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小説『虚像の道化師』サイコ系展開が集まる
こんにちは、Dancing Shigekoです! 五輪をめぐる世論の動きが賑やかになってきているようです。難しい局面をどのように舵取りしていくのか、傍観することしかできないものでしょうか? さて、今回は小説『虚像の道化師』を紹介します! [内容] 第一章 幻惑す 里崎がクアイの会の取材をしてた時、第五部長が五階から飛び降りするのだった。 第二章 透視す 名前を当てるホステス アイ、湯川もその力に脱帽していた。しかし後日、彼女は死体となって発見される。 第三章 心聴る 脇坂睦美は耳鳴りに悩まされていた。そんな中、部長の早見が自殺する。その後、特に進展もなく1ヶ月が経過するのだったが。。 第四章 曲球る 男の妻が仙台へ、葬儀のために出かけていく。その連絡を受けて、考え事に耽りながら運転をしていると何かにぶつかるのだった。 第五章 念波る 御厨籐子が待望の新作ミステリ読んでいたところに春菜がやってくる。そして何か思うところがあって双子の若菜に電話して欲しいと言う。 後日、若菜は血を流して死亡しているのが見つかるのだった。 [感想]...

Dancing Shigeko
2021年6月27日読了時間: 2分
小説『真夏の方程式』湯川と少年の物語
こんにちは、Dancing Shigekoです! カリフォルニアでは、コロナの規制緩和が進み、ワクチン接種者はマスク着用が必須ではなくなった。またイベントなどの規制も緩和されたという。果たしてどのくらい、もとの状態になるのでしょう。動向が気になります。 さて、今回は小説『真夏の方程式』を紹介します! [内容] 夏の暑い日、湯川は海底開発の討議会に出席するために玻璃ヶ浦に向かっていた。電車の中で揉め事を起こしている少年を見かける。湯川は討議会に出席後、泊まった宿にその少年もいた。一緒に行動する機会が増える二人の前に、草薙と内海が現れ、事件の捜査を始めるのだった。 [感想] 夏の暑い季節に起きた一つの事件。その中心人物が実は恭平だったと言うのがあまりにも壮絶。そして、十六年も前の出来事に遡って事件解決の真相に近づいていくと言う展開が、長い歴史を見たと言うか。登場人物の過去を見たと言うか。とても長い年月の経験をしたような気がした。そしてそれぞれが抱える苦しい過去、言えない過去、それを暴こうとしているのではなく、単に思いを叶えてあげたいと言う行動

Dancing Shigeko
2021年6月16日読了時間: 2分
小説『聖女の救済』三者三様の捜査で真実を見抜く
こんにちは、Dancing Shigekoです! 笹生選手が全米女子OPで優勝しました。最年少タイ記録となる19歳11ヶ月での優勝。日本人選手では記憶に新しい渋野日向子に次ぐ三人目のメジャー制覇。日本人ゴルファーの活躍が楽しみになります。 さて、今回は小説『聖女の救済』を紹介します! [内容] 義孝と綾音はライフプランを練っていた。その時、義孝は赤ちゃんをそろそろ欲しいと口にするが、綾音はその考えに賛同できずにいた。その日は宏美、猪飼夫妻を招いて出産祝いパーティをしていた。 綾音は実家に帰ると言って一足早くパーティを切り上げていた。その数日後、義孝が死んでいるのが発見される。捜査には草薙、内海が入るが意見が割れて、独自に捜査を進めていく。さらに内海から事件を伝え聞いた湯川も独自に調べていくのだった。 [感想] 湯川と草薙と内海と。それぞれがそれぞれの考えで捜査を進めて行くという展開がまた面白い。協力というよりは各自の力という感じの作品だった。 読了日 :2018年5月1日 皆様の感想も是非お聞かせください! それでは、また明日!

