こんにちは、Dancing Shigekoです!
今週末も映画三昧を目指そう。
今回は映画『スピード』を紹介します!
[基本情報]
原題:Speed
監督:ヤン・デ・ボン
脚本:グレアム・ヨスト
製作:マーク・ゴードン
製作総指揮:イアン・ブライス
音楽:マーク・マンシーナ
ビリー・アイドル
主題歌:ビリー・アイドル『Speed』
配給:20世紀フォックス
上映時間:115分
[登場人物]
ジャック・トラベン:キアヌ・リーブス
ロス警察のSWAT隊員。考えるより先に行動するタイプ。
久しぶりに聞いた、あの予告のセリフ「What do you do?」がとても印象に残った。
ペイン・ハワード:デニス・ホッパー
爆弾テロ犯。身代金を要求。
悪党でもアメフトを堪能するものなのだと思ってしまう。
アニー:サンドラ・ブロック
バスジャックに巻き込まれた女性。運転手のサムが負傷して代わりにバスを運転することになる。
考えてみるとバスの運転を普通にこなしているところがすごい。時速80km以下にならないように走るだけなら、ハンドル操作だけと言うことかな。
マクマホン:ジョー・モートン
ロス警察の警部補。
これと言った特徴に欠ける存在。
ハリー・テンプル:ジェフ・ダニエルズ
ジャックと行動を共にするロス警察のSWAT隊員。
表情のせいか、内勤を退屈に思っていそうに見える。
[内容]
エレベーターで爆破事件が発生。中に残された13人を救い出すためにロス警察が現場に急行。ジャックとハリーの活躍で救出に成功する。
犯人はお金を奪えなかったことを根に持ち、次は路線バスを狙う。一台爆破し、ジャックと連絡を取り、他のバスにも爆弾を仕掛けたと言う。要求のお金を時間までに用意しなければ、バスを爆破すると言うのだった…
[感想]
バスジャックから乗客を救出する作品。
・ビルからバスへ
ストーリーはビルでの爆弾騒ぎから始まる。よく考えてみると、エレベーターに爆弾があるかもと言うのはなぜ分かったのだったか?警備の人が殺された、身代金の要求があった?とかだったか?300万ドル。それを阻止したものだから次は370万ドルになって戻ってきたと言う流れだった。
しかもその要求の仕方が一台路線バスを爆破されてからと言う。ここをあまり重要視されていない感じのところは気になる。かなりの被害者が出ていたように思われるのに。。
そして次なるバスを爆破するから、身代金を用意しろと言う流れ。
展開はシンプル。そしてバス乗客をどう救い出すか?犯人をどう捕まえるかの二つのストーリーが最後に合流。トドメは地下鉄の暴走。
基本、次々と暴走していく感じ。
分かりやすい展開は、その要所要所での見せ方に注目してしまう。
・ルールはシンプル
この作品のポイントはなんと言ってもシンプルなルール。人質を降ろしてはいけない、スピードを50マイル以下にしてはいけない。もう一つルールがあったはずだけど、忘れてしまった。
こう言う分かりやすい設定をどう打破するのか。走るバスからどうやって乗客を下ろすのかと言うのは、一緒に作戦を考えるのを楽しめる。
・バスを走らせ続ける
バスを走らせるだけの展開と思いきや、スピードを落とさせるようなトラブルが次々と。
車内での発砲と運転手の負傷に始まり、渋滞。さらに道路が工事中でなくなるなど、失速させそうな要素がたくさん。
そんな中で意外だったのは、乗客が比較的おとなしい点。ジャックが作戦を考えるために一度バスから降りていった時も、裏切り者と毒づく人はいても、それで暴れる人がいない。
戻ってきたジャックにその事を咎めることもない。結構、乗客が友好的だった。その点が、このシンプルな展開でも見ていて、嫌な気持ちにさせない良さだったように思う。
もしあれで誰かぎ早くなんとかしろと叫び出したら、この作品は台無しだったように思う。
・突っ込みたくなる場面
とは言え、シンプルな中に見せ場を作ろうとするから、突っ込みたくなる場面も出てくる。ジャックがバスの下に仕掛けられた爆弾を処理しようと、前方からバスの下に潜り込んでいくシーンがある。ジャックがケーブルで繋がったトレイに乗って、前方の車から滑り出していく。あれは、轢かれるのではないのか?あまりにもスレスレ感があって恐ろしい。
さらに道路が切れている場面。加速させて、道路の端に突っ込んでいくと、バスが上向きに道路を離れる。あれは何か不自然な力が働いてないのか?バスがジャンプするって、さすがに無理がある!と言いたくなる。
そしてどこぞからはパトカーが誘導すると言っていた場面。予定通りパトカーが先を走るのに、緩やかなカーブのところを先行して颯爽と通り過ぎて、その後、歩道を渡る子供たちがバスの進行を妨げる展開。結果、直角カーブに突っ込んでしまう。そもそも警察のチョンボではないか!
・時代を感じる
ところでジャックがバスの下に入り込んで爆弾をなんとかしようとする場面。今だったら、いや、この時代でもカメラを装着して映像を送ってハリーの助言をもらうと言うことができそうな気がする。しかし、そこは無線機で説明。テクノロジーの差を感じてしまう。
犯人の住居を突き止めて、潜入するあたりも、いきなり人が突入せずに、まずは外から赤外線モニタなどを使って中の様子を探れたのではないかと考えてしまう。
そう言った手法がまだ発達していない時代だったのかななどと感じてしまう。
映画の中の世界は、その頃の主流を描いていて、時の流れを感じさせてくれるのも魅力。
シンプルながら最後まで見せ場を作り続けてくれる作品だった。
鑑賞日:2022年9月18日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!