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映画『ヘンゼル&グレーテル』魔女と戦う二人

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 2022年3月20日
  • 読了時間: 4分

更新日:2024年8月4日

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 今回は映画『ヘンゼル&グレーテル』を紹介します!


[基本情報]

 原題:Hansel and Gretel:Witch Hunters

 監督:トミー・ウィルコラ

 脚本:トミー・ウィルコラ

    D・W・ハーパー

 原作:グリム兄弟『ヘンゼルとグレーテル』

 製作:ウィル・フェレル

    クリス・ヘンチー

    アダム・マッケイ

    ケヴィン・J・メシック

    ボー・フリン

 製作総指揮:デニス・L・スチュワート

 製作会社:パラマウント映画

      MGM

      MTVフィルムズ

      ゲイリー・サンチェス・プロダクションズ

 配給:パラマウント映画

 上映時間:88分


[登場人物]

ヘンゼル:ジェレミー・レナー

 魔女狩り。

グレーテル:ジェマ・アータートン

 魔女狩り。ヘンゼルの妹。

ミュリエル:ファムケ・ヤンセン

 黒い大魔女。

ミーナ:ピヒラ・ヴィータラ

 魔女として処刑されそうになっていたところをヘンゼルに助けられる。

ベリンジャー保安官:ピーター・ストーメア

 街の保安官。魔女狩りを積極的に行なっている。

ベンジャミン・ヴァルザー:トーマス・マン

 ヘンゼルとグレーテルの大ファン。彼らの魔女狩りの武勇伝を集めている。


[内容]

 ヘンゼルとグレーテルは父親に森に連れていかれる。待つよう言われるがなかなか親が戻ってこなかったため森の奥にあったお菓子の家に入る。そこで魔女に襲われ、初めての魔女狩りをする。

 それから15年。ヘンゼルとグレーテルは魔女狩りとして、世界に名を轟かせていた。そして市長の依頼で訪れた街で次々といなくなる子供たちの行方を探すことになるのだった。


[感想]

 ヘンゼルとグレーテルが魔女狩りとして活躍する作品。

・百戦錬磨の魔女狩りの戦いっぷりにしては…

 ヘンゼルとグレーテルが数々の魔女を退治しているという記事が世の中に広まっている。その記事だけを見ていると魔女を倒した、とだけ記されているから、さぞ強いのだろうと期待してしまう。

 そして町に現れた二人。早速、日中怪しそうな方面に向かうと魔女がいる。最初の魔女との戦い方で今後の展開が予想できる。

 魔女慣れしている感じはよく出ている。魔女を見かけても全く動揺せず、箒に乗って飛び出しても焦る事なく待ち伏せして叩き落とす。しかし、決して楽々勝利という感じではなく、二人でやっと倒しているという感じ。

 そんな印象から始まる。


・結果を急ぐ保安官

 ヘンゼルとグレーテルが雇われた事に反発する保安官。それで功を急いで暗い時間でも、魔女狩りに部下たちを向かわせる。ヘンデルたちは夜は危険だから明日にしようと言っているところにも、魔女に対する経験の違いが見える。案の定、保安官の部下たちは魔女に遭遇して、あっさり全滅。一人は魔女のメッセンジャーにされて、ヘンデルらにメッセージを持ってくる。その後、

爆発して虫が飛び出して行く辺りは、やや気持ち悪く、魔女の非情さを感じた。

・黒い大魔女

 その容赦ない攻撃の糸を引いているのが、人間の姿に化けることのできる黒の大魔女。最後まで、この魔女との戦いが続くのだけど、とにかく強い。そして容赦ない。その被害は最後には…

 ところで、魔女の部下にトロールがいる。エドワードと名乗ったそのトロール、グレーテルを守るのだけど、もしかして黒の魔女同様に人間の姿に化けることができるのかと、思わせる存在。そして、その姿が実はヘンデルらの父親なのでは、と期待してしまったけれど、そうではなかった。

・白の魔女

 ヘンデルが町で助けた女性。魔女だとして処刑されそうになっていたところを助け出す。ミーナと名乗るその女性。どこか怪しい。常にヘンデルの近くにいる感じ。市場で歩いていると昨日はありがとうとお礼を言うために現れ、さらには森の木に吊られた状態になっているところにも姿を見せる。

 怪我を癒してくれると言う水を掛けてくれたり、そのまま一緒に泉に浸かったりと、怪しさが滲み出ている。実は魔女なのでは、と思いながら見ていると、やはり魔女。ただ黒の魔女ではなく白の魔女だと言う。そしてヘンデルとグレーテルの母親も白の魔女だったと。

 黒の魔女との戦いに生き残ってヘンデルと結婚という流れを想像してしまう。しかし、そうはならなかったのは、悲しい限り…


・魔女の大宴会

 火を恐れなくて済むようになる。そのための宴が開かれようとしている。血の月の夜に白の魔女の心臓と12人の子供の命で、実現する。グレーテルが逃げられない状態になっている。そこに続々と魔女がやってくる。妙にみんな浮かれているような感じがあったのが、印象的。それだけたくさんの魔女を一気に片付けるヘンデル。さらにガトリングガンを撃ちまくる白の魔女の心臓。個性的な魔女たちは見せ場少なく散って行く。その呆気なさに驚き。

 そんな魔女たち、鬱蒼とした森の中を箒で飛んでいく姿は、スターウォーズの惑星エンドアのスピーダーを彷彿とさせたのが、印象的だった。

 ヘンデルとグレーテルは、強かった!と思わされる作品だった。


 鑑賞日:2022年3月19日


 皆様の感想も是非お聞かせください!


 それでは、また次回!



 
 
 

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