こんにちは、Dancing Shigekoです!
今回は映画『メリー・ポピンズ リターンズ』を紹介します!
[内容]
マイケル・バンクスのところに銀行からローンを全額返済するように言い渡される。猶予は五日間。返済できない場合は、家を取り上げるという条件だった。父が株を持っていたはずと伝えるが株券を見せるまでは返済を認めないと伝えて去っていく弁護士。
そんな窮地のマイケルのところにメリー・ポピンズが戻ってくる。子供達の教育係として雇って欲しいというメリー・ポピンズを家に住みつく。彼女は早速、アナベル、ジョン、ジョージーの世話を始める。子供達は何かあるたびに人のせいにしていたが、メリー・ポピンズによる不思議な体験を通じてお互いを尊重し合うようになっていく。そしてマイケルもまた子供達に触発されて、失われていた子供心を取り戻すのだった。
[感想]
この作品が伝えたかったこと、それはすぐに不可能と諦めるのではなく可能性を信じて何事も挑戦しよう、子供の無限の可能性を大人が潰してはいけないという二点ではなかろうか。また大人になっても子供の頃に抱いていた可能性を忘れないでね、初心忘れるべからずと言ったとても前向きな作品なのだと思う。
メリー・ポピンズの無表情というか、冷静沈着な表情の中にたまに見せる悪そうな含み笑いとか、マイケルが子供の頃の思いを取り戻す頃のどこか寂しそうな表情とか、やはり中心にメリー・ポピンズがいたと感じる。みんなが彼女に会うたびにメリー・ポピンズって言うのも一つ印象付けさせている理由なのかもしれない。映像に出てこないときでも常にそこにいる気配があると言う存在感は偉大。
マイケルの誠意溢れる表情、それでいて一人で子供達の切り盛りをしていることから来る疲労。そのしんどさが実に伝わってくる。特に子供達に対して見せた弱さ。相当動揺していたのが見て取れる。それだけ素直に心の内を表せたのも、メリーポピンズのおかげだったのではなかろうか。
そして元気な子供達。不思議な体験をして、すぐに父親に聞かせたいと言うのは、子供だからこそなのだろう。そしてどこの国の子供も、こうして可能性、不思議な体験を素直に受け入れる心のゆとりがあることに羨ましさを感じる。きっと日常生活に疲れ果ててしまっている社会人に対して、もっと楽しく過ごそうと伝えてくれているのだと思う。
マイケルの姉ジェニーは、ファンタビのニーナを思わせる女優。調べてみたら違う女優だった。美人はたくさんいるもの。メリー・ポピンズはネコ系美人、ジェニーは犬系美人って感じ。どちらも良い雰囲気を作っていた。そのジェニーとジャックはどうなったのだろうかと行方が気になる。
前作でもたくさんメリー・ポピンズに遊んでもらっていた感じのマイケル。そちらも見てみようって思う展開だった。
ところどころ疲労で眠気に襲われるものの、特に大勢で見せていたリズミカルなダンスや、メリー・ポピンズがおかっぱ?になってみせるミュージカル、最後に出てきた銀行のもと頭取ミスター・ドースの足芸など、音楽やそれに合わせたダンスも見応えがある作品だった。
鑑賞日:2019年2月1日
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それでは、また次回!