雑誌:日経ビジネス 2026.09.14号 自律、宇宙ゴミ、介護AI――表面だけでは分からないものを見る

こんにちは、Dancing Shigekoです!
今回は雑誌『日経ビジネス 2026.09.14号』をピックアップ!
「自律」という言葉、アニメで描かれた宇宙ゴミ回収、介護業界でのAI活用。表面的なキーワードより、その奥にある意味や本質が気になった一冊。
・自律とは、目的そのものにも意見できることではないか
ANAホールディングス特別顧問の井上慎一氏のインタビューが気になった。
大きなビジョンとゴールを示し、牧羊犬のように後ろから支え、ときに叱咤激励しながら自律を促すという。ただ、「自律」とは何を指すのだろう。
指示待ち人間が自律とは言えないのは分かる。ただ、与えられた業務を確実にこなすことは自律なのか。自分の中では、自律とは、目的そのものにも意見を出し、必要なら変えていけることに近い。
ものづくりの会社では、設計者が「こんなものを作りたい」と思っていても、実際には与えられた機種開発を担当することが多い。そう考えると、会社は社員の意見をどこまで受け入れる余力があるのだろうと思う。
今の会社では、自分の業務範囲については裁量があり、特に支障はない。ただ、「自律」という言葉で、周囲の仕事までどんどん取ることや、新しい仕事を生み出すことまで期待しているのであれば、それに見合った対価があって然るべきだと思う。
自律を求めること自体には違和感はない。ただ、何をどこまで求めているのか。その期待と対価が釣り合っているのかは、はっきりしていた方がいいと感じた。
・『プラネテス』の世界が現実に近づいている
「アストロスケール、新機軸で成功した300億円調達」という記事も気になった。
アストロスケールが宇宙ゴミ除去事業の実用化を進めている会社だと知ったこと自体が発見だった。
何年か前にアニメ『プラネテス』を見た。宇宙ゴミ回収業者を描いた作品だったので、現実の企業が実際に宇宙ゴミ除去を事業にしようとしていることを知り、現実がアニメの世界に近づいているように感じた。
同時に、アニメの方が先にそういう未来を描いていたことにもワクワクする。未来を想像して描いた作品に、現実が少しずつ追いついていく。その感覚が面白い。
さらに、アストロスケールが日本企業だと知ったことで、日本企業が宇宙分野でこうした事業を進めていることにも期待が広がった。
・AIで効率化するなら、非効率の原因まで見たい
「生成AIで挑む介護の労働力不足」という記事では、生成AIを活用して業務効率化と質の高いケアを両立しようとする取り組みが紹介されていた。
どんな業界でも人手不足が言われていて、介護業界も例外ではない。ただ、自分が気になったのは、生成AIそのものより、なぜ業務に無駄や非効率が発生するのかというところだった。
基本的な仕事の進め方をみんなが共通認識として持っているか。必要な情報がドキュメントで分かるようになっているか。割り込みを減らせているか。不明点が出たときの対応窓口が決まっているか。
業務が増えたり非効率になったりする理由を突き詰めていくと、業界が違っても似たような原因にたどり着くのではないかと思う。
AI導入には前向きだ。むしろAIを使って業務を整理していくのもありだと思う。
今取り組んでいるプロジェクトの恩恵を説明するときにも、今の仕事のどこが非効率なのか、どこに違和感があるのかを言語化したい。その活動の中で、表面的な不便さではなく、本質的な原因まで見極めてみたいと思った。
今回読んだ3つの記事は、それぞれまったく違う内容だった。ただ、自分が引っかかったのは、どれも表面に出ている言葉や仕組みそのものではなかった。
「自律」とは何を求める言葉なのか。宇宙ゴミ除去は、どんな未来を現実にしようとしているのか。AIによる効率化では、そもそも何が非効率なのか。
言葉や仕組みをそのまま受け取るのではなく、その奥にある本質まで見てみたい。そんなことを考えた一冊でした!
それでは、また明日!
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