Dancing Shigeko
2021年6月7日読了時間: 1分
小説『容疑者Xの献身』犠牲の代償は何だったのか
こんにちは、Dancing Shigekoです! 岡山市で二条大麦の収穫がピークを迎えています。今年の夏に備えてビールの準備が進みそうです。 さて、今回は小説『容疑者Xの献身』を紹介します! [内容] 石神はお隣さんの靖子が働くお弁当屋でお弁当を買うのが習慣になっていた。その靖子のところに見慣れない男がやってきた。彼は靖子が別れた元夫 富樫だった。富樫は靖子の部屋にまで押しかけてくるのだった。靖子は富樫にお金を渡して、追い返そうとしていた時に、靖子の娘の美里が富樫の頭を鈍器で強打してしまう。起き上がって迫ってくる富樫を、首を締めて殺害してしまう。 石神は何か不穏なことが起きているのを察知して、靖子の家に訪れる。そして靖子が富樫を殺害してしまったことを知る。石神はなんとかすると言って、安心させる。 事件の捜査に当たった草薙は、靖子が完璧なアリバイがあり、湯川に捜査協力を依頼する。湯川にとって石神は大学の同期で、再会を懐かしむのだった。 [感想] ガリレオシリーズ、初の長編作品。 湯川が天才と認める石神。その彼の犯罪を暴くことになっ

Dancing Shigeko
2021年5月29日読了時間: 2分
小説『予知夢』ガリレオ第二弾
こんにちは、Dancing Shigekoです! 沖縄に緊急事態宣言が発令される動きが出ている。期間は6月20日まで。果たして既に緊急事態宣言が出ているところはどうなるのでしょう。 さて、今回は小説『予知夢』を紹介します! [内容] 第一章 夢想る 男は夢で見ていた窓から部屋に侵入。そしてレミにやっと会えたと手を出そうとしたときに、扉が開き、銃を向けられ逃走する。彼は小学生の頃の書いた相合い傘の相手の家に侵入したというのだった。 第二章 霊視る 長井清美は、細谷忠夫と食事していた。2人の関係を小杉にそろそろ伝えないといけない、とこぼす清美を見て、細谷がその役を買って出る。ところが小杉は留守で代わりに友人の山下が留守番していた。山下に呼ばれ、小杉の家で宴会をしていた細谷は、窓の外に清美を見た。ところが、翌日、清美は自宅の部屋で死んでいるのだった。 第三章 騒霊ぐ 草薙は姉 百合からの依頼で、神崎弥生の相談を受けていた。夫が失踪したという。彼の行きそうな高野ヒデのところに行くと、高野は数日前に亡くなっているのだった。 第四章 絞殺る...

Dancing Shigeko
2021年5月20日読了時間: 2分


小説『秘密』本当の秘密は誰にも語られず
こんにちは、Dancing Shigekoです! デジタル庁法案が成立しました。これで、だいぶ日本のITインフラが変わっていくのでしょうか。期待したいです。 さて、今回は東野圭吾作品 小説『秘密』を紹介します! [基本情報] 著者: 東野圭吾 出版社: 文春文庫 出版年: 2001年 ページ数: 452ページ [登場人物] 杉田平介 自動車部品メーカー勤め 39歳。 本作品の主人公。心の動きが細かく描かれていて、感情移入しやすかった。 杉田直子 平介の妻。実家に帰るバスが事故に遭い、命を落とす。しかし、魂が娘に宿る。 娘の体で人生をやり直す姿がうらやましく感じられた。 杉田藻奈美 平介の娘、小学5年生。母と実家に帰るバスが事故に植物状態になる。意識を戻したときには、母 直子の魂が宿っていた。 バスで事故に遭う、誰にでも突如やってくるかもしれない惨劇。事故は年齢問わず起きると言う非情な世界の犠牲者の一人。見た目は小学生の彼女が中身は母親、まるでコナンって感じてしまった。 [内容] 杉田平介の妻 直子は娘の藻奈美を連れて、従

Dancing Shigeko
2021年5月12日読了時間: 4分
小説『ガリレオの苦悩』新たに内海が加わり、湯川は次々と解決する
こんにちは、Dancing Shigekoです! プロ野球は着々と進んでいます。広島が連敗していて、少しずつ順位を下げているのが残念です。ここからの巻き返しに期待です。 さて、今回は小説『ガリレオの苦悩』を紹介します! [内容] 第一章 落下る 飛び降り自殺が起きた。しかし他殺の可能性も浮上し、草薙が新人の内海も加えて捜査にあたる。捜査協力を求められた湯川は、仮説があるのならばまずは実験して検証してみよと伝え、協力を拒むのだった。 第二章 操縦る 湯川の恩師宅でパーティが開かれる。恩師が中座して母屋へ行くと火事が発生する。現場に居合わせた湯川は事件について、事情聴取されるのだった。 第三章 密室る 湯川は友人の藤村が経営するペンションに来ていた。彼のペンションで起きた密室事件について調査するのだった。 第四章 指標す 捜査の一環でダウジングを使って犬の死体遺棄場所を見つける女性がいた。その証言を聞いて内海から聞いて興味を示した湯川は、実際に彼女にあってみるのだった。 第五章 撹乱す 湯川が事件の捜査に協力していることが何者かに漏れる

