雑誌:日経ものづくり 2026.10月号 開発期間、事故分析、エネルギー転換――ものづくりを自分事で考える

こんにちは、Dancing Shigekoです!
今回は雑誌『日経ものづくり 2026.10月号』をピックアップ!
自動車の開発期間、鉄道事故の原因分析、エネルギー転換。どれも技術や業界の話だけれど、読んでいるうちに自分の仕事や生活にもつながってきた一冊。
・50カ月かかっていたことの方が長すぎたのでは?
「日産、開発期間を30〜37カ月に短縮」という記事が気になった。
自動車の開発には、もともと50カ月ほどかかっていたという。それを30〜37カ月まで短縮するという話だった。
各メーカーが開発期間の短縮にかなり力を入れていることを知った。また、自分の業界とは開発期間の長さそのものがかなり違うことも分かった。
ただ、読んでいて一番気になったのは、意思決定を早めることが主な短縮策だという点だった。
それで20カ月近く短くできるのなら、そもそも50カ月という期間が長すぎたのではないか、とも思ってしまう。
もちろん、試験や製造など、物理的にどうしても必要な時間はあるはずだ。一方で、自分の仕事でも、物理的に必要な時間とは別に、意思決定待ちで延びている時間はあると思う。
開発期間を短縮するという話を読んで、単純に作業を急ぐのではなく、どこに「待ち時間」があるのかを見ることが大切なのかもしれないと感じた。
・事故原因を一つに決めつけず、分解して考える
「東武『スペーシアX』4人死亡事故 原因究明の焦点となる4つのポイント」という記事も印象に残った。
記事では、カーブの先を見通す第二の見張り員の動き、除草作業中だったのか歩行移動中だったのか、安全を示す合図が出た理由、被災した作業員がなぜ逃げ場のない場所にいたのか、という4つのポイントが挙げられていた。
興味深かったのは、事故の原因を一つに決めつけず、いくつかの観点に分解していたこと。
これは事故に限らず、仕事で問題が起きたときにも大切な考え方だと思う。
「これが原因だ」と最初から一つに絞るのではなく、関係しそうな要素を分けて、一つずつ確認していく。
原因分析をするときには、こういう姿勢を意識したい。
一方で、不思議だったのは、論点がここまで整理されているのに、記事掲載時点ではどれも不明のままだったことだった。
情報がすぐに出てこないのは、組織風土の問題なのか。想定外の事故で調査する担当や体制を決めるのに時間がかかっているのか。それとも、何か表に出しにくい事情があるのか。
実際のところは分からない。
ただ、論点が見えているのに答えが出てこないことで、いろいろな可能性を考えてしまった。
・エネルギーが変われば、ガソリンスタンドも減っていく?
「『掘る』から『つくる』時代へ 地政学リスクが追い風に」という記事も気になった。
石油輸入への支障をきっかけに、日本がエネルギーを自らつくる方向へさらに進んでいくという内容だった。
これまでも新しいエネルギーをつくるための技術は研究開発されてきたと思う。それが、外部環境の変化によってさらに加速していきそうに感じた。
自分が気になったのは、技術そのものより、最終的に生活へどんな影響が出るのかというところだった。
今乗っている車を近いうちに買い替えなければならないとは思っていない。自分が生きている間は、大きな変化を気にしなくてもいいのかもしれない。
それでも、国を挙げて開発を進めれば、想像しているより早く生活が変わる可能性もある。
ガソリン車が減っていけば、ガソリンスタンドも少しずつ減っていくのだろうか。
エネルギーという大きなテーマも、最後は車やガソリンスタンドといった身近な風景につながってくる。
今回読んだ3つの記事は、それぞれ違うテーマだった。
ただ、自動車の開発期間からは自分の仕事の意思決定を考え、事故原因分析からは問題を分解する姿勢を学び、エネルギー転換からは将来の生活を想像した。
ものづくりの記事を技術の話だけで終わらせず、自分の仕事や生活に置き換えて考えられた一冊でした!
それでは、また明日!



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