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書籍『虚学のすすめ』文学に未来はあるのか?

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 9月11日
  • 読了時間: 2分

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 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 学習系をしばらく進めてみる。


 今回は書籍『虚学のすすめ』を紹介します!


[基本情報]

 著者:白石良夫

 出版社:文学通信

 出版年:2021年

 ページ数:205ページ


[内容]

 文学のあり方について著者の意見が語られる。

[感想]

 期待していた内容とは違ったと思う一冊。

・虚学とは

 学んだことが直接社会の役に立つ学問を実学。この対象に学んだことが直接社会に役立つかわからない学問を虚学と説明している。本書は大学で文学を専攻した著書の話。文学、哲学は巨額という観点で話が進んでいる。

 ちょっと自分の想像していた内容とは違ったかも。学べども学べども身につかないのは、なぜか?と言った観点で、その学びのことを虚学。しかしそれでもいいのだよ、的な結論の書籍なのだと思っていたので、出足はだいぶ想定外。


・基礎学と図書館

 この書籍のポイントは基礎学は軽視されがちではないのか、ということのよう。文系分野に限らず、理系分野でも基礎学は利益を生み出さないからどうしても軽視されがちということに警鐘を鳴らしたかったのだと思われる。

 また図書館に対しても、予約待ちの本は、書店で手にとって身銭を切って買うべきなのではないか、という意見を紹介している。この意見は分かるような気がした。予約して一年も待ってから読んでいたのでは鮮度が落ちる。それであるなら、書店でささっと購入がいいというのは同感。


・印旛沼開発と佐倉藩

 この書籍は実用書というよりは、文学解説書であって、実用書特有の太字はない。各節で淡々と著者の見解が語られていく形式。

 タイトルの中で印旛沼開発に関するものがあった。少しだけ読み進めてみると、どうやら印旛沼に関する記事。小学生の頃は、地元の沼ということで地域の歴史の中で学んだ記憶がある。その記憶を刺激してくれそうな文があるということが興味深い。ただ、今じっくり読むタイミングとは違ったので斜め読み。この部分だけは将来読み進めてみたいと思った。


 興味深そうな内容も見つけられる一冊だった。


 読了日:2025年9月11日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!



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