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  • 執筆者の写真Dancing Shigeko

映画『ブレット・トレイン』人の繋がりに注目!

更新日:2023年2月6日


 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 11月に花火大会があるみたい。


 今回は映画『ブレット・トレイン』を紹介します!


[基本情報]

 原題:Bullet Train

 監督:デヴィッド・リーチ

 脚本:ザック・オルケヴィッチ

 原作:伊坂幸太郎『マリア・ビートル』

 製作:アントワーン・フークア

    ケリー・マコーミック

    カット・サミック

 製作会社:コロンビア ピクチャーズ

      87ノース・プロダクションズ

 配給:ソニー・ピクチャーズ・リリーシング

 上映時間:126分


[登場人物]

レディバグ:ブラッド・ピット

 殺し屋。ガーバーの代わりに仕事を受ける。マリアと通話しながら行動をする。銃を嫌う。悪運が強いと考えている。

 久々のブラピ作品。ドジキャラのイメージが強く、そのイメージを上手に活かした役柄と感じた。時々、まともなことを言うのが面白い。

プリンス:ジョーイ・キング

 とある目的を果たすためにブレットトレインに乗り込んでいる。

 目が大きく、ミニスカートだからか、童顔な印象の女優。見た目に騙される登場人物たち、気をつけましょ。

ミカン:アーロン・テイラー=ジョンソン

 白い死神の依頼を受けてブレットトレインに乗り込んだ白人の殺し屋。ボリビアで活躍。

 殺し屋なのだけど、どこか憎めない良識の持ち主という印象がある存在だった。

レモン:ブライアン・タイリー・ヘンリー

 ミカンと手を組む黒人の殺し屋。機関車トーマスに人生を学んだと言う彼は、人を見ては機関車トーマスのキャラに当てはめて行く。

 このトーマスのキャラに当てはめて行くマイペースな感じは伊坂作品の代表選手と言った感じ。よく喋る。

木村雄一:アンドリュー・小路

 息子をビルから突き落とされ、復讐を誓う父親で殺し屋。

 見た目は酔っ払いか薬中の危険な男。微妙な存在感。他に比べて薄い。

老人:真田広之

 雄一の父。家族を守るのが父親の役目だと雄一を厳しく叱責。実は過去は…

 実は真田広之の映画?って思う展開。

白い死神:マイケル・シャノン

 日本の一大勢力だった暴力団を乗っ取ったロシア人。

 ベートーヴェン?と思ってしまった。


[内容]

 レディバグが新幹線でスーツケースを奪い取ってくる仕事を受ける。簡単に終わるように見えたが、スーツケースの持ち主も同様に殺し屋。新幹線の中でスーツケースをめぐる騒動が始まる。


[感想]

 個性的な登場人物がスーツケースを巡ってぶつかり合う作品。 

・伊坂幸太郎らしい世界観

 支離滅裂な発言をする人、突然ぶっ飛んだ行動をする人が出てくる辺りはいかにも伊坂幸太郎原作と言った印象。

 特に会話。機関車トーマスから人生を学んだというレモンの発言は、この世界観はまさに伊坂作品って印象。


・地名は日本だけれど

 期待していたよりは日本の風景が、日本らしくないと感じたのはやや残念。

 それでも品川、静岡、浜松、米原などハリウッド映画であまり聞くことのない地名が出てきたのは楽しかった部分。それだけに、その駅の雰囲気が、実際と違う感じなのもちゃっと残念。

 ブレットトレイン自体が実際に日本で走っている新幹線と同じものだったら、もっと身近感があったのかもしれない。

 製作サイドは日本の身近感を出したかった訳ではないのだなと感じた。


・スーツケースを狙うものたち

 スーツケースを奪って隣駅で降りるだけ。東京から品川の間で運良くケースが見つかって早くもミッションコンプリートと思いきや、全然すんなり行かない。出てくる人、皆が胡散臭い。

 とにかくめちゃくちゃと言うのが適切な表現なのか、スーツケースがきっかけで次々と絡みが増えて行くのだから、なかなか面白い。


・個々が関係し合い全てが繋がる

 何組が登場した人物。レモンとミカンはレディバグを、父親と老人は王子を、王子は白い死神を、白い死神はレモンとミカンに指示をと言った感じで、複雑に絡み合っている人間関係。

 全部が個々につながっているだけなのかと思っていたら、それぞれの関係が見事に一本につながって行ったのは、上手な見せ方と思った。


・血しぶき続き

 そしてこの作品の最大の特徴はメチャクチャな人殺しなのかもしれない。次々と殺して行く。回想シーンでばたばた撃っていき、回想シーンで日本刀で切り付けて行く。この場面もかなり痛々しい。夥しい量の血がドバッと…

 さすがに目を背けたくなる場面だった。

 と、それだけ血しぶきの連続なのだけれど、殺し以外の場面ではどこか笑える感じの瞬間があるのだから不思議。なんとも絶妙なバランスと感じた。


 原作を読みたくなる作品でした!


 鑑賞日:2022年9月1日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!



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