Dancing Shigeko
2021年5月2日読了時間: 2分
小説『探偵ガリレオ』科学の力で事件解決
こんにちは、Dancing Shigekoです! 週末の夜、いかがお過ごしですか。 今日は小説『探偵ガリレオ』を紹介します! [内容] 第一章 燃える 若者たちが集まって話が盛り上がっていると、その中の一人 良介の髪が燃えるのだった。なぜ、彼の髪は突如燃えたのか。その謎を解くために帝都大学 物理学助教授の湯川は、友人である刑事の草薙からの相談を受けて、華麗に解決していく。 第二章 転写る 中学校の文化祭に精巧にできたデスマスクが展示されていた。その出来の良さに、草薙は湯川のところに、相談にきていた。湯川は現場に足を運び、その作り方を謎解きしていくのだった。 第三章 壊死る 高崎邦夫は不自然な姿勢で湯船の中で死亡していた。一体、何が起きたのか、湯川は颯爽と事件を解決していく。 第四章 爆ぜる 海岸で遊んでいると、沖で火柱が上がる。どのようにして爆発が起きたのか。科学を駆使して湯川が解き明かす。 第五章 離脱る 上村の息子 忠弘は家から出られない生活を送っていた。しかし、彼の描く絵には重要な事件のヒントが隠されていた。動けない彼がどのよ

Dancing Shigeko
2021年4月23日読了時間: 2分


小説『恋のゴンドラ』個々の物語が一つの流れを作り出す
こんにちは、Dancing Shigekoです! この休日は溜まっている新聞を一気に片付け中です。 さて、今日は東野圭吾作品 小説『恋のゴンドラ』を紹介します! [基本情報] 著者:東野圭吾 出版社:実業之日本社 出版年:2019年 ページ数:330ページ [登場人物] 橋本美雪 建設会社で勤める。広太の恋人。 広太 建設会社で勤める。美雪と交際しているが、桃実と浮気する。 桃実 化粧品売り場で働く。広太に恋人がいることを知らずに交際する。 山本弥生 化粧品売り場で働く、桃実の同僚。 日田栄介 ホテルの飲料部で勤める。女性との縁に恵まれない。 このキャラ、どこか伊坂幸太郎の”陽気なギャングが地球を回す”に出てくる人物のオーラを持っていた。 月村春紀 ホテルで勤める。日田、水城の後輩。 水城直也 ホテルで勤める。日田の親友。女性にすぐに手を出す。 木元秋菜 ホテルで勤める。水城と交際している。 土屋真穂 ホテルで勤める。月村と結婚する。 [内容] ゴンドラ 広太は桃味と里沢温泉スキー場に旅行に来ていた。ゴンドラに

Dancing Shigeko
2021年4月10日読了時間: 4分
小説『沈黙のパレード』様々な思いが交錯する
こんにちは、Dancing Shigekoです! 会社を出た時には雨が降り、電車を降りる頃には雨が止んでいた。家までは傘なしで帰ることができたのはありがたいです。 今日は東野圭吾著 小説『沈黙のパレード』を紹介します! [内容] ナミキヤの一人娘 並木沙織が行方不明になってしばらく時が経っていた。そして遠く離れた静岡の火事現場で遺体になって見つかる。草薙は事件を担当することになった。なぜならそこには草薙が過去に逃してしまった蓮沼が容疑者として挙がっているからだった。 事件の捜査を進めるが、決め手が見つからないまま半年が経つ。沙織の実家がある街では、パレードが行われようとしていた。そこに蓮沼が現れる。そして事件は意外な方向へと展開していくのだった。 [感想] 東野圭吾作品で、ガリレオシリーズ。 前半で語られるちょっとしたエピソード。そこにはいろんな含みがあり、後半でその繋がりが明らかにされていく。 いろんな人物が現れ、明らかに怪しい人物も多数。そこに湯川が加わり、少しずつ事件の真相に近づいていくという展開は、飽きを感じさせない展開。非常

