雑誌:日経ものづくり 2026.9月号 日本のものづくりは、技術だけでは生き残れない

こんにちは、Dancing Shigekoです!
今回は雑誌『日経ものづくり 2026.9月号』をピックアップ!
ロボット企業の協業、部品品質の共通指針、BYDの軽EV。日本のものづくりがこれからも強みを保つには、技術だけではなく、協力の仕方やルール、人材の活かし方まで考える必要があると感じた一冊。
・単独ではなく、協力して生き残る時代
「大手ロボ3社がNVIDIAと連携強化」という記事が気になった。
まず、「大手ロボ3社」とはどこなのだろうと思った。安川電機、ファナック、川崎重工だと知ったこと自体が発見だった。
その3社がNVIDIAとの連携を強化し、さらに富士通もフィジカルAIで連携している。各社がAIやロボットの時代を生き残るために、必死で動いていることが伝わってきた。
これからは、一社だけですべてを抱えて技術競争についていくのは難しいのだろう。日系企業同士でも海外企業とも、いかに協力し合えるかが大事になってくると感じた。
・「空気を読む」から「言葉で決める」へ
「国内14社、部品の品質基準に共通指針」という記事では、曖昧な定義を明確にしようとしている。
たとえば、「有害なバリ」と書かれていても、何をもって有害とするのかが曖昧だという。確かに、日本語そのものにも曖昧な表現は多いし、日本ではその曖昧さを周囲が良きに解釈して、空気を読みながら仕事を進める文化があるように思う。
今の職場でも、分からないことは聞けばいいという感覚がある。ただ、それでは人によって解釈が変わるし、確認しないと仕事が進まない部分も残る。
国際競争で勝とうと思うなら、日本特有の「空気を読む」文化だけでは厳しいのではないか。できるだけ細かくルール化し、誰が見ても同じ判断ができる状態を作る必要がある。
品質基準を共通化すること以上に、曖昧なまま進める風土そのものを変えられるかが大事なのだと思った。
・日本で培った知見を、日本メーカーで活かしてほしかった
BYDの軽EV「ラッコ」の記事では、開発に携わった人物が日産自動車で『サクラ』の開発を手掛けていたと知った。
そこでまず思ったのが、その知恵をもっと日本のメーカーで活用してほしかったということ。日本で培われた軽EVの開発ノウハウが海外メーカーで使われることに、もったいなさを感じる。
日産と聞くと、今の状況では仕方ない部分もあるのかもしれない。ただ、それでもトヨタなど他の日系メーカーが、その人材や知見を引っ張れなかったのだろうかと思ってしまう。
人が動くこと自体を否定したいわけではない。それでも、日本で培った技術や経験が海外メーカーの競争力につながるのを見ると、日本メーカーの中でもっと活かせる仕組みがあればと思う。
今回の3つの記事を読んで、日本のものづくりが強みを持ち続けるには、技術そのものだけでは足りないと感じた。
単独ではなく協力する。曖昧さを減らして言葉で決める。人材や知見を国内でも活かす。
強みを持っているだけではなく、それをどう残し、つなぎ、活かすか。そこまで含めて、日本のものづくりの競争力なのだと思った一冊でした!
それでは、また明日!
コメント