映画『オーバー・ザ・トップ』アームレスリングに熱狂
- Dancing Shigeko

- 2023年5月5日
- 読了時間: 4分
更新日:2024年7月13日
こんにちは、Dancing Shigekoです!
今回は映画『オーバー・ザ・トップ』を紹介します!
[基本情報]
原題:Over the Top
監督:メナハム・ゴーラン
脚本:シルヴェスター・スタローン
スターリング・シリファント
製作:メナハム・ゴーラン
ヨーラム・グローバス
製作総指揮:ジェームズ・D・ブルベイカー
音楽:ジョルジオ・モロダー
撮影:ニック・マクリーン
編集:ジェームズ・R・サイモンズ
ドン・ジマーマン
製作会社:キャノン・フィルムズ
配給:ワーナー・ブラザーズ
上映時間:94分
[登場人物]
リンカーン・ホーク:シルヴェスター・スタローン
運送業者。元妻クリスティーナに頼まれて、息子マイケルの卒業式に迎えに行く。息子と会うのは10年ぶり。
シルヴェスター・スタローンはどの作品でも筋肉馬鹿っぽくなるのは何故なのだろうか。話した方のせいだろうか。
マイケル・カトラー:デヴィッド・メンデンホール
陸軍学校の卒業式に10年前に自分達を捨てた父親が迎えにきて動揺する。最初は逃げ出そうとしている。
見るからに賢くんと言った感じ。
ジェイソン・カトラー:ロバート・ロッジア
マイケルの祖父。リンカーンを嫌っている。
最後の表情はどう言う意味だったのか。
[内容]
マイケルの陸軍学校の卒業式の日、10年前に家を出て行ったリンカーンが迎えにやってきた。マイケルの母(リンカーンの元妻)に頼まれたのだという。リンカーンのトラックに乗ってマイケルは、父親とは思えないような人物とコロラドからカリフォルニアの母が入院する病院まで移動することになるのだった。
[感想]
父と子の絆が築き上げられていく作品。
<文無しホークの稼ぎ方>
・移動はトラック、稼ぎは腕で
運送業をしているであろうホーク。決して、生活は裕福ではなく、息子のマイクとは対照的な感じ。その日暮らし感が滲み出ている。一体、どうやって生計を立てているのか、と思ったら、どうやら、アームレスリングで稼いでいてる。
マイクにも賭けをさせる出来事もあって、文字通り腕一本でお金を稼いでいる感じ。
そしてアームレスリングの世界選手権に参加する。自分に賭けておくことも忘れずに、試合に挑んでいく。優勝賞金も手に入れて、自分に賭けたお金ももらって、相当の収入になっていそう。
アームレスリングで稼げる世界があるというのも驚き。
試合の時の緊迫感、腕の筋肉が限界まで使われているのが伝わってくる。今にも力が抜けてしまいそうなほど、長時間の戦い。右腕で相撲をし、棒を握りしめている。
今でもこういう大会があるのか、と興味が湧く世界観だった。
<突如現れた父と旅>
・混乱のマイク
何やら品位の高そうな学生がいる学校にホークがトラックで乗り込んでいく。搬送なら裏にまわってくださいと門のところで追い返されそうになる。側から見たら勘違い、場違い感が半端ない状況から始まる。
トラックから徐に降りてきたと思ったら、ラフな格好で子供の迎えに来たと言う。この異質な
感じで息子を迎えに来たと言う。その息子というのが陸軍の制服を着たマイク。行儀の良い言葉遣いで、ホークと話をする。母親のお願いだと言ってやってきたと言う。
最初のうちは、マイクはホークのことを疑っていて、距離を保っている。途中で逃げ出そうとまでするほどに警戒している。
それが食事のために立ち寄ったお店でホークがアームレスリングの勝負を挑まれて、そこで勝利した様子を見て、少しずつ雰囲気が変わっていく。
長い道中、いろんな話をしていたのか、少しずつマイクがホークのことを父親と考えるようになっていく。そんな展開。
一歩間違えば、誘拐に近い状態なのに、最後は仲良くなっている。いろいろと、えっ?と思う部分もあったけれど、親子の絆というのは、時の流れに関係なく、強く結びつくことができるのを描きたかったのだろうかなと思う作品。
<砂漠を行く>
・コロラドからカリフォルニアへ、そしてネバダ
山とサバンナのような場所で運送業をしている様子から映し出されるこの作品。行き来する車のどこかにコロラドと書かれているのを見かけて納得。
そしてトラックに乗ってテキサスを経由して、カリフォルニアへ。母の手術までに到着させようと車を走らせている。ひたすら同じような景色を走り続ける。こういう場面がアメリカらしい。とにかく長距離を平気で走り続ける。一体、どうなっているのか。
カリフォルニアの次はネバダに入ってラスベガスへ。ここまでの道のりはとにかく似たような景色で、広いアメリカを車で移動するというのは、日常茶飯事なのだろうか、と思ってしまう。かなりの確率で、こういった場面を見るような気がする。
自分がアメリカに遊びに行ったら、一度くらい、こんな感じで長距離移動してみたいとも思う。
腕相撲がテーマの映画は、後にも先にもこの作品くらいなのではなかろうかと思う作品だった。
鑑賞日:2023年5月5日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!






コメント