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書籍『大人のための国語ゼミ』国語を学ぶ

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 2月2日
  • 読了時間: 2分

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 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 大人でも勉強を。


 今回は書籍『大人のための国語ゼミ』を紹介します!


[基本情報]

 著者:野矢茂樹

 出版社:山川出版社

 出版年:2017年

 ページ数:285ページ


[内容]

 相手のことを考えて文章を整理する。事実なのか考えなのか区別した上で文章を考える。ただいたずらに話すのではなく言いたいことを整理すること意識し、文章はきちんとつなげる。幹を捉える、主張する根拠を示せるようにし、相手の発言には的確に質問をする。

 そして時には反論する。

 これらの基礎を学ぶ。

[感想]

 国語を学び、文章のありたい姿を意識させてくれる一冊。

・基本を忘れてはいけない

 文章が相手に伝わるか。それは相手の立場になって考えることから始める必要がある。小学生に話す内容を大人に話すのと同じレベルで話しても、前提条件が違う。といった基本的なことをまず念頭に置いておきましょうということ。

 この文章を、このことを伝える相手はどのくらいの情報を持っているのだろうと想像して、その不足している箇所を補いながら話す、書くようにすることが大切という基本を忘れてはいけないということを再認識。


・事実か考えか

 物事を伝えるときに、その伝える内容が事実なのか、考えなのかどちらなのか、自分自身が明確に持っておく必要がある。事実であるならば、その事実の出所を把握しておく必要があるし、考えならば、それは憶測なのか、意見なのか、どちらを話しているのかを理解しておく必要がある。

 文章は話し言葉を聞いた時に、この観点を持っておくと、この言っている内容は事実を伝える、考えを伝えているといった切り分けができて良いと感じた。

 

・質問の種類を

 何か新しい情報を聞いて、もっと知りたいときにするのは、情報の問い。

 相手の言った内容が理解しきれない時にするのは、意味の問い。

 相手の意見に納得するためにするのは、検証の問い。

 問いといってもいろんな視点の問いがあるということを知っておくことで、今自分はどんな問いをしようとしているのか、その答えを引き出せる問いになっているのか、と考えるきっかけになると感じる。

 ただなんとく質問しているよりも有意義に質問することができるようになりそうと思う発見。


 国語を学ぶ、何歳になっても大事なことだと思う一冊だった。


 読了日:2025年2月1日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!



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