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  • 執筆者の写真Dancing Shigeko

映画『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』ローハンを守れ!

更新日:2022年10月29日



 こんにちは、Dancing Shigekoです!

 IMAX最高!


 今回は映画『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』を紹介します!


 前回作品感想→ロード・オブ・ザ・リング


[基本情報]

 原題:The Lord of the Rings: The Two Towers

 監督:ピーター・ジャクソン

 脚本:フラン・ウォルシュ

    フィリパ・ボウエン

    ピーター・ジャクソン

 原作:J・R・R・トールキン

 製作:ピーター・ジャクソン

    バリー・M・オズボーン

    フラン・ウォルシュ

 製作総指揮:マーク・オーデスキー

       ボブ・ワインスタイン

       ハーヴェイ・ワインスタイン

 音楽:ハワード・ショア

 主題歌:エミリアナ・トリーニ『ゴラムの歌』

 撮影:アンドリュー・レスニー

 編集:マイケル・J・ホートン

 製作会社:ウィングナット・フィルムズ

 配給:ニュー・ライン・シネマ

 上映時間:179分


[登場人物]

フロド・バギンズ:イライジャ・ウッド

 力の指輪を手に入れたホビット。仲間を守るため、サムと二人でモルドールを目指す。

 指輪の力に洗脳されている感じが伝わってくる演技。

サムワイズ・ギャムジー:ショーン・アスティン

 庭師のホビット。フロドの支えになっている。

 フロドのことは理解してあげるのに、ゴラムのことは嫌悪し続けているのが意外。

ピピン:ビリー・ボイド

 フロドと従兄弟関係にあるホビット。オークに連れ去られてしまうが、自力で脱出。

 今回はお調子者にとどまらず、エントを刺激した頭脳プレイが印象的だった。

メリー:ドミニク・モナハン

 ホビット。ピピンと共に連れ去られる。アイゼンガルドのサルマンをなんとかしたいと考えているけれど、何もできない無力さを悔しんでいる。

 ピピンといいコンビになりつつあるのがいい。

ガンダルフ:イアン・マッケラン

 バルログとの戦いの末、白の魔法使いとなって戻ってくる。

 サルマンのように見える瞬間があった。

アラゴルン:ヴィゴ・モーテンセン

 イシルドゥアの末裔。ピピンとメリーを救い出すためにオークを追いかける。

 足跡からピピンたちの行動を推測していくあたりは探偵のようだった。この世界でも探偵がいる!?

レゴラス:オーランド・ブルーム

 エルフの兵士。アラゴルンと共にピピンとメリーを救い出すために行動。

 盾をスライダーにして階段を下っていくシーンと、ワーグのロープを掴んで背中に乗る動きあたりはさすがエルフって感じ。

ギムリ:ジョン・リス=デイヴィス

 ドワーフの兵士。アラゴルンらと行動を共にしている。

 飛べないから、投げてくれ、というあたりがお茶目。

ファラミア:デビッド・ウェナム

 ゴンドールから来た人間の兵士。ボロミアの弟。

 何を見て、お互いが理解し合えたと思ったのか。。

ゴラム:アンディ・サーキス

 力の指輪の影響で醜い体になってしまった元ホビット族。ビルボに指輪を奪われて以来、取り返そうと狙っている。

 ふたつの表情が不気味。


[内容]

 フロドはサムと共にモルドールを目指していた。しかし、進めども同じ場所をぐるぐると回っていて道に迷っていた。そこにゴラムが近づいてきて、彼を道案内として利用していた。

 アラゴルンらはピピンとメリーを助け出すためにオークの軍団を追いかけていたが、森で見失ってしまう。そこではガンダルフと再会する。そしてローハンがサルマンに狙われていることを知り、ローハンに向かう。

 ピピンとメリーは森に逃げ込み、エントに救い出されていた。そしてエントにサルマンと戦わせようと画策しているのだった。


[感想]

 フロドとサムはモルドールを、アルゴランはピピンら救出を目指す作品。

<三つの展開>

・モルドールをひたすら目指す

 川を渡り切って、岩山エリアに入っているフロド。何度も何度も迷っている。その歩きづらそうな土地を裸足で歩いているのだから、大変。歩き続けられる気力に関心。

 ゴラムが現れ、道案内をしてもらえるようになって、岩山を抜けると今度は沼。その中に浮かぶ死体が不気味すぎて、背筋に寒気を感じる場面が続いた。そんな中にフロドが入っていくものだから、気持ち悪すぎ!

