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映画『陰陽師』平安時代らしさを味わう

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 2021年11月12日
  • 読了時間: 3分

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 山口県秋芳洞の鍾乳洞がLEDの影響で緑色になっている。思わぬところで影響が出るもの。


 さて、今回は映画『陰陽師』を紹介します!


[基本情報]

 監督:滝田洋二郎

 脚本:福田靖 / 夢枕獏 / 江良至

 製作:東北新社 / TBSテレビ / 電通 / 角川書店 / 東宝

 配給:東宝

 上映時間:116分


[登場人物]

安倍晴明:野村萬斎

 陰陽師。

 実に雰囲気があっていたように思う。


源博雅:伊藤英明

 晴明と親しくする。笛を美しく吹く。祐姫に想いを寄せる。


道尊:真田広之

 陰陽頭。敦平親王に呪をかける。


青音:小泉今日子

 不老不死で150年前から帝を見守っている。


祐姫:夏川結衣

 籠の中でいつも博雅の笛を聴いている。


[内容]

 藤原元方は敦平親王が誕生し、帝がさらに力をつけるのを嫌い、道尊の力を借りる。敦平親王に呪をかけるが、安倍晴明が解く。その後も帝を殺そうと、祐姫を操って攻撃を仕掛ける。そこでも晴明の妨害にあった道尊は、征夷大将軍を呪縛から解き放ち、自らに力を取り込んで帝を殺しにいく。そこを三度、晴明が立ちはだかる。

[感想]

 平安時代の陰陽師の活躍を描く。

・陰陽師の存在が溶け込んでいる世界

 奇妙な術で紙を人に変えたり、蝶を人の姿に見せたり、見えないものを見えるようにしてみたり。そんなことをする陰陽師が普通に生活の中にいる。その陰陽師がもっといろんな術を見せるのかと想像していたけれど、意外とおとなしい。どちらかというと派手さはなく、術を遠隔で唱えて、人を操ると言った地味な見せ方。安倍晴明もぶつぶつとつぶやいて、特殊な術を見せるものの、手のひらから火を出すと言ったものがないものなのだと知った。

 術を唱えている姿は、「孔雀王」を思い出させてくれて、違った角度から楽しむことができた。


・美しき平安の衣装

 誰というわけではなく、全員が平安時代の衣装で、味わい深い。中でも、雰囲気が出ていたのは文句なし、安倍晴明こと野村萬斎。一方、源博雅役の伊藤英明は現代風の顔に見えてしまって、ちょっと浮いているように感じてしまう。

 青音の衣装も平安時代の豪華が感じられたが、異常に顔が白いのが、やや死人っぽく感じた。不老不死で長く生きているから、血の気が引いてしまったのか、と思ってしまう血色の悪い表情だったのが、印象に残った。


・平安京の朱雀門

 道尊が呪を解き放ち、朱雀門で待つ守衛たちに取り憑かせる。瞬く間に、朱雀門が戦場とかしてしまう。塀が四方にあって、朱雀門の前に広場がある場所に鬼とかした守衛たちがなだれ込んでいく様子はなんとも不気味だった。

 一方、晴明の住まいは、実に立派な庭で、縁側でのんびりしている晴明の様子が羨ましかった。


 鑑賞日:2021年11月12日


 皆様の感想も是非お聞かせください!


 それでは、また明日!



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