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映画『インベージョン』ウィルス飛来!

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 2024年2月25日
  • 読了時間: 4分

更新日:2024年7月5日

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 タイトルから想像するに、ホラー?


 今回は映画『インベージョン』を紹介します!


[基本情報]

 原題:The Invasion

 監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル

 脚本:デヴィッド・カイガニック

    ウォシャウスキー兄弟

 原作:ジャック・フィニイ『盗まれた街』

 製作:ジョエル・シルバー

 製作総指揮:ロイ・リー

       ダグ・デイヴィソン

       スーザン・ダウニー

       スティーヴ・リチャーズ

       ロナルド・G・スミス

       ブルース・バーマン

 音楽:ジョン・オットマン

 撮影:ライナー・クラウスマン

 編集:ハンス・フンク

    ジョエル・ネグロン

 製作会社:ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ

      シルバー・ピクチャーズ

 配給:ワーナー・ブラザース

 上映時間:99分



[登場人物]

キャロル・ベネル:ニコール・キッドマン

 精神科医。

ベン・ドリスコル:ダニエル・クレイグ

 医者でキャロルと親しい友人。

オリバー:ジャクソン・ボンド

 キャロルの息子。

スティーブン・ガレアーノ:ジェフリー・ライト

 ベンの友人。血液の分析を手伝う。


[内容]

 スペースシャトルが爆発する。落下物は汚染されていたという。それ以来、人類に異変が起き始める。キャロルは少しずつ周りの人たちが変化していくことに気づく。ハロウィーンの時に見つけた皮膚をベン経由でスティーブンに分析してもらうと、ウィルスだと言う。さらに分析をした結果、寝ると発症するウィルスだと分かる。

 キャロルは元夫のタッカーにウィルスをかけられてしまうのだった。


[感想]

 未知のウィルスから逃れる作品。

・感情を表に出してはいけない

 街ゆく人たちの様子が不自然になっていく。どこか虚な感じで、遠くを見ている人たちが増えてくる。そんな中をキャロルは出かけていく地下鉄に乗る。乗客たちは皆、表情が死んでいる。ところが、その中の一人が、感情を出してはいけない。奴らに気づかれると助言。実は、そこの車両に乗っていた人たちは皆、ウィルスに感染していない人々。捕まらないようにしている。

 こんな感じで何度かキャロルに対して、助言してくれる人が街中にいる。自分たちが感染していないというのを演じ続けるというのもかなりしんどそうだけれど、キャロルに助言してくれた人たちはその後、どうなったのか。


・眠ってはいけない

 一度、ウィルスに感染してしまうと、後戻りできない。寝てしまったら発症するという。この情報がどこから発覚したのか、街中でもそのような話が出ている。

 キャロルは元夫タッカーにウィルスに吹きかけられて、ほぼ感染している。それで必死に眠りを堪えている。それでも耐えきれず、一瞬眠りに落ちる時がある。あのウィルス、一体どれくらいの時間寝落ちするとアウトなのか。

 自分はあっという間に眠りに落ちてしまうため、このウィルスに感染したら、即刻発症してしまいそう。寝てしまいそうな時、どう凌ぐのがいいのかな。


・争いのない世界

 ウィルスに感染すると、人間の姿をしながら、中身はウィルスに支配される仕組み。とある人物もウィルスに感染してしまう。彼曰く、我々は人類と違って同志を殺さない。平和な世の中になるという。だから、我々と一緒になれと、キャロルに迫る。

 争いがなくなる、それだけ聴いたら、そっちの方がいいと感じた。しかし、なぜかそうなることに容易に同意できないものを感じる。何か前提がおかしいように思えてしまう。

 自分というものを奪われて、争いがなくなる、ということが違和感なのだろうか。争いは無くなっても平和ではない、と感じたのかもしれない。

 どちらが良いのか。ウィルスに半ば操られているようになりながら争いがなくなるのと、自分であり続けるために、争いが起きるのと。考えさせられる。


 ウィルスに感染する恐怖よりも、ウィルスたちがもたらしたかった世界に関して考えさせられる作品だった。


 鑑賞日:2024年2月25日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


 
 
 

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