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映画『ユニバーサル・ソルジャー』兵士とリポーターの逃亡劇

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 今回は映画『ユニバーサル・ソルジャー』を紹介します!

[基本情報]

 原題:Universal Solider

 監督:ローランド・エメリッヒ

 脚本:リチャード・ロススタイン

    クリストファー・レイッチ

    ディーン・デヴりん

 製作:アレン・シャビロ

    クレイグ・ボームガーテン

    ジョエル・B・マイケルズ

 製作総指揮:マリオ・カサール

 製作会社:カロルコ・ピクチャーズ

 配給:TP

 上映時間:102分


[登場人物]

リュック・デュブロー:ジャン=クロード・ヴァン・ダム

 ベトナム戦争が終わって帰還したら、故郷に帰られる予定の兵士。軍曹の狂気に反発したため命を落とす。軍の技術でユニバーサル・ソルジャーとなって生き返る。

アンドリュー・スコット軍曹:ドルフ・ラングレン

 ベトナム戦争で正気を失う。皆が裏切り者に見えて、皆殺しにしていく。耳を切り取る異常行動をとる。

ヴェロニカ・ロバーツ:アリー・ウォーカー

 テレビ局のリポーター。しかし怠惰で傲慢な態度で局長の怒りを買い、解雇されてしまう。

[内容]

 1969年ベトナム戦争でスコット軍曹は狂気していた。それを止めに入ったデュブローは撃たれてしまう。その際にスコット軍曹を返り討ちにして、お互い命を落とした。

 現在、ダムを占拠するテロ事件が発生。人質を次々と殺されていく被害が出る中、軍は特殊部隊を投入。そしてテロを殲滅する事に成功する。しかし詳細は一切報道しない。リポーターのヴェロニカはカメラマンを連れて、探りを入れに行くが、兵が現れる。ヴェロニカにその中の一人から助けられてその場を逃げ出すのだった…

 

[感想]

 一人の兵士とリポーターの逃亡劇を描く作品。

・死体を兵士にする科学

 ベトナム戦争で死亡した兵士を回収していく軍部。

 そして25年後、ベトナム戦争当時の肉体から全く衰えを見せない死んだはずの兵士が現れる。片方の目にはスカウターのようなカメラを付けて、常に本部からの指示を聞ける状態。どこか無表情。

 正確な行動で敵を仕留める。見るからに機械仕掛けになっている。しかし一人は銃撃を受けて普通に血が出ている。

 どうやら死んだ人を生き返らせる技術。そんな説明が途中であったものの、一度死んだ人間を蘇生して兵士にすると言うのは道徳的にどうなのだろうか?

・意外と小柄だったリュック

 ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演のこと作品。もう少し大柄の男性をイメージしていたけれど、意外にも小柄。177センチと言ったら平均的な日本人男性よりやや高い?くらい。もっと屈強な人物をイメージしていただけに新たな発見。どちらかと言うとドルフ・ラングレンのような体格をイメージしていた。

・機械のようで温かみがある

 そんなリュック。機械染みているのに、どこか感情があるように見える。不思議なオーラを出している。

 そんなリュックの動きで印象的だったのはダイナーに入ってヴェロニカが電話のために席を外している時の場面。周りの人の動きに倣ってステーキを食べ始める。その時の表情の微かな変化。おいしいと言うのが実によく出ている。結構、この映画の中では、一番の見せ場だったかも!

・アメリカ南部を横断していく

 ネバダ州、アリゾナ州、ユタ州と移動していく。次のガソリンスタンドまで100キロと看板を見ると、何もない場所なのを感じさせる。

 護送車に乗っている時に通った場所はグランドキャニオンだったのか?と思うほどの崖エリア。

 

・殺戮兵士は変わらない

 リュック同様蘇生して兵士として活動するスコット軍曹。耳を切り取って首飾りにする狂人。精神が病んでいると思った時点で生き返らせてはダメだったのではないかと思う。

 しかし戦場での彼の暴挙は軍本部には伝わっていなかったのだろうと。その辺りが一番の落ち度だと感じずにはいられない。

 生きているのか死んでいるのか、どっちとも言えない存在感のリュックが印象的な作品だった。


 鑑賞日:2022年6月4日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!



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