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2021年4月6日読了時間: 1分


小説『魔力の胎動』羽原円華の力が人を動かす
こんにちは、Dancing Shigekoです! 今日は最高の桜日和でした。 今日は東野圭吾作品 小説『魔力の胎動』を紹介します!『 ラプラスの魔女 』 の前日譚です。 [基本情報] 著者: 東野圭吾 出版社: 株式会社KADOKAWA 出版年: 2018年 ページ数: 316ページ [登場人物] 工藤ナユタ: 鍼灸師。高齢の師匠から引継ぎ鍼を打つようになった顧客からの相談に乗って、困りごとを解消するきっかけを作り出す。彼自身にも触れられたくない過去があるが、ある事件解決を機に向き合う。 鍼灸師(しんきゅうし)と言う職業が中心人物の作品を読むのは、初。固定の顧客がいて、全国に出向いていくと言う仕事の仕方を知ることができたのは発見。彼自身の過去の出来事は、”ラプラスの魔女”でも触れられていたのか、その部分が気になりました。 羽原円華: 開明大学医学部脳神経外科の羽原教授の娘。スキージャンプの選手 坂屋の研究をしていると言う北陵大学 筒井准教授を通じて、ナユタとも知り合う。その出会いをきっかけにナユタの顧客の困りごとを解決するために

Dancing Shigeko
2021年3月27日読了時間: 5分


小説『白銀ジャック』雪山を巡る思惑
こんにちは、Dancing Shigekoです! 一年に50冊は小説を読みたいと言う目標を持っているのですが、今までのところは25冊程度が最高。今年はこれで2冊目です。 今日は東野圭吾作品 小説『白銀ジャック』を紹介します! [登場人物] 根津昇平 新月高原スキー場のパトロール隊。滑走禁止エリアを滑るものには容赦しない。滑走禁止エリアを滑る連中の一人に瀬利千晶がいた。そこから彼らは何度かゲレンデで会うことになっていく。 爆弾事件を一人ででも解決したいという正義感が強く、時に無茶をする。ボードの腕前は上級だが、1年前の事故以来、滑るのを控えていたが、今回の事件で再びボードを手にする。 藤崎絵留 根津と共にパトロール隊。スキーの腕前は超一流。千晶の従兄弟に一目惚れされるほどの美人。しかし彼女には意中の人が? 瀬利千晶 スノーボードクロスの選手。新月高原スキー場のクロス大会に参加するために、シーズン山に籠もって練習に励もうとするが、新月高原スキー場のクロスのコースができてなく、悔しがる。従兄弟の一人 快人が藤崎に一目惚れして、つなぎ役を仕方

Dancing Shigeko
2021年3月13日読了時間: 3分
小説『ルーズベルト・ゲーム』社会人野球を盛り上げる
こんにちは、Dancing Shigekoです! 毎日予想外の出来事があって、飽きが来ないです! 今日は小説『ルーズベルト・ゲーム』を紹介します! [内容] 青島製作所の野球部監督 村野が辞任する。成績が低迷する野球部を存続させる必要があるのか、経営陣からは疑問が投げかけられる。青島会長の一言で一年の延命が決まる。そして新監督選びが進む。三上部長は無名の大道監督を連れてくる。 部員は新しい監督を快く思っていなかったが、徐々に彼の考え方を理解し、チームとして力を発揮していくのだった。 [感想] 主人公が誰か?それが非常に分かりづらい、それだけ現実社会はいろんな人の細やかな活躍で成り立っていると感じさせる作品。野球部では沖原の存在が中心に見えなくもないけれど、犬彦や猿田、さらにマネージャーに徹している古賀、三上部長とか。大道監督も最初は注目される扱いで登場したけれど、途中からはチームの成果という形でのみ登場している感じだった。 一方、青島製作所の経営という点では、細川、笹井が中心で、そこに青島会長、さらには後半登場する城戸社長と、ジャパ二

