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書籍『ストーリーで学ぶ戦略思考入門』目次紹介

更新日:2021年9月23日


 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 今日は久しぶりに雨だったように思います。梅雨明け間近だったら良いのですが、どうなのでしょう。


 さて、今回は書籍『ストーリーで学ぶ戦略思考入門』の目次を紹介します!


[基本情報]

 著者: グロービス経営大学院

 執筆: 荒木博行

 出版社: ダイヤモンド社

 出版年: 2013年

 ページ数: 221ページ


[目標]

 仕事に活かせるフレームワークを一つ発見する


[目次]

第Ⅰ部 戦略分析のための「フレームワーク」を理解する

 基本の習得なくして応用なし

 3Cで全体を大きく捉え、5つの力とバリューチェーンで業界や企業を具体的に考えていく

第1章 仮説思考力を進化させる-3C分析

ストーリー 家庭教師派遣会社の営業マネージャーの悩み

理論 3C分析を実践で使うポイント

   3C分析の原点は大前研一氏

   3C分析は、買い手と提供者をマクロ・ミクロの視点で分析していく行為

   市場分析: どう細分化するかの勝負

   顧客分析: 「5つの力」を丁寧に読み解く

   競合・自社分析: 視点を絞ってから考える

   3C分析は進化させてこそ価値がある

   データは「ある」ものではなく「自分で調べる」もの

   初期仮説立案こそ、ミドルリーダーの役割

解説 地に足のついたリアリティのある3C分析を行う

   3C分析に取り組む姿勢は「最後の1枚」に表れる


第2章 業界の構造を読み解く -5つの力分析

ストーリー 部品メーカーの営業担当者の悩み

理論 「5つの力」とは業界の儲かりやすさを分析するために開発されたツール

    意味のない「5つの力」を量産しても時間の無駄

   「5つの力」を考えるための5つのステップ

   ステップ① 市場定義

   ステップ② 事実の記載

   ステップ③ 脅威レベル

   ステップ④ 業界構造把握

   ステップ⑤ 今後の戦略立案

   代替品・新規参入の分析は入念に

解説 「5つの力」の本質的な使い方を考える

   「どの市場で自分は戦っているのか」から考え抜く

   フレームワークによって「見えないことを見る」努力をする


第3章 顧客にとっての「価値の流れ」を設計する-バリューチェーン分析

ストーリー 健康食品メーカーの経理課長の悩み

理論 バリューチェーン分析は企業内部の各機能の流れ・つながり方に着目した分析

   バリューチェーンにはいくつかのレベル感がある

   顧客価値を起点にステップを踏んで考える

   ステップ① 顧客価値の理解

   ステップ② 行動ベースの分解

   ステップ③ 支援活動の定義

   ステップ④ 比較対象を定義する

   ステップ⑤ 事実やデータを洗い出す

   ステップ⑥ 示唆を考える

   「進むべき方向性」を描いていなければ、単なる「効率化」のための分析で終わってしまう

   裏側に「流れるもの」考察しないバリューチェーン分析は危険

解説 バリューチェーン分析の落とし穴を避ける

   バリューチェーンの全体像を考える


第Ⅱ部 戦略の「パターン」を理解する

 極めて普遍的なポーターの「3つの基本戦略」

 「利益」=「価格」ー「コスト」が全て

第4章 意味のある「差」をつくれるか? ー差別化

ストーリー 大手焼肉チェーンのエリアマネージャーの悩み

理論 「差別化」という言葉が日常化しつつある時代の差別化

   差別化を考えるための「外側」と「内側」という2つの側面

   「売り文句」を絞り込む

   顧客にとってそれは「重要」なことか?

   それは競合と「差がある」か?

   差別化のキモは「組織能力」にあり

   組織能力は意図的に育てるもの

   「外側」と「内側」との対話ですり合わせる

解説 真の差別化戦略のために

   差別化の「幻想」に陥らない

   「外側」と「内側」の結節点であるミドルリーダーは機能しているか?


