映画『猿の惑星 /キングダム』共生!?
- Dancing Shigeko

- 2024年5月11日
- 読了時間: 4分

こんにちは、Dancing Shigekoです!
シーザー亡き後、どんな世界になったのか?
今回は映画『猿の惑星 /キングダム』を紹介します!
[基本情報]
原題:Kingdom of the Planet of the Apes
監督:ウェス・ポール
脚本:ジョシュ・フリードマン
原案:リック・ジャッファ
アマンダ・シルヴァー
ピエール・ブール『猿の惑星』
製作:ウェル・ボール
リック・ジャッファ
アマンダ・シルヴァー
ジョー・ハードウィック・Jr.
ジェイソン・T・リード
音楽:ジョン・パエザーノ
撮影:ギュラ・パドス
編集:ダン・ジマーマン
製作会社:オッドボール・エンターテイメント
ジェイソン・T・リード・プロダクションズ
配給:20世紀スタジオ
上映時間:145分
[登場人物]
ノア:オーウェン・ティーグ
イーグル族の若きエイプ。
プロキシマス・シーザー:ケヴィン・デュランド
エイプの頂点に君臨し、人類が残した遺産を奪うために奴隷にしたエイプを利用している。
ラカ:ピーター・メイコン
シーザーを知るオランウータン。ノアにシーザーの教えを伝授する。
ノヴァ:フライヤ・アーラン
ノアの村で食材を盗み出していた少女。
[内容]
イーグル族のノア。翌日の儀式に必要なたまごが潰れてしまい、夜中に急ぎ探しに行く。すると、火の手が上がっている村を見つける。そこに人間を探しにくる仮面を被ったエイプたち。彼らがノアの乗っていた馬を人間の馬だと勘違いして、馬が帰っていく方へと向かう。そしてイーグル族のエイプを拘束していく。
ノアは必死に抵抗したが、及ばず父親の死を目の当たりにしてしまう。彼らに捕まることから逃れたノアは一族の仲間を助けるために、仮面のエイプたちのあとを追いかける。その途中で、シーザーを知るオランウータン、仮面のエイプたちに狙われている人間の少女と出会うのだった。
[感想]
エイプの中で上下関係が出来上がっている世界を描く作品。
・猿の世界の文化
人類は自らをウィルスで滅ぼしてしまった後の世界。地上の生活を支配していたのは、猿。
その猿たちの世界がどれだけの月日流れたのか。猿が人間のような生活をするのか、と思いきや、意外と原始的な生活。道具を使ったり火を起こしたりはするけれど、機械を作ることまでは行っていない。
また文字を書く文化も発達していない。文字を記号として認識はするけれど、意味までは理解できない。
人類がもっとたくさんいた時代を知っていた猿が、文字や機械などを学んでいても良さそうな気がするけれど、この世界では、そうならなかったみたい。
もし猿たちが機械を作り出せるような進化をしてきていたなら?猿を主人公にする意味がなくなるのかな?
・支配する猿
プロキシマスが人類が残したものを奪おうとして、いろんな部族の猿を利用している。またプロキシマス直属の猿たちをたくさん仕えさせている。手下たちにシーザーに関する偽の知識を植え込んだのはプロキシマスなのか。それとも本当にシーザーが猿のために戦ったという伝説を信じているのか。
頂点に立つ猿というのは、こういう平気で嘘をつけるものだけなのだろうか。それとも猿だから?
・描きたかった世界は?
ノアとノヴァ。この猿と人間の組み合わせが猿の世界を救う、と言ったもっと協力という構図になるのか、と思っていたけれど、どうもそうではない。ノヴァは、人間のために行動しているという感じ。
途中、川に流れてしまいそうな場面でノアが必死にノヴァを助けようとしていたところはあったけれど、結局、最後まである程度の距離感が残ったままで終わったという印象。その終わり方をどう見るか。
ノヴァのおかげで人類が復活するきっかけを描きたかったのか?どこを目指したかったのか、が今ひとつ掴みづらく感じた。
もっとノアとノヴァの関係が信頼し合えるところまで行っていたら、最後の印象もだいぶ違っただろうにと思う作品だった。
鑑賞日:2024年5月10日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!






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