映画『ロスト・フライト』真の恐怖はフライトではなく!?
- Dancing Shigeko

- 2024年12月5日
- 読了時間: 4分
こんにちは、Dancing Shigekoです!
アクション?
今回は映画『ロスト・フライト』を紹介します!
[基本情報]
原題:Plane
監督:ジャン=フランソワ・リシェ
脚本:チャールズ・カミング
J・P・デイヴィス
原案:チャールズ・カミング
製作:ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ
マーク・ヴァーラディアン
マーク・バタン
ジェラルド・バトラー
アラン・シーゲル
製作総指揮:ニック・バウアー
ディーパック・ナヤール
アラステア・バーリンガム
ゲイリー・ラスキン
マイケル・チョー
ティム・リー
J・P・デイヴィス
ヴィッキー・ディー・ロック
アレン・リウ
クリスチャン・グーデガスト
エドワード・フィー
音楽:マルコ・ベルトラミ
マーカス・トランプ
撮影:ブレンダン・ガルヴィン
編集:デヴィッド・ローゼンブルーム
製作会社:MadRiver Pictures
配給:ライオンズゲート
ポニーキャニオン
上映時間:107分
[登場人物]
ブロディ・トランス:ジェラルド・バトラー
トレイルブレイザー119便の機長。
ルイス・ガスパール:マイク・コルター
殺人犯。15年前の殺人罪で逮捕され、カナダに移送されるために119便に登場。
サミュエル・デレ:ヨソン・アン
トレイルブレイザー119便の副機長。香港出身。
ボニー・レイン:ダニエラ・ピネダ
トレイルブレイザー119便の客室乗務員チーフ。
スカースデイル:トニー・ゴールドウィン
トレイルブレイザー119便の救助を任される。
[内容]
新年にシンガポール発トレイルブレイザー119便の機長を任されたトランス。乗客14名を乗せたフライトへと出る。嵐が発生しているのがわかっていたが、管制塔の指示で高度を上げて回避することに。3万フィートから4万フィートへと高度を上げて、雨雲を回避するが、落雷で電気系統が故障してしまう。
そのままスールー諸島のホロ島に不時着をする。そこは分離派が非人道的な活動をしている島だった。
[感想]
嵐で操縦不能になった飛行機が東南アジアの島に不時着する作品。
・乱気流の恐怖
飛行機が嵐の中を飛んでいく。雲の上まで抜けて一旦は落ち着く。ところがその後、再び嵐の影響を受ける。スマホを落としてしまった乗客がシートベルトを外して、スマホを取りに行こうとする。それを見ていた客室乗務員の一人が止めに入る。席に戻ってシートベルトをしてくださいと声がけをしている。
その時、激しく揺れる。この後の映像が衝撃。シートベルトを外していた二人は、床から体が浮かび上がり、その後、激しく席に頭や首を打ちつけられてしまう。そしてそのまま亡くなってしまう。
これは何かの事実に基づく映像なのだとしたら、飛行機では絶対にシートベルト外さない、と思った。いつどんなタイミングで激しい揺れに襲われるか分からないのだから。
乱気流の恐怖を見せつけられた思い。
・墜落するとは限らない?
飛行機に雷が落ちる。そして電気系統が完全に麻痺、故障してしまう。電気系統がやられてしまった後も、飛行機はしばらく飛行を続けている。それでも徐々に高度を落としていく。
この場面もなかなかの恐怖。ただ水平をうまく保つことができれば墜落して地面に激しく衝突という最悪の事態にはならないのかも、という希望を持つこともできた。
飛行機事故と言ったら、飛行機の頭から真っ直ぐに下に落ちていくイメージ。実際には慣性力である程度は水平を保って飛んでいくことができる。パラグライダーのようなイメージだろうか。パイロットの腕次第では、助かるのかも。
万が一、飛行機にトラブルが起きた時は、この作品を思い出してパニックにならず、信じて体へのダメージが最小になるように身を守ろうと思った。
※万が一が起きないに越したことはない。。
・現実もそうなのか
奇跡的に不時着した119便。そこはマレーシアの島。分離主義者が占拠している島。武装した集団がいる。
現実もそうなのか。島によっては分離主義者が武装して、島を占拠しているのか。その島では、その分離派の人たちが絶対的な存在なのか。現実もそうなのだとすると恐ろしい世界。
せっかく墜落を逃れても、島人に命を狙われるというのは、なんともこのフライトに乗っていた人たちは運が悪いのか。
世界には理不尽なところがあるものだと感じた。
フライトの恐怖よりも人の恐怖を感じる作品だった。
鑑賞日:2024年12月5日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!






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