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映画『モータルコンバット』ゲームのような作品

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 今回は映画『モータル・コンバット』を紹介します!


[基本情報]

 原題:Mortal Kombat

 監督:サイモン・マッコイド

 脚本:グレッグ・ルッソ

    デイブ・キャラハム

 原作:ゲーム『モータルコンバット』

 製作:ジェームズ・ワン

    トッド・ガーナー

    サイモン・マッコイド

    E・ベネット・ウォルシュ

 製作会社:ニュー・ライン・シネマ

      アトミック・モンスター・プロダクションズ

      ブロークン・ロード・プロダクションズ

 配給:ワーナー・ブラザース映画

 上映時間:110分


[登場人物]

コール・ヤング:ルイス・タン

 勝てない格闘家。生まれ持ってドラゴンのあざを持っている

ソニア・ブレイド:ジェシカ・マクナミー

 ドラゴンのあざを持つ人を探し集めている。

カノウ:ジョッシュ・ローソン

 傭兵集団黒龍会のリーダー。ドラゴンのあざを持つ。

ライデン:浅野忠信

 人間界の守護神。電撃を使いこなす。浅野忠信だとは気づかなかった。

ジャクソン・”ジャックス”・ブリッグス:メカっど・ブルックス

 ソニアの同僚。米軍特殊部隊に所属し、ドラゴンのあざを持つ。

ビ・ハン/サブゼロ:ジョー・タスリム

 氷を操る暗殺者。

シャン・ツン:チン・ハン

 魔界の戦士を率いる魔術師。

ハサシ・ハンゾウ:真田広之

 白井流の忍者。

[内容]

 モータルコンバットとして知られる大会で10連勝したら人間界を支配できる。魔界のシャン・ツンはその大会に優勝するために、彼らの邪魔になりうるドラゴンのあざを持つ人間の抹殺を試みていた。

 ソニアはジャックスと共に胸にドラゴンのあざを持つ戦士を探していた。ジャックスがコールをソニアの元に連れていこうとしていると、シャン・ツンの手下サブゼロが現れ、妨害していく。言われた通りにソニアの元についたコール。

 モータルコンバットまでに秘めたる力を使いこなせるように、修行を受けられる寺院へと目指すのだった。


[感想]

 ゲームがオリジナルと知って納得の作品。

・ハリウッド映画で日本語を聞く

 序盤、ハサシ・ハンゾウの妻と息子が登場する。赤ちゃんが泣いているからあやしたいと息子が言う。そんなやりとりが日本語でされている。

 ハリウッド映画だと思って見ていたためにこのやりとりが予想外。その後に現れたビ・ハンは中国語で発言。一体、これはどこの映画だといよいよ分からなくなっていく。

 場面が現在になって登場したコールも東洋系で、ハリウッド映画じゃなかったのか?とさえ感じ始める。

 しかしコールに声をかけてきたジャックス、さらにはソニアの登場でアメリカンになり、修行のために行った寺院で再び東洋。

 魔界は多国籍とキャスティングが実に個性的と感じる設定だった。


・血飛沫が惨たらしい

 そんな多国籍の作品。映像は非常に凄惨。とにかく血飛沫が派手で、さらには攻撃の仕方も酷い。真っ二つに切れていく様子が描かれたり、見るからに腕が折れそうと感じるへし折り方が出たり、戦いのあるところではとにかく生々しかった。自分の体から悲鳴が漏れそうになる映像。


・魔界のイメージとは

 そんな戦いの残虐さに手をかけすぎたのか、魔界の様子はやや質素。これと言った特徴を思い出せない。辺鄙な場所と感じる。果たして、魔界をどんなイメージで描きたかったのか。


・ステップアップしていく

 ドラゴンのアザを持つものは潜在能力を覚醒させると、新たな技が使えるようになると言う。さらにアザを持つ者を倒すと、アザが継承される。

 授業を受けられるのはアザの持ち主だけとされて、ソニアは修行できない。そんな中でカノウが新たな技を使えるようになり、コールも家族のところでトロールと戦っている時に、潜在能力が解き放たれる。

 ジャックスも腕を失い、義手を取り付けてもらう。最初は弱そうな義手が、戦いの中で覚醒して、強力な腕になる。

 みんな徐々にパワーアップしていく様子が分かりやすい。


・ストーリーより映像で勝負か?

 そんなこの作品。あまりストーリーを重視していないように感じる淡白な展開。悪(悪魔)と善(人類)が戦い、殺し合う。

 内容よりも、次々と起きる戦いの映像を見せたい作品なのかなと感じた。流血の見せ方はもう少し工夫してあるとよかったのに、とも感じる。

 実にたくさんの血飛沫が地面に跡を残す作品だった。

 鑑賞日:2022年6月5日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!

 それでは、また次回!




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