第5章 規模の経済はどうすれば実現できるか? ーコストリーダーシップ

ストーリー 食品容器メーカーの資材調達担当課長の悩み

理論 コストリーダーシップのアプローチ

   【コラム】「範囲の経済」とは「シナジー」のこと

第6章 どうすれば顧客を絞り込めるか? ー集中戦略

ストーリー 中堅フィットネスクラブのマーケティングマネジャーの悩み

理論 「ナンバー1」ではなく「オンリー1」を目指すことが集中戦略の本質

   局所的市場における限定的なニーズに対応する

   顧客にニーズを聞いても意味はない

   「狭い」からこそ、市場の広がりが見える

   「強み」と「ビジョン」に整合していることは大前提

   変化をあらかじめ織り込んでおく

   それを大好きな人が、機動的に身軽に動ける組織であるか?

解説 絞った顧客の「用事の広がり」を見出す


第Ⅲ部 戦略キーワードを理解する

第7章 顧客の高い要求にどこまで対応すべきか?ーイノベーションのジレンマ

ストーリー 法人向け英会話スクールの営業担当者の悩み

理論 優良企業だからこそ失敗する構造とは

   ジレンマに陥らないための視点①:「顧客」の過剰満足を追求していないか?

   ジレンマに陥らないための視点②:「代替品」を「脅威として対応」していないか?

   ジレンマに陥らないための視点③:仮説思考で考えているか?

解説 過剰満足の罠を回避するために

   現場の頑張りがかえって傷を広げる

第8章 成長期からは衰退期に行くしかないのか?ープロダクトライフサイクル(PLC)

ストーリー 大手旅行代理店のまー担当者の悩み

理論 製品・サービスの栄枯盛衰の4ステージ

   ステージごとに彩るべき戦略の定石がある

   PLCのステージは「市場の広がり」をどう定義するのか次第

   意外に「感覚的」な市場規模

   ライフサイクルの「曲線」を予想するための「5つの力」分析

   成熟期ひ欠けがちな戦略議論の機会

   成熟期の大きな壁は、ミドルリーダーの「具体化能力」の衰えにある

解説 戦うべき市場の認識を組織内で揃えることから始める

   ミドルリーダーが思考停止せず具体的に考える


第9章 リソースをどう配分すべきか?ープロダクト・ぽーのふおり・マネジメント(PPM)

ストーリー 商社人事担当者の悩み

理論 PPMは、複雑な企業経営の全体像を一目で感覚的に理解するためのツール

   PPMはキャッシュ(賃金需要x資金獲得)の概念から成り立っている

   どのハコひ分布されているかによって、取るべき戦略が決まる

   ① スター:相対シェア高x市場成長率高

   ② 金のなる木:相対シェア高x市場成長率低

   ③ 問題児:相対シェア低x市場成長率高

   ④ 負け犬:相対シェア低x市場成長率低

   PPMの限界を理解する

   ① プロダクトライフサイクルに起因する限界

   ② 経験曲線に起因する限界

   ③ 分析単位に起因する限界

   ④ 着目点がキャッシュに限定されていることに起因する限界

   実務においては、「見えないこと」を理解したうえで活用する

解説 課題を浮きぼりにするための2軸をじっくり選ぶことが重要

   マトリクスを活用して経営の全体像をシンプルに表現してみる


第10章 戦略立案のスピードをどう高めるか?ーPDCA

ストーリー 大手損害保険会社現地法人部長の悩み

理論 PDCAサイクルの経営レベルでの考え方

   戦略立案のアプローチには、意図的戦略と創発的戦略の2種類がある

   環境変化度合いに応じて、あるべきPDCAのスタイルも変わる

   "ある程度検討したら、素早く始めて、さっさと失敗する"

   創発的戦略のPDCAは、「仮説」と「発見」を取り込んだもの

解説 これからのミドルリーダーは、「走りながら考える」行動様式を身につけよう


[注目ページ]

p.215

 昨今の勢いのある新しい産業では、スモールスタートを切って顧客評価からの学習を重ねながら徐々に完成モデルに近づけるという、まさに「走りながら考える」スタイルが定着しています。

 これは、このブログでも活用できる考え方。まずは分析をしていこう。


[全体感想]

 ケーススタディがあり、そこから解説が展開されていく一冊。マーケティングの教科書として使えそう(しっかり読んでいないので感覚)な一冊。

[振り返り]

 マーケティングを学ぶときに戻ってきたい一冊。


 皆様の感想も是非お聞かせください!


 それでは、また次回!


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