 そして門にたどり着く。その門を過ぎたら、いよいよ火山が近い。門を通っていく兵たち。その異様なまでに目の大きな人間のような人間ではないような兵が気色悪い。あれは人間だったのだろうか。それとも違った種族だったのだろうか。

 といった感じで、フロド達はひたすら進んでいく。

・逃げから攻めへ

 ピピンとメリーはオークに捕まっていたけれど、夜営で餌にされそうになっていることに気づき逃げ出そうとする。そこを通りかかるローハンの騎馬隊。混乱が生じた隙に逃げ出して森へ。のんびりとした生命体エントと出会い、サルマンを倒す相談。この辺りから単に逃げるのではなく、反撃しようとする姿勢に変わっていく。

 なかなか話がつかないエントたち。気長に様子を見ていて、出た結論はサルマンとは戦わない、という。メリーがなんとかできないか、と自分の力のなさに憤っていると、ピピンがエントに現実を見せつける作戦に出る。わざとアイゼンガルドを通らせる。それでエントが事実を知って、一気にサルマン軍に対する攻撃が始まる。

 いつの間には、反撃に転じているあたり、ピピンとメリーはいい仕事をしていた。

・サルマン軍と戦争

 ピピンたちを助け出そうと追いかけていたアラゴルンらは、ピピンたちがエントと行動をしていると知って、次なるはローハンの視察。そこでローハンの王がすっかり気力を失ってしまい、血色の悪い顔になってしまっている。ローハンの王の呪縛を解き放つことから始まり、次はサルマンの軍勢が押し寄せてくるというので、民の移動に協力。

 その途中でアラゴルンはワーグと共に崖の下に落ちてしまい、一度は死んだものと思われるような事態が起きる。

 そしてサルマン軍との対決。この辺りはドンチャンチャンバラ合戦。弓で攻撃をし、剣で戦い。かなりの被害が出ていそう。援軍に来ていたエルフの軍を率いていてハルディアも命を落としてしまうなど、ここの戦いはあまりにも規模が大き過ぎて、その中で生き残るアラゴルン、レゴラス、ギムリは特別な存在なのだなって感じてしまう。


<不思議な出会い>

・言葉を話す木 エント

 今回登場した木の精霊のようなエント。たくさん集まってきて、会議をする場面がある。そのあまりにものんびりとした感じ。長生きしていると、考えもゆっくりしてしまうみたい。いかにもって感じで、実に上手に描写された存在だったと感じる。

・ふたつの顔をもつゴラム

 今回の印象的なキャラはなんといってもゴラム。二面性を持っていて、まだホビットだった頃のスメアゴルと、指を取り返したいと考えるゴラム。このふたつの性格の見せ方がとても上手。悪い考えと、自分を信じてくれているマスターに忠実でありたいという考えが交互に姿を見せる。どっちが最終的に意思決定をしているのか、分からなくなりそうで、上手に使い分けされた表情で、印象的。

 とは言え、どんなに善良なスメアゴルの表情を見せても、ゴラムの悪い面が優っているように感じてしまうのは、あの見た目の影響のように感じる。

・ローハンのエオウィン

 今回はアルゴランに思いを寄せる女性も登場。前回、エルフの村でアルウェンと永遠の誓いをしていたアルゴラン。首飾りを大事に持っている。それを誰から受け取ったのか、とエオウィンはそれとなく質問をぶつけてみる。

 彼女の恋は実るのか。その前にこの戦いを生き延びることはできるのか。この作品に恋愛というのはややあわない感じもするけれど、エオウィンのように密かに想いを寄せるくらいだったら、実に自然でいいのかもしれない。

<中つ国を舞台に>

・サルマンが待つ塔

 前回から、軍を作るために森の伐採が始まっていたサルマンの塔の周辺。いつの間にか更地になってしまっている。地下では溶岩を使って剣を製鉄していたり、ダムが作られて川が堰き止められていたりなど、すっかり違った景色。緑があったはずなのに。

 現実の世界でこんなことしたら、自然破壊と言って、すぐにでもサルマンは弾劾されただろうに。

 結果的にはエントたちの力でサルマンは籠城することになるけれど、あの塔の周りの自然破壊っぷりが酷過ぎた。


・ローハンの城下町

 丘にあるローハンの町。決して大きくない。サルマンの軍が攻めてくるというので山奥へと避難する。その入り口には城壁。完全に袋のネズミ状態の地形にあるその城壁は、貧相な印象を受けてしまう。

 それでも軍が待ち構えているとそれなりに持ち堪えるのだから、城壁というのはすごい。こういう一方向からしか攻められないような地形が有利なのかもしれない。もっとも兵力が十分にあるときに限るだろうけれど。


・壊滅状態のゴンドール

 一方、ゴンドールのように開けたところにある城下町は、四方向から攻撃をされて、壊滅状態。至る所の城壁が崩れ落ちている。もっと城下街を作る場所は考えないといけないということ。ゴンドールの城下街も、ローハンの山奥の城壁も基本はどちらも石造りなのが、この世界の特徴なのだろう。

 やはりドラクエのように感じてしまう。


 冒険はまだまだ続くと感じる作品だった。


 鑑賞日:2022年10月8日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!



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