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国内ドラマ『永遠の0』第3話 宮部の最期は意外なところへとつながる

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 2021年12月7日
  • 読了時間: 3分

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 一気に最終話。


 今回は、国内ドラマ『永遠の0』第3話(最終話)を紹介します。


 第2話感想→こちら


[内容]

 鹿屋基地で通信士をしていた村田の旅館に佐伯慶子と健太郎は訪れる。そして、宮部久蔵が特攻に行った直前の出来事を聞く。そこで、聞かされた事実は二人を驚かせる。そして、二人は最後の一人に宮部の最期について聞きに行くのだった。


[感想] ※ネタバレあり。ご注意ください

 宮部の最期の思いが描かれた1話。

・宮部が守ったもの

 鹿屋基地で特攻を命じられた宮部。いざ零戦に乗ろうとすると発動機の異常に気づく。その時、自分の命を守ってくれた大石に、その零戦を譲る。そこまでの戦争の中で、みんなが命を落としていく姿を見て、もっと若いものが生き残るべきと思った決断。勇気に敬服してしまう。

 その結果、生き残った大石。その意味するところがどれだけ重たかったことか。その重責をずっと背負って過ごしてきて、とうとう自分の前に孫が真実を求めてやってくる。きっと解放されたと思うのだろうなぁと思う。そしてこの心の重荷が下りた大石は、最期に松乃と宮部の元へと旅立っていったのだろうと想像する。


・松乃の窮地を救い出したもの

 戦後、子ども一人連れて、女手一人で世話をするのは楽ではなかったという。時にはヤクザに囲まれたこともあったと。そんなある時、松乃を囲っていたヤクザの一味を襲う一味がいた。松乃を囲っていた組は全滅させられる。そして、女も殺しておけと命じられる子分。その子分が刀を振り上げて、斬りかかろうとする時、松乃が清子を守りながら振り向く。その様子が、宮部の持っていた写真の時と同じとわかった子分は刃先を急遽横にそらす。そしてお金をぶちまけて、「生きろ」と言って去っていく。それが誰だったのか、松乃も大石も分からないという。しかし、慶子も健太郎もそれが、景浦だったとわかる。ここにも宮部の影があったのをしっかりと感じる。


・復興を目指す街並み

 松乃と大石が復興中の街並みを歩く。大阪の街並みということになるのだろうけれど、戦後の頑張って元気になっていこうとする街並みに見えてよかった。

 そんな大石が、戦時中は鹿児島の鹿屋にいて、慶子と健太郎は桜島を背景にフェリーに乗って鹿屋に向かう。広範囲に渡って移動して、話を聞いてきている。実に大変な作業だったと思う。 


・一番印象に残った場面は…

 大石が大阪に行く。宮部松乃を探し求めて歩き回る。そこで体わお小さくしてうずくまっている人たちを見て、大石は、宮部から受け取った外套を着る。その直後、目の前を薪を持った女の子が通り過ぎていく。向かった先には姿の女性。彼女と目が合った大石は、彼女が松乃だと分かる。松乃の目にも一瞬変化が起きる。

 その理由が後半で語られる。宮部が約束を守ったと感じたからだと言う。彼女にはそこに宮部が立っているように見えていた、と言う。その様子が彼女を救ったように感じて、涙が溢れた。


 宮部から大石へと想いが受け継がれていった1話。


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!



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