映画『ヒックとドラゴン』ドラゴンは敵ではない!
- Dancing Shigeko

- 4 時間前
- 読了時間: 4分

こんにちは、Dancing Shigekoです!
IMAXで再上映されていたので鑑賞。
今回は映画『ヒックとドラゴン』を紹介します!
[基本情報]
原題:How to Train Your Dragon
監督:ディーン・デュボア
脚本:ディーン・デュボア
原作:クレシッダ・コーウェル
製作:マーク・プラット
アダム・シーゲル
製作総指揮:デヴィッド・ケイン
ディーン・デュボア
クリス・サンダース
ダグ・デイヴィソン
ロイ・リー
マイケル・コノリー
音楽:ジョン・パウエル
撮影:ビル・ポープ
編集:ワイアット・スミス
製作会社:ユニバーサル・ピクチャーズ
ドリームワークス・アニメーション
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ
東宝東和
上映時間:125分
[登場人物]
ヒック:メイソン・テムズ
バイキングの首領の息子。
アスティ:ニコ・パーカー
若手バイキングでトップ・スレイヤーに一番近いとされる女性。
ストイック:ジェラルド・バトラー
バイキングの首領。
[内容]
ヒックは村を襲ってくるドラゴンを一緒に倒したい、と考えていた。しかし彼はドジばかり。みんなが襲撃してきたドラゴンと戦っている時、ヒックも自分の開発した装置で、誰も姿を見たことがないという、ナイト・フューリーを仕留める。
誰にも信じてもらえず、彼は翌日、明るくなってから落ちていったナイト・フューリーを探し出す。トドメを刺そうと思ったが、逃してしまう。
その後、気になって再び様子を見にいくうちに、ナイト・フューリーが懐くようになる。
そこで習得したドラゴンとの付き合い方を、バイキングになるための訓練でも発揮して、ヒックの評判は徐々に変わっていくのだった。
[感想](※ネタバレあり)
小説などの予備知識なしで鑑賞。
ヒックが村からドラゴンを守るために奮闘する作品。
・ドラゴンを知ることで
ヒックはおっちょこちょい。何をしてもヘマばかり。そんな彼が自前の道具でナイト・フューリーを倒す。そのドラゴンの様子を見にいこうと森へ入っていき、自分の道具が放ったロープで身動きが取れなくなっているナイト・フューリーを見つける。
その場でトドメを刺そうとするものの、懇願してきているように見える視線に躊躇。そして逃す。
その後、ナイト・フューリーにもう一度会いに行って、少しずつ慣れていく。たんぽぽの花が苦手であることを知って、その知識を訓練で活かす。喉元触れると懐いてくることを学んで、訓練で活かす、と言った感じで誰もがドラゴンを倒すことに夢中になっているのに、ヒックは訓練ではドラゴンを鎮めることでクリアしていく。その様子が認められてトップ・スレイヤーの称号を手に入れている。
ナイト・フューリー相手に学んだことを他のドラゴンでも活用してみようと思うあたりが、ヒックのすごいところなのだと思う。ドラゴンは敵ではなく、単に自分たちの身を守っているだけなのだと歩み寄る姿勢をもっている。どんな生き物に対しても公平な姿勢を保てるあたりがヒックの性格。みんなに好かれる理由なのだと感じる。
・聞く耳を持たない人たち
しかし、そんなヒックの姿勢を受け入れない父親。ドラゴンを見たら殺すもの、そういう意識で見ているからトップ・スレイヤーとして称号を得る最後の訓練で、ドラゴンを手なづけようとするのを見て、怒り狂う。
人間は言葉というツールがあるのに、相手の話を聞こうとせず一方的に決めつける。そして思い通りにならないと切り捨てる。非常に野蛮な生き物だと感じずにはいられない。
争いが絶えないのは、どうすることもできないものなのか。
・現実は甘くない
最終的にはヒックのスタンスが認められて、ドラゴンたちが村を襲ってくる原因を作っている大ボス的なドラゴンとみんなで対決している。そしてなんとか倒す。その戦いの中でヒックは被弾。炎の中に落下していく。
その後の結末が実に印象的。この手の作品はみんなが生き残ってハッピーというのが王道だけれど、この作品はちょっと違った。
ヒックが助かるという点では無難な展開なのだけれど、その助かり方が決してハッピーとは言い切れない感じだったのがとても印象に残る。
そんなに現実は甘くない、というのを感じさせる。何かを得るためには失うものもあるという現実を見せつけられたような感じだったのが、とても心に残る。それだけに自然な結末と感じられて、よくできている作品だと感じた。
ヒックがドラゴンとの共生の道を切り開いていくのが印象的な作品だった。
鑑賞日:2025年11月23日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
[関連ブログ]



コメント