Dancing Shigeko
2021年3月5日読了時間: 2分
小説『神の子どもたちはみな踊る』春樹ワールド短編
こんにちは、Dancing Shigekoです! 年度末です、子供は学年末テストに向けて最後のスパート中です。 さて、今日は小説『神の子どもたちはみな踊る』を紹介します! [内容] 六つの短編からなる一冊。 UFOが釧路に降りる 小村は休みを使って北海道・釧路に届け物に行く。そこで知り合った女性と夜を共にする。 アイロンのある風景 順子は三宅さんの家で焚き火を見ていた。焚き火を見ながら自分を見つめるのだった。 神の子どもたちはみな踊る 善也は自分が神の子だと言われて育った。しかし、その信仰を捨てると決めて飛び出していくのだった。 タイランド さつきはニミットのエスコートで一週間タイでの休暇を楽しんでいた。案内された老婆に言われた言葉の意味を考えながらタイの最終日を迎えるのだった。 かえるくん、東京を救う 片桐は家に帰ると、そこに大きなかえるが待っていた。東京を救うためにミミズと一緒に戦ってほしいと頼まれるのだった。 蜂蜜パイ 淳平と高槻と小夜子は学生時代に知り合う。やがて淳平が想いを寄せていたが、高槻と小夜子が結婚。ところが

Dancing Shigeko
2021年2月24日読了時間: 2分
小説『ようこそ、我が家へ』日常に潜む闇
こんにちは、Dancing Shigekoです! 朝から雨が降っています。しっかりとした雨足。駅までの道のりは大変かもしれません。 さて、今日は池井戸潤作品『ようこそ、我が家へ』を紹介します! [内容] 倉田は駅でマナーの悪い男性に注意をした。それがきっかけで男から尾けられる。その日の帰りは撒いたと思って安堵するが、翌朝、花壇のダリアが踏み荒らされているのを見て、愕然とする。その後もストーカー被害が続いていく。 仕事の方では相模ドリルからの納品された二千万円分のドリルの在庫が合わないとトラブルが発生していた。 倉田は公私ともに問題に見舞われながら、解決の糸口を模索していくのだった。 [感想] これまでの池井戸潤作品のビジネス中心の内容からはやや異なり、日常生活に潜む闇にフォーカスした作品。たくさんの人の中で自分は通りすがりだというその流れがとても印象的で、どこかすっきり終わった感がないのは、あまりにも現実の自分の生活とリンクしているからなのだろうと感じた。 読了日 :19年5月9日 皆様の感想もぜひお聞かせください! それでは

Dancing Shigeko
2021年2月15日読了時間: 1分
小説『祈りの幕が下りる時』加賀の母の過去が明かされて行く
こんにちは、Dancing Shigekoです! 緊急事態宣言が一部解除される可能性が出てきました。順調に感染が減ってきていると言うことでしょうか。 さて、今日は東野圭吾作品、加賀恭一郎シリーズ 小説"祈りの幕が下りる時”を紹介します! [内容] 荒川の河川敷で焼死体が見つかる。 捜査に当たった加賀と松宮。身元を調べて行くと1人の男が挙がってくる。その人物について調べて行くと、徐々に加賀の母親とのつながりが見えて行くのだった。 そして事件が解決に向かうに連れ、加賀の母親の過去が明かされて行くのだった。 [感想] 加賀恭一郎シリーズ、最新刊。これまでの一連の加賀シリーズから、家族の過去が語られるようになった今回の作品は、どこか加賀シリーズの終わりを告げているようにも感じられる。警視庁に戻ったという事実もまた、そういう含みを感じずにはいられない。加賀の母親を知る男の焼死体。もちろん、すぐにそれが加賀の母親を知る男とは繋がらないのだけれど、この展開が実に読み応えがあった。12の橋の謎、そこに行き着くまでの浅居博美の回想。それぞれの話の見せ方

Dancing Shigeko
2021年2月6日読了時間: 1分


小説『いま、会いにゆきます』驚きの結末
こんにちは、Dancing Shigekoです! トヨタが5年ぶりに世界販売台数が世界一に返り咲きました。日本の企業が世界をリードしているのは嬉しいものですね。 さて、今日は小説『いま、会いにゆきます』を紹介します! [登場人物] 秋穂巧 本作品の主人公。行動が一つ一つ、独自の感覚でされる。本人はそれを欠陥と考え、半ば諦めている。 秋穂澪 巧の妻、一年前に病気で亡くなる。亡くなる前に雨の季節に戻ってくると言い残し、そして実際に雨の季節に戻ってくる。真面目な性格。 秋穂佑司 巧と澪の息子で6歳。そうなの?というのが口癖。 ノンブル先生 17番公園にいる、巧の話を親身になって聞いてくれる老人。薄汚れた犬 プーと生活している。 [内容] 澪は雨の季節に戻ってくる、そして雨の季節の終わりとともにお別れをする、そう言い残してこの世を去った。 そして一年、雨の季節がやってきて、澪が約束通り戻ってきた。その奇跡のような出来事は、夢か現実か?巧と佑司は戸惑いながらも澪が戻ってきたことを喜んでいた。記憶を失っていた澪に巧は出会いからこれまでの出来事

