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映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』自国で同じことが起きないように!

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 2024年10月4日
  • 読了時間: 3分
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 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 どんな系統?


 今回は映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』を紹介します!


[基本情報]

 原題:Civil War

 監督:アレックス・ガーランド

 脚本:アレックス・ガーランド

 製作:アンドリュー・マクドナルド

 アロン・ライヒ

 グレゴリー・グッドマン

 音楽:ベン・ソールズベリー

    ジェフ・バロウ

 撮影:ロブ・ハーディ

 編集:ジェイク・ロバーツ

 制作会社:DNAフィルムズ

      IPR.VC

 製作会社:A24

 配給:A24

    エンターテイメント・フィルム・ディストリビューターズ

    ハピネットファントム・スタジオ

 上映時間:109分


[登場人物]

リー・スミス:キルスティン・ダンスト

 報道写真家。この業界では伝説の存在。

ジョエル:ヴァグネル・モウラ

 ロイター通信の記者。リーと共に行動する。

サミー:スティーヴン・ヘンダーソン

 NYタイムズの記者。

ジェシー・カレン:ケイリー・スピーニー

 報道写真家を目指して、現場に足を運ぶ写真家。


[内容]

 テキサスとカリフォルニアから始まった西部戦線軍による内戦は日に日に戦線が拡大していた。西部戦線軍がD.C.目指して侵攻する前にリーは大統領にインタビューすることを決める。ニューヨークからD.C.にまっすぐ行けば政府軍に捕まり殺される。そのためピッツバーグからウェストバージニア経由の1700kmほどの道のりを通ってD.C.を目指す。

 ニューヨークの現場でたまたま助けたジェシー、またリーたちの良き先輩であるサミーも同行してD.C.への移動が始まるのだった。


[感想]

 アメリカの内戦で、大統領とインタビューをしようとした報道記者を描く作品。

・タイトルに騙される

 タイトルから想像するに、内戦の終結を描く作品なのか、と思っていた。ところが内戦終結のための物語ではなく、内戦の様子を伝える報道写真家の物語。現場に赴き、その場で写真を撮る様子が中心。

 大きな目標として、大統領に会って、インタビューをすることを挙げてD.C.を目指す。その途中で、銃撃戦があったら、その場に向かっていくという展開。

 映画としては、最終的に内戦は終結するのだけれど、終結が重要と言う感じではなかった。

 毎度のこと、タイトルからストーリーを想像して鑑賞すると言うのは、想像外の展開にいい意味で裏切られていい。


・報道記者の思い

 他の国で起きている内戦を伝えることで、自国では起きないでほしい。リーはそう言う思いで写真を撮ってきた。報道してきたという。この言葉を聞いて納得。なぜ危険を犯してまで現地の写真を撮ろうとしていたのかが理解。

 ニューズウィークなどの雑誌に掲載されている写真も、こういった思いがあるのかも、と思うと見え方が変わってくる。

 そういった発見のある作品。


・戦場での報道記者の扱い

 意外だったのは、Pressと書かれたビブスを着て、現場に入っていくと、皆記者は攻撃対象から外してくれている感じになること。民間人だからなのか、ある程度、安全が確保されているように見えた。

 とは言え、飛び出すものには銃撃してくるもので、危険はつきもの。あまりにも写真を撮ることに集中しすぎて、タイミングを間違えて飛び出していくと危険。そしてこの作品でもその被害に遭う。

 あの終わり方は悲しかった。先輩記者は後輩のために命を張るものなのか。同じ職場の記者というわけでもないのに、そこまでしたリーはプロだったのだと思う。


 内戦の恐ろしさと、記者の伝えたい思いが強く伝わってくる作品だった。


 鑑賞日:2024年10月4日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!




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