こんにちは、Dancing Shigekoです!
日本シリーズ第三戦はヤクルトが勝利。どちらが日本一になるか、はまだ分からない。
今回は映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』を紹介します!
[基本情報]
原題:Knives Out
監督/脚本:ライアン・ジョンソン
製作:ラム・バーグマン / ライアン・ジョンソン
製作総指揮:トム・カーノウスキー
制作会社:メディア・ライツ・キャピタル / T-ストリート・プロダクション
配給:ライオンズゲート
上映時間:130分
[登場人物]
ブノワ・ブラン:ダニエル・クレイグ
探偵。匿名の依頼を受けて、ハーラン・スロンビーの自殺の真相調査をしている。
ヒュー・ランサム・ドライズデール:クリス・エヴァンス
ハーランの孫。ハーランが亡くなる前、口論していた。
マルタ・カブレラ:アナ・デ・アルマス
ハーランの体調を気遣う看護師。嘘をつくと吐く体質。
[内容]
館の主人ハーランが自殺した。警察による聞き込みに同席していた私立探偵のブランが自殺の真相について調べ始める。
捜査が進められている中、遺産相続の遺書が開封され、看護師のマルタに全資産を相続するとなっていた。マルタは自分のミスでハーランを死なせてしまったという思いから辞退するつもりでいた。
しかしブランは調査をした結果、マルタの医療ミスの真相を明らかにするのだった。
[感想]
とある館で起きた自殺を巡って探偵が真相を探っていく作品。
・犯人は分かっている!と思ったら大間違い
自殺が発覚して、ハーランが自殺した日に訪れていた親族に聞き込みが行われる。その時にすでにマルタが自分の記憶を思い出していて、その時に死の真相が描写されている。ただ、警察には全てを話すのではなく、嘘にならない範囲で供述する。どうやら隠すことは嘘にならないようで、そこでは吐くことなく、切り抜ける。
しかし視聴者は既に、マルタが死に絡んでいることを知っている。あとは彼女が今回の一件にどう関わっていたのかが徐々に明かされていくのか、と思っていたら、実は違かった。別次元での犯人探しが行われていた、という展開。
最後まで真相が掴めない上手な作りだった。
・007のコンビが実はここでもタッグを組んでいた
ダニエル・クレイグとアナ・デ・アルマス。先日公開されていた映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で共演していたけれど、それよりも先にこの作品で共演していたというのが、興味深い発見。007がアクションで魅せる作品だったのに対して、こちらの作品は頭脳プレイで魅せる作品。それぞれの作品で見え方が全然違うこの二人。役者だと感じる。
ブランは冴える探偵という感じではないけれど、注意深くいろんな状況を調べていく。そして事件の真相に何かあると最初から気づいていたあたりが、冴える探偵っぽさを出していたのだろうか。
マルタは、嘘をつくと吐くという、その事実が嘘っぽい体質。最後に豪快に吐き出したのが印象的。その相手が、キャプテン・アメリカことクリス・エヴァンス。アクションで魅せていた三人が演技で見せているというのが面白かった。
・一つの館を中心に物語は進む
レンガ造のような館が舞台の中心。途中、市内に出かけていく場面があったものの、ほとんどはのどかな場所にポツンと建つ館。中には不気味はオブジェもたくさんあって、裕福な家というのはいろんなものをコレクションしていると感じてしまった。
あの館にハーランの関係者が10人近く集まっても、狭さを感じさせないあたりに、広々とした館なのだと感じさせる。海外の家というのは、広いと感じるものが多い。
お馴染みの役者が頭脳プレイを展開していたのが新鮮な作品だった。
鑑賞日:2021年11月23日
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それでは、また次回!