Dancing Shigeko
2021年1月28日読了時間: 3分
小説『麒麟の翼』子を思う父親が残したもの
こんにちは、Dancing Shigekoです! また夜が冷え込んできました。朝も雪がちらつき、冬を感じます。 さて、今日は小説 東野圭吾作品 加賀恭一郎シリーズの『麒麟の翼』を紹介します! 劇場版の感想もぜひ→ こちら [内容] 日本橋、麒麟像のところで青柳武明が死亡しているのを、派出所の警官が発見する。直後、容疑者 八島冬樹が見つかるが逃走中に交通事故に遭い、重体になる。捜査本部は八島の快復を待ちながらも、犯人と断定していた。しかし、日本橋署の加賀は殺された青柳、重体の八島の身辺を聞き込みしていく中で、真犯人に迫っていくのだった。 [感想] 早い段階から登場している人物の中に真犯人がいると言う展開。この手の展開は読んでいて、そう言うことだったのか、と楽しめる。 一方で、死んでしまった人物を思うと何か辛いものだなぁって思う展開だった。父親の存在、不器用で決して納得の行くことのない親子関係を描いている。死んでしまったら、その人物を悪人に仕立て上げるのが、どんなに簡単なことか。死人に口無し。みんな醜いって感じてしまう。...

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2021年1月19日読了時間: 2分
小説『新参者』個々の出来事が繋がっていく
こんにちは、Dancing Shigekoです! 今日は図書館に行きました。緊急事態宣言が出ると、図書館もまた閉館してしまうのでしょうか。心配ですね。 さて、今日は東野圭吾作品 加賀恭一郎シリーズ『新参者』を紹介します! 前作の感想はこちら→ 赤い指 [内容] 日本橋署に異動した新参者の加賀は人形町で聞き込みをしていた。事件と直接関係がなさそうなことを熱心に調べて回っていた。 その頃、日本橋署では殺人事件の捜査本部が設置されていた。捜査に参加した警視庁の上杉は、噂を聞いてた加賀の捜査の様子を見て、失望していた。 しかし、加賀の捜査の結果が、事件の真相に近づけていくのだった。 [感想] 9章からなる本作品。個々の章では、加賀が一つの小さな出来事を解決していく。そこには、その出来事に関わる人たちの細やかな物語があって、一章毎に読み終わると心温まるものを感じる。 そして、最後の章で、殺人事件の操作が行われていることが描かれる。そこまでの八章の出来事が少しずつ繋がっていく。時系列も多少の前後があって、それがまた面白い。...

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2021年1月10日読了時間: 2分


小説『マスカレード・イブ』ホテルの日常と事件が交差する
こんにちは、Dancing Shigekoです! 今年最強の寒波が年末年始に日本を襲うということで、雪が気になります。皆様のところはいかがでしょうか。 さて、今日は東野圭吾著『マスカレード・イブ』を紹介します! [登場人物] 新田浩介 警視庁捜査一課の刑事。八王子南署に設置された特捜本部で、生活課の警官 穂積理沙と組んで事件の捜査にあたる。独自の鋭い視点で事件解決の糸口を導き出し、上司、先輩からも頭の切れる奴と認められている。 山岸尚美 ホテル・コルテシア東京のフロントクラーク。ホテル・コルテシア大阪の開業に伴い、ヘルプで大阪に長期出張している。彼女の持ち前の観察力が、事件解決の手がかりになる。 穂積理沙 八王子南署生活課の警官。八王子南署に設置された特捜本部に駆り出されて、新田と共に捜査に当たることになる。バカにされていると感じ、ホテル・コルテシア大阪では意地になって聞き込みを続ける。その甲斐あって、山岸尚美から気になる話を聞くことに成功する。 [内容] 山岸尚美は大阪にオープンしたホテル・コルテシア大阪のフロントクラークとしてヘル

Dancing Shigeko
2020年12月30日読了時間: 4分
徒然なるままに独り言、感想をアップしていきます!
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