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映画『チェーン・リアクション』夢のクリーンエネルギーを警戒する人もいる

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 三井不動産はパナソニックの門真市の跡地に23年春商業施設を開業する。他にはコストコも開業ということで、新たな買い物スポットができる。楽しみが一つ増えた。


 今回は映画『チェーン・リアクション』を紹介します!


[基本情報]

 原題:Chain Reaction

 監督:アンドリュー・デイヴィス

 脚本:ジョシュ・フリードマン / J・F・ロートン / マイケル・ボートマン

 製作:アーン・L・シュミット / アンドリュー・デイヴィス

 製作総指揮:リチャード・D・ザナック / アーウィン・ストフ

 製作会社:ザナック・カンパニー / シカゴ・パシフィック・エンターテインメント

      アーン・L・シュミット・プロ

 配給:20世紀フォックス

 上映時間:107分


[登場人物]

エディ・カサリビッチ:キアヌ・リーブス

 シカゴ大学の技術者。水素からエネルギーを発生させる装置のキーとなる制御方法を作り出す。


ポール・シャノン:モーガン・フリーマン

 シカゴ大学の新エネルギー発生装置開発の指揮を執っている。別の組織にも所属している謎深き男。


リリー・シンクレア:レイチェル・ワイズ

 シカゴ大学の物理学者。新エネルギー発生装置の研究プロジェクトに参画している。


[内容]

 シカゴ大学のバークレー教授を中心にした研究チームが水素からエネルギーを作り出す装置を開発していた。エディの閃きで装置が完成する。

 その後もバークレー教授が研究をしていると何者かが研究室に侵入。装置が異常動作して爆発してしまう。その現場に偶然、居合わせたエディは容疑者としてFBIから追われてしまう。

 エディと共に行動をしていたリリーもまた共犯者として名があがり、二人は捕まらないように逃げていた。

 警察以外からも追っ手が現れて、リリーは連れされてしまう。エディは彼女の居場所を突き止めて救出に向かうのだった。


[感想]

 クリーンエネルギーを巡って、思惑がぶつかり合う作品。

・出る杭は打たれる系列の思想

 水素でエネルギーを発生させる装置。二酸化炭素が発生しないクリーンなエネルギーだという。普通に考えたら、その装置が完成したら、実用化しようってことになりそうなところ。しかし、この映画の中では、その完成を喜ばない団体がいるという設定。理由はクリーンエネルギーが完成すると、石炭が売れなくなるからという。新しいエネルギーが登場することで、既存の産業が衰退する。それを許さないというスタンスの映画。

 きっとこの頃は、まだ環境問題が今ほど深刻ではなく、石炭を使い続けることも許容できていたのだと思う。もし、今、この作品を作ったなら、さすがに石炭の使用量が減ってしまうことに抵抗する勢力はいないように思う。時が変われば、世の中の動向は変わる。それでも、中にはその産業で恩恵を受けていて、クリーンエネルギーを歓迎しないという人たちもいるのだろうか。

 なんとなく出る杭は打たれる系の内容に感じる展開だった。

 

・エディの技術力は天下一品

 最初の研究時に装置を作り上げた様子もすごかったけれど、特に印象的だったのはC-システムでの様子。リリーが捕まり、コリアーに強制されて装置の設計を手伝う。しかし、実験は失敗に終わる。その様子をエディはエアダクトからの通路から見ていた。そして実験が失敗に終わって、研究チームが撤収していった後にエディが装置のところに潜り込む。追われる原因となっている装置を破壊するのではなく、夜な夜な作業して完成させていく。ハンダゴテを使って、基板を改造して、ハードを作り上げたら、次は制御系のパラメータを入力して、実験を成功させる。その一連の作業がただただ圧巻。あの技術力の高さは、吸収したいと感じる。いや、一緒に仕事をしてみたい、そして勉強したいと感じるほどのものが伝わってきた。こういう技術者がアメリカにはたくさんいるのだろうか。


・シカゴ、ウィスコンシン、バージニア、そしてワシントンDC

 季節が冬の映画で、シカゴは寒そうだった。エネルギー発生装置が完成して打ち上げをした帰り、リリーの車のエンジンがかからない。そこでエディがバイクの後ろに乗っていく?と尋ねるものの住んでいる場所を聞いて、そこまで走ったら凍ってしまうという。バイク+シカゴの寒さは凍りつく寒さだというのが伝わってくる。

 あたりには雪が積もっていて、ツルツルしていそう。エディがユニオン駅に向かおうとしたときに警察から逃れるためにミシガン・アベニュー橋(だと思われる)に向かうエディ。運悪く橋が開くタイミング。どんどん角度がついていく橋を走って登っていく。追ってきた警官は転倒してそのまま下へと滑り落ちていく。角度があるからというのもあるけれど、見るからに凍っていそうだった。その様子からも寒さが伝わる。

 そしてウィスコンシンに移動して、凍った池(もしくは湖)。もしかしてあれは五大湖?あれだけの広さの池が全体的に凍ってしまっているのだから、相当寒いのだと思われた。その上を通って警察から逃げていくエディとリリー。一度、氷が割れて池に下半身が浸かってしまう。リリーがもう寒すぎて脚が動かないと言っていたの印象的。この時期に凍てつく冷たさの池に浸かってしまうのは、危険なのだと感じる場面。

 最後にワシントンD.C.の夜の街をエディが歩いている場面がある。そこでも雪が積もっている様子が見えて、アメリカ北部は普通に雪が降る地域なのだと感じた。

 二度もの研究施設が大爆発の衝撃作品だった。


 鑑賞日:2021年11月20日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


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