで生きることができたら、死に際は明るく終われるのかも?と思いつつ、自分に降りかかってきたら、どうだろうか?どのタイミングで受け入れられるようになるのだろうか。

 どんな心境なのだろうか。日頃から今できること、やりたいことを意識して生活をしようと思うきっかけになった。


・死を受け入れる準備

 一方、残る側の瞳。父の死が近づいてくるとわかっている心境もまた想像するとつらいもののように思う。最後まで精一杯、できることをしてあげたいと思うようになった瞳も非常に強い。決して雅彦に対して、寂しそうな表情を見せず、どちらかと言うと明るい笑顔を見せることの方が多い瞳。この行動そのものがきっと親孝行だろうなぁと思う。

 父と、結婚とどちらも最終的には実現させていくまでの心の変化がとても印象的で、その都度、見せる瞳の笑顔は本当に親思いと感じる作品だった。


・理想の父娘

 最初は、雅彦が大きい声であまりにも品がないというか、芸がない、という感じがして、ちょっと受け付けない印象があった。このペースで大声ばかり出し続けられたら、たまらんな、と正直思っていた。

 ところが、その雅彦を大きく上回る存在感の瞳。彼女の笑顔と、悲しさに堪えながらも笑おうとする様子などを見ていたら、雅彦の賑やかさがちょうどよく感じてくるから不思議。

 そしてこの父と娘の関係が実に羨ましい。早くに母親を亡くしているから、その分、瞳にとっては父の存在は大事なのだと感じる。両親いたら、ここまで父親を娘は見てくれるものなのだろうか?

 一緒に旅行したり、遊園地に行ってみたり、時には父親の昔の友人に会いに行ってみたりと、いろんなことで父親のために時間を作る瞳の姿勢が、実に和やかな関係と感じられてよかった。


 もし自分だったらをたくさん考えさせられる作品だった。


[各話感想]

 第4話 神に謝る!

 第11話(最終話) 旅立ち!


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


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