映画『FINAL FANTASY』ファントムを食い止める!
- Dancing Shigeko

- 2023年9月4日
- 読了時間: 4分
更新日:2024年7月12日
こんにちは、Dancing Shigekoです!
今回は映画『FINAL FANTASY』を紹介します!
[基本情報]
原題:FINAL FANTASY:The Spirits Within
監督:坂口博信
脚本:アル・ライナー
ジェフ・ヴィンター
製作:坂口博信
坂井昭夫
クリス・リー
音楽:エリオット・ゴールデンサール
主題歌:L’Arc~en~Ciel『Sprit dreams inside』
配給:コロンビアピクチャーズ
上映時間:106分
[登場人物]
アキ・ロス:戸田恵子
本作品の主人公でドクター。ファントムを止めるためのスピリットを探している。
まだこの頃の作品はCG感が強い。
シド博士:小林清志
アキと一緒にファントムを止める研究をしている。
名前はシドだけれど、FFっぽくない。
ハイン将軍:磯部勉
ファントムを忌み嫌い何かと理由をつけて殲滅をしようとしている将軍。
ファイナルファンタジーに一人はいる悪徳将軍。力に頼るタイプ。
グレイ・エドワーズ:小山力也
対ファントム戦闘小隊長。アキとは過去に交際していた。
ベン・アフレックを思わせるあご。。
[内容]
地上はファントムが至る所に発生して安全に生活ができなくなっていた。人類はシールドで守られた世界で生活をしていた。
アキはファントムを止めるために、8つのスピリットを探していた。その8つが揃った時、融和波動が現れることを信じて、危険な中を捜索を続けていた。ファントムに襲われていたところを、グレイが率いる対ファントム戦闘小隊が彼女を助け出す。
ファントムの存在を忌み嫌うハイン将軍は、ファントムの攻撃が激化しているとして、ゼウス砲で殲滅をしようとするのだった。
[感想]
ファントムとの戦いを描く作品。
・ファントムという実態のない生き物
地面の中からふわりと現れる透明でいて、赤く姿が見えるファントム。それに触れられると、魂が抜けていくのか、体の中から青色の魂がふわっと引っ張り出される。そして、肉体だけが取り残されて動かなくなる。そんな生き物が蔓延る世界。
実態のないエネルギーのような生き物というあたりにファイナルファンタジーらしさを感じる。最後のファントムを中和していく時の場面はまるでライフストリームのようだった。
ファイナルファンタジーを映画にしたかったのだろうなと思うような世界。クリスタルが出てこなかったのは、ちょっと残念?
・恋愛らしさがない
アキとグレイは過去に交際していたらしいことを話している。二人の再会は、アキが6つ目のスピリットを旧ニューヨークシティで探していた時。アキがファントムに囲まれて逃げ場がなくなったところに、グレイの小隊がやってきて、助け出していく。
武装したグレイたちの部隊はどちらかというと敵っぽい。いや、モビルスーツ?クロスバンガードのモビルスーツを思わせるようなアーマーを纏ったグレイの小隊がファントムの中からアキを救い出す。
その後もグレイの小隊がアキのスピリット捜索を手伝う。その途中で、アキとグレイが二人っきりになるように配慮しているのだけれど、どうも恋愛らしさがない。というか、どこかわざとらしい?なんだろう。CGだからだろうか。この要素は要らなかったかも。
・暴走する将軍
必ず軍の中に敵になる将軍がいる。今回はハイン将軍。
ファントムを制御することができなかった、襲ってきたと議会に報告して、ゼウス砲での殲滅を考える。そして半ば強引にゼウス砲のところに向かって発射。
ゼウス砲の破壊力がどのくらいなのか分かっていなかったから、発車する前にアキがファントムを阻止するのかな、と思ってみていたら、そうでもない。ハイン将軍の決断力の方が高く、容赦無くゼウス砲がファントムクレーターに撃ち込まれる。
思っていたよりも破壊力は穏やかで、ファントムクレーターで8つ目のスピリットを探していたアキとグレイは1発目の攻撃では生き延びる。意外や意外。
さらに意外だったのは、ゼウス砲の操作をしている技術士たちから、これ以上の発射は負担が大きすぎて危ないと言っているにも関わらず、連続で発射。そしてまさかの結末。
なんとまぁ、あっけない結末だったことか、と思わずにはいられない。
昔一度見たことがあったように思ったのだけれど、自分の知っている展開とだいぶ違くて、ファントムの恐怖を感じる作品だった。特に魂が抜けていく見せ方が背筋ゾクゾクだった。
鑑賞日:2023年9月4日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!






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