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国内ドラマ『ペンディングトレインー8時23分、明日 君と』そして彼らの未来は・・・?

更新日:4月19日

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 今回は国内ドラマ『ペンディングトレインー8時23分、明日 君と』を紹介します!


[基本情報]

 脚本:金子ありさ

 演出:田中健太

    岡本伸吾

    加藤尚樹

    井村太一

    濱野大輝

 監修:高水裕一(SF)

    出口正義(アクション)

    荒井裕介(サバイバル)

    梶海斗(サバイバル)

    幾田雅明(消防)

    川井希美(野草・薬草)

    石坂隆昌(警察)

    中澤暁雄(医療)

 音楽:大間々昴

 主題歌:Official髭男dism『TATTOO』

 製作:TBSスパークル

    TBSテレビ


[登場人物]

萱島直哉:山田裕貴

 美容師。弟が出所する日に電車事故に遭遇する。何事にもネガティブなことを言うが根は優しい。

 哀愁漂う表情が良かった!

白浜優斗:赤楚衛二

 消防士。先輩が事故で怪我を負ってしまった責任を感じている。人一倍、前を向いて活動しようと取り組んでいる。

 頼りになる存在は、最後は損な存在と感じさせる。

畑野紗枝:上白石萌歌

 高校教師。学校に消防訓練に来てくれた白浜に惚れている。

 ちょっとずつ萱島との関係が近づいていく感じとどこかもどかしい感じが絶妙。


[内容]

 萱島、白浜、畑野らはいつものように8時23分発の列車に乗って通勤していた。ところがトンネルに差し掛かったところで突如大きな衝撃が襲ってきて、列車が脱線する。そして気がつくとあたりは鬱蒼とした森の中だった。他には誰もいない、謎の土地でサバイバルが始まるのだった。


[感想]

 サバイバルであって、ラブストーリーのような作品。

・もどかしい感じがちょうど良い

 萱島と畑野。素直じゃない萱島。自分の気持ちをストレートに出している畑野。畑野は序盤は、最後の方まで基本は白浜のことが気になっている。彼のおかげで先生を続けることができたと感謝している。密かに恋心も抱いている。

 それに気づいている萱島はおとなしく白浜と、早いこと現在に帰れ、と距離を取ろうとしている。しかしいつからか、萱島が畑野のことを気にかけている。その優しさに畑野も徐々に白浜ではなく萱島へと心が移っていく。

 その感じがポヤポヤって感じで描かれているのだから面白い。決してコテコテの恋愛という感じではなく、あくまでもついでに恋愛感情も描いているという感じでいて、二人の関係がはっきりしそうでしない、もどかしい感じがこの作品の中ではちょうど良かったと思う。

 実にバランスが取れていたように思える流れだった。


・髭男の曲がマッチしている

 ドラマでいいと思う要素の一つに主題歌がある。ちょうどいいタイミングで流れ始める主題歌。この作品は主題歌が髭男の『TATTOO』。これがすごくあっていた。畑野と萱島と白浜が、次々と絶妙な状況になっているときに流れ始める「大丈夫~」の歌詞。

 今でも何かあって、大丈夫というと、髭男が流れ始めてくるほど、TATTOOは生活のど真ん中に入ってきている。実に良かった。


・サバイバルからリアルサバイバル

 ストーリーは未来に飛ばされてしまうというSFな内容。その設定自体は、素直に受け入れて、何がこの先起きるのかと言うところに注目してみると、基本はサバイバル。限られた資源をどう有効活用するか、大切に使うか。不足する前に自分たちで手に入れられるようにするか、といったサバイバルが中心。水を探し出し、食べられるものを探す。やがて自給自足の生活になっていき、結構森の中での生活に慣れていく。

 サバイバルを描きつつ、ギスギスしていた人間関係が徐々にいい方向に流れていく。損な展開が待っている。

 しかし本当のサバイバルは、その殺伐とした未来を作り出してしまった出来事が、彼らの来た世界の数年後にやってくると言うもの。

 そしてなんとか現在に戻った彼らが、世界を守るために戦おうとする、リアルサバイバルが始まる。しかし未来で経験したことなどは誰にも相手されず、この世の中を救う価値があるのか、とさえ感じ始めるという流れ。

 森の中でサバイバルしていた人たちが、最後は、本当のサバイバル。人類存続のためのサバイバルをしているという、どこまでもサバイバルがお題の作品だったと感じる。

 自分の命を守ること、さらには人類の命を守るという明確な目標に向けて、協力するようになっていく姿が嬉しくもなる作品だった。


 最終的に彼らはどうなったのだろうか、謎は残ったままなところも、また印象的な作品。


[各話感想]

 第10話(最終話) そして世界は・・・?


 皆様の感想もぜひお聞かせください!

 それでは、また次回!



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