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  • 執筆者の写真Dancing Shigeko

小説『真夏の方程式』湯川と少年の物語

更新日:2023年11月17日

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 カリフォルニアでは、コロナの規制緩和が進み、ワクチン接種者はマスク着用が必須ではなくなった。またイベントなどの規制も緩和されたという。果たしてどのくらい、もとの状態になるのでしょう。動向が気になります。


 さて、今回は小説『真夏の方程式』を紹介します!


[内容]

 夏の暑い日、湯川は海底開発の討議会に出席するために玻璃ヶ浦に向かっていた。電車の中で揉め事を起こしている少年を見かける。湯川は討議会に出席後、泊まった宿にその少年もいた。一緒に行動する機会が増える二人の前に、草薙と内海が現れ、事件の捜査を始めるのだった。


[感想]

 夏の暑い季節に起きた一つの事件。その中心人物が実は恭平だったと言うのがあまりにも壮絶。そして、十六年も前の出来事に遡って事件解決の真相に近づいていくと言う展開が、長い歴史を見たと言うか。登場人物の過去を見たと言うか。とても長い年月の経験をしたような気がした。そしてそれぞれが抱える苦しい過去、言えない過去、それを暴こうとしているのではなく、単に思いを叶えてあげたいと言う行動、伝わらなかった思い、そう言ったものがとても重たく心に響く作品だった。さらに玻璃ヶ浦と言う観光名所、海の綺麗な土地の苦難というのが妙に現実的で。そう言った綺麗な海に行って見たいと言う気持ちも湧いてくる作品だった。湯川の全てを見通している行動が実に印象的な作品。


 読了日:2018年5月26日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


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