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  • 執筆者の写真Dancing Shigeko

映画『ワルキューレ』ヒトラーを倒そうとした者たちの物語

更新日:2022年1月3日

 こんにちは、Dancing Shigekoです!

 旅行中につき、フォントの色は黒のままでの投稿。


 今回は映画『ワルキューレ』を紹介します!


[基本情報]

 原題:Valkyrie

 監督:ブライアン・シンガー

 脚本:クリストファー・マッカリー / ネイサン・アクレサンダー

 製作:ブライアン・シンガー / ギルバート・アドラー / クリストファー・マッカリー

 製作総指揮:トム・クルーズ / ポーラ・ワグナー / クリス・リー

 製作会社:ユナイテッド・アーティスツ / バッド・ハット・ハリー・プロダクションズ / クルーズ/ワグナー・プロダクションズ / バーベルスベルク・スタジオ

 上映時間:120分


[登場人物]

クラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐:トム・クルーズ

 ワルキューレ作戦を実行した大佐。

フリードリヒ・オルブリヒト将軍:ビル・ナイ

 ワルキューレ作戦の実行責任者。


[内容]

 ヒトラーの独裁こそが悪と考えるようになったドイツ軍の一部のメンバーによって、ヒトラーの暗殺計画が練られていた。しかし、失敗に終わり、首謀者のオスター大佐が逮捕される。

 後任にシュタウフェンベルク大佐が就任。彼の上官オルブリヒト将軍はヒトラー暗殺に加わるように提案。シュタウフェンベルクは喜んで加わり計画を練る。

 ヒトラーが狼の巣で作戦会議しているところで暗殺するのと同時にヒトラーの配下のSSを制圧するためにワルキューレ作戦を発動。予備軍を使ってベルリンの制圧に動く。

 しかしヒトラー暗殺が失敗したと知れ渡ると一気に形勢は逆転してしまうのだった。


[感想]

 ヒトラー暗殺計画を実際に実行しようとした史実に基づく作品。

・ヒトラーが異常だと考える人たちがいた

 第二次大戦のドイツと言えばヒトラー。独裁者による侵攻。そんなイメージがある。しかし、ドイツの中にもヒトラーのやり方を異常だと考え、そのために死ぬ必要はないと考える人たちがいた。

 最初の場面で、ある地点へ侵攻するように指示を受けた部隊の将軍に対して、シュタウフェンベルクはガスが足りなくなったなど理由をつけて行かない方がいいと提言。わざわさ命をドブに捨てるマネは不要と言う姿勢を見せる。兵士一人一人の命を考えて、無駄な戦いを避けようとする人たちがいたのだと言う事実が大きな発見。

 さらにヒトラーを暗殺使用とする勢力があったことを知り、第二次大戦のドイツの違う側面を見た。


・通信室の上官を抑えていたら…

 クーデターが始まって、ヒトラー勢力を一気に制圧しようと動くシュタウフェンベルク。その意思に賛同する人が結構いた。通信室でも現場レベルではクーデターを推し進める力の方が優勢になっていく。

 ところが総帥は死んでいないと言う情報が流れ始め、シュタウフェンベルクを逮捕せよと言う指示が聞こえてくるようになって、通信室の上官は困惑。部下にわれわれも明確な意思を示すべきだと提言。その提言を受けて上官が下した決断は、シュタウフェンベルクを逮捕せよと言うクーデターを鎮圧する姿勢だった。

 ここを抑えておいたら、このクーデターは成功していたのではないかと感じた。


・森の中を抜けると…

 ヒトラーが作戦会議に使っていた場所が結構、森の中を通り抜けていった場所。戦争中でも緑が残っている場所があると言うのが、自分の中では意外。戦争では焼け野原になる印象が強いだけに、被害に遭わなかった場所があったことを知った。

 ワルキューレが発動してベルリン鎮圧に向かった予備軍の場面でも街中はさほど破壊されていなかったのが想像と違って、ささやかな発見だった。


・一番印象に残った場面は…

 シュタウフェンベルクが、最初の場面で空爆に遭う。爆風に飛ばされ、地面に倒れる。そのあと、立ち上がってその場から逃げるために車を目指して行く。しかし再び爆撃機が戻ってくる。

 次の場面ではシュタウフェンベルクは病院のベッドに横たわっている。右手首と左手の指2本、さらには左目を摘出した状態になっている。車に乗って逃げることはできず、爆撃を受けたことを知る。

 それ以降、普段は眼帯をしていふけれど、ヒトラーに会う時には目をつけて眼帯を外す。上官、総帥に対する礼儀なのか。ヒトラーが推し進める戦争のために被害に遭ったと言うことを見せないための配慮なのか。眼帯外して、目をつけているのが印象に残った。


 作戦は失敗に終わったが、果敢に自分たちの正しいと考える道に立ち向かった者たちの勇気が伝わってくる作品だった。

 鑑賞日:2021年12月27日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!

 それでは、また次回!


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