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書籍『誰も教えてくれない計画するスキル』計画の質が仕事の成果を変える──プロジェクトの本質に迫る一冊

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 以前目次紹介した一冊。→こちら

 

 今回は書籍『誰も教えてくれない計画するスキル』を紹介します!


[基本情報]

 著者:芝本秀徳

 出版社:日経BP社

 出版年:2017年

 ページ数:239ページ


[内容]

 プロジェクトとは何かを説明し、詳細な計画の流れを説明する。



[感想]

 実務経験があると、自分の業務と比較をしやすい一冊。

・プロジェクトの目的を再確認

 プロジェクトとは、分かりやすく言えば、独自性(やったことない)、有期性(期限がある)、決められたスコープ(やらないといけない範囲が決まっている)の要素を掛け合わせてできているもの。

 そのため、計画を立てても予定通りに進むというのは難しいことで変更が発生するのは当然のことと考えておくべし。

 ポイントは仕事で計画を立てるというときに、プロジェクトの計画を立てるなら、プロジェクトがどんなものかを理解して、計画を立てることが大切ということ。

 不確定要素がない計画を立てることもあるような気がするが、こういうのはどういう扱いなのか。


・プロジェクトの位置付け

 あまり意識したことがなかったこと。プロジェクトとは、戦略の翻訳者。戦略を実現するために、複数のプロジェクトが存在している。会社の戦略を翻訳していると考えるとすごく大きなことをしているのだという感じが伝わってくる。

 これまでなんとなくプロジェクトを終わらせてきたけれど、結構、会社の戦略に貢献していたのだったのかなと思うと少し誇りが持てる。


・いかにリスクヘッジ

 プロジェクトをする上で大事なことは不確定要素をいかに潰していくか。そのためには不確実性を無くすために、

 1.不確実性そのものをいかに無くすか(どのように進めるかがある程度筋道が整備されているなど)


 2.不確実性をいかに小さくしていくか(この工程は問題なくこなせるというレベルに噛み砕けるか)

 3.衝撃に備えるか(不確実なことが発生してしまった時のバックアップやリスクヘッジを取れているか)

 が大切と。不確実性に対して3の取り組みばかり意識していたけれど、1や2、特に1の発想は少なかったように感じる。いかに仕組みで不確実性をなくしていくか、というのは大切な考え方。


 計画というのは目標が明確になっていて、そこを分解し、いかに不確実性を減らすようにできるか、というのがポイントであり、そのためにはプロジェクトとは何かを理解することが大切と感じる一冊だった。


 読了日:2025年6月2日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!




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