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映画『フォーン・ブース』電話ボックスだけで話を続けられる凄さは一見に値する

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 2021年1月4日
  • 読了時間: 3分

更新日:2月16日

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 今日は仕事始めでした。皆さんはいかがでしたか。


 さて、今日は映画『フォーン・ブース』を紹介します!


[内容]

 宣伝屋のスチューは、妻ケリーに秘密で女優志望のパムと公衆電話から連絡を取っていた。その事実を何者かに咎められ、いつも電話ボックスからパムに電話した直後にその公衆電話に電話がかかってくる。無意識で電話に出てしまったスチュはその何者かに狙われていることを知り、必死に解放してもらおうと説得を試みる。しかしうまくいかず、警察もその場にやってくる。そして辺りは騒然とする中、スチュは現場に駆け付けたケリーに浮気の事を話すのだった。

[感想]

 80分間の映画と短めであることを考慮に入れても、よく電話ボックスだけを舞台にこれだけの時間ネタを確保したものだというのが、まず最初に感じる部分。電話ボックスが舞台となるのは知っていたけれど、終始電話ボックスで物語が続いていくとは想像できていなかっただけに驚き。そしてよくそれだけの時間会話が持つものだと感心。実際、ほとんど顔の見えない相手との電話で、しかも基本的には同じことを話している。スチュは解放してくれと訴え続け、電話の男は真実を話せと言い続ける。これだけ。そしてこの間に警察や妻ケリーやパムが少しばかり姿を見せるという展開なのだから、どうしてこういうストーリーにしようと思ったのかが興味深い。

 事件を大きくするのに使ったのが売女で、いつも使っている電話だから譲ってほしいという辺りがかなり強引な展開って感じもする。なかなか興味深い。

それにしてもこのころの携帯はまだ折り畳みのややごっつい携帯電話だったのだというのは面白い。Verizonのロゴとかも出てきて、昔の自分の仕事を思い出す瞬間もあった。

宣伝屋という職業のスチュ。見るからに口から生まれてきたような男って感じで、この男のいう事を信じる人がいるのだと前半は感心したもの。しかし電話ボックスに入ってからはその時の展開はほとんど意味を持たないのだから、一体、その導入部分はなんだったのかと疑問が残る。

 そして何よりも”えっ”って感じだったのが最後。犯人は自殺したのかと思わせておいて、実は逃亡してしまうというこの展開は一体。彼は誰?ケリーの父親?年齢合わないし、自分の父親から電話がかかってきたらさすがに気付くでしょって感じだから違うのか。いいのだろうか、犯罪者が野放しにされているという展開の終わり方で。まさか続編を作ろうとしていたとかそういう話だろうか。

 それにしても電話ボックス。すっかり見かけなくなった。確意識的に街中を見ないかもしれないけれど、その部分は懐かしい感じたものです。


 鑑賞日:16年11月18日


 皆様の感想も是非お聞かせください!


 それでは、また明日!


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