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漫画『まんがで身につく幸福論』自ら動くことで見える幸福のカタチ

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 9月16日
  • 読了時間: 3分
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 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 視点を広げてみる。


 今回は漫画『まんがで身につく幸福論』を紹介します!


[基本情報]

 著者:小川仁志

 まんが:シニオテルヤ

 出版社:あさ出版

 出版年:2016年

 ページ数:189ページ


[登場人物]

内海祐季

 本作品の主人公。出版社で雑誌編集者として働いているが社会問題の記事を扱えず辞めようと考えている。

霧山修一

 内海の先輩編集者。アランの『幸福論』を引用して内海を諭す。


[内容]

 内海は編集者としてやりたかった仕事がまったくできず、会社を辞めようと考えていた。そんな中、先輩の霧山から聞いたアランの『幸福論』の言葉と、取材に行った年配女性の姿を見て、少しずつ仕事に対する姿勢に変化が起き始めるのだった。

[感想]

 アランの『幸福論』をマンガで学べる一冊。

・幸せは待っていてもやってこない

 Chapter3でクワガタを熱心に取りに行く小学生を取材する内海。最初のうちは生意気な小僧と思っていた。しかし、彼と一緒にクワガタを取りに行くのを取材しているうちに、自分も小学生の頃、校内新聞を作るために自ら動いていたことを思い出す。

 与えられたのを待つのではなく、自ら動いていたら自然と幸せな気持ちになるという例。

 何かに対してモヤモヤしている今の状況を見た時に、自分自身も受け身になっているのではないか、と考えさせられる。

 

・意志なくして幸せなし?

 Chapter2で科学者の取材が取り上げられる。賞を受賞したのに謙遜、大した話が聞けないと内海がご立腹。しかし外堀を埋めていくうちに、彼が友人の死がきっかけで新薬研究に集中するようになったという。

 強い意志なくして、成功、幸せは得られない、という内容。この強い「意志」。自分には絶対的にこの部分が不足していると感じる。友達の死をきっかけに、とか何か、きっかけを待っているような自分がいる。受け身だからきっかけが見つかっていないのか。

 もっと自分を追い込まないとダメか?と感じる。ぬるま湯に浸かっていたのでは、と感じる。


・幸福は連鎖する

 Chapter6では内海は同期・小林麻央が結婚すると聞いて、苛立っている。世渡り上手と考える内海は、素直に麻央を祝えないでいた。しかし幸福というのは連鎖するもの。不幸になれと周りが思っていたら、不幸になるし、幸福を素直に祝福していたら、自然と自分にも幸福が訪れる。

 結局、気持ち次第で周りの見え方は変わってくるというのを感じる。幸福を祝福できる気持ちがあれば、自然と自分から発せられるオーラもプラスになるということなのだと思う。

 

 全部で6つのchapter、ここで紹介した以外の内容もなるほどと感じる一冊だった。


 読了日:2025年9月15日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!



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