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書籍『バズる文章教室』目次紹介

更新日:2021年9月23日


 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 IOCコーツ氏が来日しました。いよいよ五輪の予定が決まります。


 さて、今回は書籍『バズる文章教室』の目次を紹介します!


[基本情報]

 著者:三宅香帆

 出版社:サンクチュアリ出版

 出版年:2019年

 ページ数:299ページ


[目標]

 バズる文章がどんなものかを知る


[目次]

Chapter1 バズるつかみ どうすれば、振り向いてくれる?

 良心的釣りモデル しいたけの誘引力

          最初に意味不明な言葉を放り込む

 未解決疑問モデル 星野源の未熟力

          問いを共有する

 質問一般化モデル 佐々木俊尚の身近力

          徐々に話の花を開かせる

 嵐の前モデル 村田喜代子の展開力

        日常から非日常に展開させる

 時制変更モデル 森鴎外の寄添力

         最初にしつこく「これは記憶だ」と伝える

 対にしてみるモデル 北原白秋の配合力

           ふたつのものを並べて始める

 炎上回避モデル 山崎ナオコーラの冒険力

         あらかじめ自分を関係者から外す


Chapter2 バズる文体 どうすれば、心を開いてくれる?

 5音9音ぶつ切りモデル 村上春樹の音感力

            読みたくなるリズムを使う

 曖昧共感モデル かっぴーの弱気力

         曖昧さを残す

 会話割り込みモデル 林真理子の強調力

           カギカッコの中でお芝居をする

 名詞留めモデル 綿矢りさの簡潔力

         語尾をぶった切る

 過剰口語モデル 三浦しをんの台詞力

         口語をより口語らしくする

 仮名8割モデル 向井邦子の柔和力

         ひらがなで印象を変える

 硬質筆致モデル 井上都の冷静力

         感情を見せない

 接続詞省略モデル 恩田陸の快速力

          つなぎ言葉を隠す

 壁ドンモデル 橋本治の豹変力

        突然、口語になる

 人柄調節モデル 上橋菜穂子の親身力

         読点でテンポを操る

 フィルターモデル 永麻里の代弁力

          身近な人のエピソードを使う

 ゆっくり語りモデル 開高健の実直力

           思いを、不器用に、全部並べる

 映像記録モデル 司馬遼太郎の撮影力

         カメラだけで書く

 対照的造語モデル 三島由紀夫の対比力

          でこぼこする言葉を使う

 主観バリバリモデル 谷崎潤一郎の気分力

           「どう感じているか」をくっつける

 ヨガ文モデル 紫原明子の息継力

        段落で、呼吸を整える

Chapter3 バズる組み立て どうすれば、楽しんでもらえる?

 妄想上昇モデル 秋元康の裏切力

         オチでひっくりかえす

 結末省略モデル 江戸小噺の小粋力

         あえて、みなまで言わない

 同意先行モデル 高田明の視点力

         「あるある」から話しはじめる

 倒叙ミステリーモデル さくらももこの配慮力

            オチを先に書いてしまう

 フォロー先行モデル こんまりの豪語力

           アンチに対するフォローを入れておく

 主張進化モデル 齋藤孝の更新力

         言いたいことを、言い換える

 配役固定モデル 上野千鶴子の一貫力

         言いたいことのセンターを決める

 譲歩逆説モデル 塩谷舞の先読力

         今までの考えを、自分でくつがえす

 感情一般化モデル 有川浩の共感力

          「百人中百人の同意見」を挟む

 長調短調モデル 藤崎彩織の旋律力

         心の流れをスイッチする

 擬人化代弁モデル 武田砂鉄の錬金力

          向こうサイドに感情移入する

 重ね合わせモデル 山極寿一の置換力

          特殊な経験を、一般的な経験とだぶらせる

 永世中立モデル 岸政彦の中立力

         綺麗事と現実を、交互に出す

 元さやモデル 日本人の悲哀力

        理想から現実に引き戻す

 段階的説明モデル 滝本哲史の要約力

          徐々に連想させる


Chapter4 バズる言葉遊び どうすれば、思い出してくれる?

 片仮名強調モデル 俵万智の合図力

          カタカナで注目させる

 共通言語投入モデル 松井玲奈の国民力

 万人に通用する例を出す

 意味拡大モデル J・K・ローリングの超訳力

  「引用言葉」を拡大解釈する

 虚構現実往復モデル 阿川佐和子の声掛け力

 突然、読み手に話しかける

 過剰造語モデル 宮藤官九郎の激化力

盛りまくる

 一文はずしモデル よしもとばななの意味深緑

突然、変なことばを使う

 二人称語りかけモデル 山田ズーニーの一対一力

  当事者意識を持たせる

 余韻増幅モデル 岡本かの子の言い残し力

  最後の一文を、情景描写で締める

 違和感モデル ナンシー関の警告力

 批判は自分のためにしない

 白い肌雪のモデル ビジネス書の隠喩力

大人語を「子ども」の気持ちで言い換える

 緊張と緩和モデル 又吉直樹のかぶせ力

「真面目」と「脱力」を組み合わせる


[注目ページ]

P.156

 思いがけない展開が、面白さをうむ

 そうと分かっていても思いがけない展開を作り出すのが難しいもの。次はコツを探してみたい。


[全体感想]

 著名人のブログを紹介し、そこに含まれるテクニックがまとめられている。参考になる内容があると感じる。


[振り返り]

 この本を借りた頃、ちょうど”恋はDeepに”のMr.エニシもバズれと言って動画を配信していた。そこでバズると言う意味をなんとなく理解。アンテナが張られていた証拠だろうか。


 皆様の感想もぜひお聞かせください。


 それでは、また次回!



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