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映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』女性を対等に!

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 2024年4月28日
  • 読了時間: 4分

更新日:2024年7月1日

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 先週の映画『カクテル』に続き、エリザベス・シューが出演している作品を鑑賞。


 今回は映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』を紹介します!


[基本情報]

 原題:Battle of the Sexes

 監督:ジョナサン・デイトン

    ヴァレリー・ファリス

 脚本:サイモン・ボーファイ

 製作:クリスチャン・コルソン

    ダニー・ボイル

    ロバート・グラフ

 音楽:ニコラス・ブリテル

 撮影:リヌス・サンドグレン

 編集:パメラ・マーティン

 製作会社:デシベル・フィルムズ

      クラウド・エイト・フィルムズ

 配給:フォックス・サーチライト・ピクチャーズ

 上映時間:122分




 

[登場人物]

ビリー・ジーン・キング:エマ・ストーン

 女子テニスプレーヤー。男子テニスと賞金が対等であるべきと訴え続ける。

ボビー・リッグス:スティーブ・カレル

 55歳の男子テニスプレーヤー。賭博依存症。ビリーにエキシビジョンマッチを申し込む。

マリリン・バーネット:アンドレア・ライズブロー

 美容師。ビリー・ジーンと親しくなる。

ジャック・クレイマー:ビル・プルマン

 全米テニス協会で男性至上主義を掲げる元テニスプレイヤー。

プリシラ・リッグス:エリザベス・シュー

 ボビーの妻。

マーガレット・コート:ジェシカ・マクナミー

 ビリー・ジーンのライバル。彼女を破ってトップに立つ。

 

[内容]

 ビリー・ジーン・キングは女子テニス会でトップを走っていた。しかし、大会の賞金が男子テニスの1/8であることに異議を唱えて、大会をボイコット。自ら新しい大会を立ち上げて、女性も同じ賞金を受け取れるべきとアピール。

 その頃、金儲けのことを考えていたボビーは、女子テニスのトッププレーヤーであるビリー・ジーンにエキシビジョンマッチを申し込むが断られる。代わりに試合を受けたマーガレットは散々な結果となり、男子至上主義に拍車がかかる結果に。

 ビリー・ジーンはボビーとの対決をすることを決め、女子テニスが対等だと示すために練習を重ねるのだった。


[感想]

 男女平等のために活動したテニスプレーヤーの作品。

・売上は8倍取れるのか?

 大会の賞金が男子テニス12,000ドル、女子テニスが1,500ドルと発表すると聞いて、ビリー・ジーンは激怒。文句を言いにジャックのところに行く。すると彼らは、「男子テニスの方が力強く、スピードもあって、面白い」と言う。

 1970年代前半のこの時代、まだまだ男女差別が強い時代だったのを感じる。個人的には女子テニスもラリーが続いて面白い、と感じているだけに、時代が違うと物事の捉え方が違ったのだろうと思う。差別の時代。

 その差別発言に対して、男子テニスの方が8倍客を呼べるのか?売上は8倍になるのか、とビジネス観点で指摘する。この指摘を受けても、考えを変えようとしないのだから、社会情勢というのは怖い。


・LGBTQの始まり

 ビリー・ジーンが女子テニス協会立ち上げ前に美容室で他の選手と一緒に髪を整えてもらっている。その時の美容師マリリンが、後日、サンディエゴの試合を観戦にくる。その夜、二人は関係を持って、それ以来、ビリー・ジーンは夫がいながら、恋人と遠征生活を過ごすことになる。

 本人は自覚がないながら、徐々にマリリンの虜になっていくが、当時はまだLGBTQを受け入れる体制はなく、周囲から何を言われるかわからないから、秘密にしておいた方がいいと助言を受ける場面も。そのうち時代が追いついてくると言う。

 男女平等のために立ち上がり、さらにLGBTQの問題にも注目させるきっかけを作った人物なのかな?と思うと、世界は広い。いろんな人の努力の結果、今の社会ができているのだと感じる。


・実力伯仲?

 現役女子トッププレイヤーのビリー・ジーンと現役は引退しているであろうボビーとのエキシビジョン。現役女子の方が体力あるし、勝って不思議ではないと思う。それでも、周囲はボビーが勝つと信じている。これも差別的な視線なのか。

 結果的にはビリー・ジーンの完勝で終わったわけだけれど、その試合の様子を見ていると、久々にテニスの大会を観戦したくなった。そろそろ全仏オープン?観戦しようかなと思った。


 歴史を変えていく人というのは信念が強いものだと感じる作品だった。


 鑑賞日:2024年4月28日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


 
 
 

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