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  • 執筆者の写真Dancing Shigeko

映画『メイフィールドの怪人たち』日常の中の非凡を描く

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 録画してすぐに視聴、いい感じ。


 今回は映画『メイフィールドの怪人たち』を紹介します!


[基本情報]

 原題:The ‘Burbs

 監督:ジョー・ダンテ

 脚本:ダナ・オルセン

 製作:マイケル・フィネル

    ラリー・ブレズナー

    ロン・ハワード

 音楽:ジェリー・ゴールドスミス

 撮影:ロバート・スティーヴンス

 編集:マーシャル・ハーヴェイ

 配給:ユニバーサル・ピクチャーズ

 上映時間:102分

[登場人物]

レイ・ピーターソン:トム・ハンクス

 本作品の主人公。隣のクロペック家が廃屋っぽくなっていて気になっている。

 あまりにも溶け込みすぎていて、一般ピープル感がすごい。それもトム・ハンクスだから出せる色なのか?

マーク・ラムズフィールド:ブルース・ダーン

 退役軍人。レイらと一緒にクロペック家の捜索をする。

 映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のドクのようで、もっとぶっ飛んでいる感じは、この作品オリジナルな存在感だろうか。

キャロル・ピーターソン:キャリー・フィッシャー

 レイの妻。レイの休暇に湖に行きたいと思っているが、レイがだらっとしているため呆れている。

 プリンセス・レイアって結構小柄だったんだと再認識する。スター・ウォーズ以外に出演するキャリー・フィッシャーを見たのは初めてだったかも。

アート・ワインガートナー:リック・ダコマン

 レイの隣人。偶然、レイと同じタイミングで休暇を取っている。よく遊びに来る。

 典型的なぶっ飛びキャラ。こんな飛んだ発想の人はそうそういて欲しくない。

リッキー・バトラー:コリー・フェルドマン

 レイの向かいに住んでいる。ペンキ塗りをしている。

 典型的な野次馬。映画『スタンド・バイ・ミー』のイメージと変わらない感じ。

ボニー・ラムズフィールド:ウェンディ・シャール

 マークの妻。

 80年代と思わせる髪型が印象的。

ドクター・ウェルナー・クロペック:ヘンリー・ギブソン

 レイのお隣さん。著名な病理学者。

 てっきりツイン・ピークスに登場したあの人物かと思っていた。

ルーベン・クロペック:ブラザー・セオドア

 ウェルナーの弟。

 険しい表情が印象的。

ハンス・クロペック:コートニー・ゲインズ

 顔色の悪い隣人。何かに怯えているような感じがある。

 青白い表情、手入れされていない感じの髭面がいかにも何かありそうと感じさせる。


[内容]

 メイフィールド・プレースに住むレイ。休暇をとってゆっくりしようとしていたが、妻からは湖に出かけようと提案を受ける。レイはゆっくりしたい気持ちとお隣のクロペック家の薄気味悪さが気になって、それどころではないと反応する。さらに近所のアートに唆されて、クロペック家は殺人一家かもしれないと思い、実態を調べようと動き出す。

 そんな折に近所のウォルターが姿を消す。レイの家の犬が人間の骨と思われるものを掘り出してくる。こう言ったことが重なり、ウォルターはクロペックに殺されたと思い、調べようと乗り込んでいくのだった。


[感想]

 メイフィールド・プレースで展開される作品。

<郊外住民は閉鎖空間>

・どの国でも一緒なのかな

 廃屋のような、引っ越してきてから、全く手入れされていない庭で荒れ放題の壁。そういった異様な雰囲気のクロペック家。その様子に何か怪しいことが行われているに違いないと、皆が決めつけている。その様子を見ていると、どこの国でも一緒なのかなと。クロペック家は後から引っ越してきた住民という設定で、みんながどうも警戒しているというか、よそものと捉えている感じが滲み出ている。そんな感じが伝わってくる。


・家庭環境も同じような感じ?

 レイが休暇をとっている。そのタイミングで湖にキャンプに出かけたいという妻。しかしゆっくりしたいというレイ。この辺りのやりとりには、日頃遅くまで仕事をしているレイと、どこにも行けず閉鎖環境で閉塞感を覚えている妻という構図が見てとれる。これまた、日本と同じような感じのものを感じる。仕事を優先して、家族が後回しにされる。その感じ。どうしてそうなってしまうのか。バランスが大切だと思うのだけれど。

 他人事ではない日常生活を感じさせる。


<平凡を嫌っている?>

・皆変化を求めている

 ウォルターの犬がマークの庭にうんちをする。そのうんちを踏んでしまって怒り狂ってウォルターのところに文句を言いにいくマーク。その様子にうんざりしているレイ。また始まったと思って傍観しているリッキー。そう言ったいつもの出来事を楽しみつつも、どこか変化があることを求めている感じが出ている。

 だからレイとアートがクロペック家を訪問しようとなるとみんなが注目。率先して首を突っ込んでくるマーク。その様子を仲間を呼んで眺めているリッキー。

 毎日の生活に変化がつけられると思って楽しんでやっているのか、純粋にクロペック家の素性がわからなくて不気味と思っているのか。どっちともとれるような感じの動き。わざわざ人付き合いに引き込もうとしなくてもいいのに、と思ったり、そう簡単ち人殺しをするような家庭が引っ越してくるわけがないと思いそうな気がするのだけれど、何人も好き勝手言う人が集まったら、想像が先行してしまうものなのだろうか。

 なんというか、最低限の近所付き合いはしておくものかな、と思ってしまった。


<メイフィールド・プレース>

・アメリカの郊外

 今回の舞台であるメイフィールド・プレース。オープニングに地球全体の様子から、ズームインして行ってメイフィールド・プレースにたどり着く。どうやらメイフィールド・プレースの今回の舞台は行き止まりの部分。道路がぐるっと円になっていて、その周辺の住民たちのお話。

 家の雰囲気、道路の感じが、どことなくハグリッドがハリー・ポッターを連れて行ったダズリーの家の通りみたいにも見える。海外の住宅街というのは、一軒一軒が大きくて、庭も広く、それでいて塀で仕切られている、というのが基本構造なのだろうか。似ているように見えてしまった。

 結果的はレイ達の妄想ではなく、予想が的中していたと言う展開に人付き合いの悪い家庭には気をつけようと思わされる作品だった。

 鑑賞日:2023年3月12日

 皆様の感想もぜひお聞かせください!

 それでは、また次回!




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