映画『ナイル殺人事件(2022)』ポアロ、もっとストレート勝負を!
- Dancing Shigeko

- 2024年10月27日
- 読了時間: 4分
更新日:7月5日
こんにちは、Dancing Shigekoです!
アガサ・クリスティー原作作品を鑑賞。
今回は映画『ナイル殺人事件(2022)』を紹介します!
[基本情報]
原題:Death on the Nile
監督:ケネス・ブラナー
脚本:マイケル・グリーン
原作:アガサ・クリスティ『ナイルに死す』
製作:ケネス・ブラナー
サイモン・キンバーグ
リドリー・スコット
マーク・ゴードン
ジュディ・ホフランド
音楽:パトリック・ドイル
撮影:ハリス・ザンバーラウコス
編集:ウナ・ニ・ドンガイル
製作会社:20世紀スタジオ
キングバーグ・ジャンル
ザ・マーク・ゴードン・カンパニー
スコット・フリー・プロダクションズ
TSGエンターテインメント
配給:20世紀スタジオ
ウォルト・ディズニー・ジャパン
上映時間:127分
[登場人物]
エルキュール・ポアロ:ケネス・ブラナー
探偵。
リネット・リッジウェイ・ドイル:ガル・ガドット
親から莫大な遺産を相続した大富豪。ジャッキーの恋人を奪う。
サイモン・ドイル:アーミー・ハマー
リネットの夫。
ジャクリーン・ド・ベルフォール:エマ・マッキー
リネットの親友。サイモンと婚約が決まっていたリネットに横取りされる。愛称はジャッキー。
ブーク:トム・ベイトマン
ポアロの親友。
ユーフェミア:アネット・ベニング
ブークの母親。絵描き。
サロメ・オッタボーン:ソフィー・オコネドー
ブルース歌手。
ロザリー・オッタボーン:レティーシャ・ライト
サロメの姪。リネットの同級生で友人。
ウィンドルシャム:ラッセル・ブランド
医師。かつてリネットに恋をした。
アンドリュー・カチャドリアン:アリ・ファザル
リネットのいとこで財産管理人。
[内容]
ポアロは友人のブークの誘いでリネットのパーティに参加し、紹介される。リネットからは莫大な遺産を相続したために安心して寝られないという。誰かに狙われるかもしれないから、警護してほしいと頼まれる。一度は断る。
しかし結局、半ば強引にリネットとサイモンがナイル川の船旅に出る客船に同乗することになる。そこに集まった関係者たちと一緒に10日間の旅。その船でリネットが殺害されるのだった。
[感想]
ケネス・ブラナー版ポアロ 2作目。
・口髭の理由が明らかに
第一次世界大戦。ポアロは戦場に駆り出されていた。そこで負傷をしてしまい、口に火傷の痕が残る。そのことを気にして、カトリーヌと別れようと思っていたが、カトリーヌはそんなことは気にする必要がないという。そして髭を生やしたらいいと提案。
ポアロが口髭を伸ばしている理由が明らかに。これまで全く口髭について触れられることがなかった。ポアロの素性が少し分かると距離感が縮まったように思えた。
・ねちっこい謎解き
とは言っても、犯人探しの進め方はやや不満足。一人一人と話をしていき、さもその人が犯人であるような表現をして、相手からそんなことはない、と否定される。するとすぐさま「そうですね、あなたが犯人ではない」と言い直す。
このやり方で全員が一度は嫌疑をかけられていく。そんなやり方をしても、どこかずるいように感じてしまう。結局、誰が犯人だったか、わかっていなかったのではないか?と感じてしまった。
・映像はきれい
ピラミッドとスフィンクスが出てくる場面がある。その映像や、船舶の様子などは映像がきれだった。またナイル川の周りは何もないのだなと感じる。その中でポツンと豪華な館が建っていて場違いな感じに見えるのもナイル川周辺が何もないと言うのが伝わってきたからと思う。
また最初に出てくるベルギーでの戦場の様子などは、ポアロは戦場に駆り出されていたのだと知る。その頃の戦争が白兵戦だったのを思い出させる臨場感。最初、見る作品を間違えたのか、と思うほどに上手に再現されていたと思った。
映像は全体的に綺麗な印象だった。
これからもポアロは劇場に戻ってくるのかも、と思う作品だった。
鑑賞日:2024年10月27日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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