雑誌:『Newton 2026.7月号』南極、サイコロ、ChatGPT――思い込みが崩れると見えてくるもの


こんにちは、Dancing Shigekoです!
今回は雑誌『Newton 2026.7月号』をピックアップ!
南極の景色、人類最古のサイコロ、ChatGPTの東大入試。それぞれ違う話題なのに、自分の中にあった前提が少しずつ崩れていくのが印象に残った一冊。
・真っ白だと思っていた南極に「血の滝」
南極の「血の滝」という記事が気になった。
名前も見た目もかなりおぞましい。真っ白な南極大陸の一部にあるテイラー氷河から、赤い水が流れ出している。
その正体は、鉄分を多く含む塩水らしい。空気に触れることで水酸化鉄ができ、それが赤く見えるのだという。
仕組みも興味深いけれど、一番驚いたのは見た目の異様さだった。自分の中では、南極はどこまでも真っ白な世界というイメージだっただけに、そこに赤い滝があるというのが意外だった。
自然には、まだまだ知らない景色があるのだと感じる。
実際に南極まで見に行きたい、という発想にはならなかったけれど、写真だけでも十分に印象に残る景色だった。
・ユーラシアより古いギャンブル文化
人類最古のサイコロについての記事も面白かった。
北アメリカの先住民は、12000年前からギャンブルをしていたという。しかも、ユーラシア大陸よりも6000年も歴史が長いらしい。
ここが一番意外だった。
四大文明といえば、ユーラシア大陸やアフリカ大陸にある。だから、文明の発展という意味では、アメリカ大陸よりもユーラシア大陸の方が先を進んでいたようなイメージを持っていた。
それなのに、ギャンブルのような遊びの歴史では北アメリカの方が古い。文明の進み方と、人が楽しむ文化の生まれ方は別なのかもしれない。
そこから、少し飛躍してアメリカンドリームまで連想した。
一攫千金を狙うような発想は、もしかするとこうした古い文化の延長線上にあるのだろうか。
もちろん、本当に歴史的につながっているのかは分からない。ただ、12000年前のギャンブルから現代のアメリカを想像してみるのは面白かった。
・答えのある問題でAIと競う必要はあるのか
「ChatGPT 東大入試『トップ合格』」という記事も気になった。
これを読んで最初に思ったのは、生成AIと知能そのもので争おうとしても無理があるのではないか、ということだった。
人間が、記憶量や処理速度でAIに勝てるとは思えない。特に、答えがある問題については、これからAIが人間を上回っていくのは明らかだと感じる。
そうなると、人間がAIと同じ土俵で競い続ける意味はどこにあるのだろう。
自分が人間に残ると思っているのは、答えのないことを考える力や、創造力を発揮するところだ。
AIより多く覚えることや、速く答えることを目指すのではなく、そもそも何を考えるのか、何を作るのか。これからは、そういう部分の方が大切になるのではないかと思う。
今回の『Newton』では、ほかにも医療機器の最前線など興味深い記事があった。
ただ、特に印象に残ったのは、自分が当たり前だと思っていた前提が崩れた3つの話だった。
南極は真っ白だけではない。文明が先に進んでいた地域が、すべての文化でも先行していたわけではない。そして、人間が知能で優位に立ち続けるという前提も、生成AIの登場で変わりつつある。
思い込みが崩れると、その先にまた新しい疑問が生まれる。そんな面白さを感じた一冊でした!
それでは、また明日!
コメント