こんにちは、Dancing Shigekoです!
ニコラス・ケイジ作品と並行してトム・クルーズ作品を鑑賞。
今回は映画『デイズ・オブ・サンダー』を紹介します!
[基本情報]
原題:Days of Thunder
監督:トニー・スコット
脚本:ロバート・タウン
原案:ロバート・タウン
トム・クルーズ
製作:ドン・シンプソン
ジェリー・ブラッカイマー
製作総指揮:ジェラルド・R・モーレン
音楽:ハンス・ジマー
撮影:ウォード・ラッセル
編集:ビリー・ウェバー
マイケル・トロニック
クリス・レベンゾン
配給:パラマウント映画
上映時間:107分
[登場人物]
コール・トリクル:トム・クルーズ
草レース出身。本作品の主人公。NASCARドライバー。
クレア・ルイッキー:ニコール・キッドマン
コールが事故を起こした時の担当医。
ハリー・ホッジ:ロバート・デュヴァル
コールのメカニック。
ラウディ・バーンズ:マイケル・ルーカー
コールのライバル。
ラス・ウィーラー:ケイリー・エルウィス
コールが事故で欠場していた際の代理ドライバー。
ティム・ダランド:ランディ・クエイド
コールを雇ってくる。
[内容]
ティムが若手ドライバーを起用してNASCARで優勝を目指すことを決める。最高のメカニックであるハリーを呼び、そしてドライバーにコールを起用。最初のうちはハリーとコールの息が合わず、ライバルのラウディに負けが続いていたが、腹を割った話し合いをしていら、少しずつコールとハリーの息が合うようになっていき、レースで結果を残す。
コールが優勝を重ねるようになっていくと、ライバルのラウディは執拗な妨害をする。ある時のレースで二人は大事故を起こしてしまう。一時は目が見えなくなるほどの重傷を負ったコールは、担当医のクレアの治療で回復していく。一方、ラウディは脳に怪我が残り、しばらく出場ができない状況。ラウディの車に乗ってデイトナに出場するのだった。
[感想]
NASCARのレースを描く作品。
・レーサーの生きがい
なぜレースに出るのか。クレアがコールに聞いたことがある。
「想像を超えるスピードを自分で制御する快感」と言った感じの説明をしている。レーサーというのは、スピードそのものの快感ではなく、そのスピードを自分で操っているということに快感を覚えているのだ、という事実が興味深い。
他のレーサーがどうなのかは知らない。実際のレーサーがどうなのかも知らない。ただ、そういう考え方があるのだということが面白い。自分にとって恐怖と感じるものを自分の力で制御できる。
それはつまり支配欲ということなのか?
・恐怖との戦い
だからレーサーは怖いものを知らないのだろうなと思うとそうでもない。一度事故を起こすと、その時の恐怖がフラッシュバックしてきて、ついブレーキを踏んでしまう、といったことになる。
つまりは事故を起こすまでは、自分はコントロールし切れるという絶対的な自信があるから、死を恐れていない。ところが、コントロールできないことがあるのだと知ってしまうと、途端に死の恐怖を覚えてしまう。
一度、死の恐怖を知ってしまったレーサーはどう立ち直っていくのだろうか。常に恐怖がありそうな気がするけれど。
・レーサーの恋人
そしてレーサーの恋人は普通に最悪の事態も想像するから、見るのが辛いのだと思う。いつ事故を起こすか分からない。事故を起こしたら無事でいられるかどうか分からない。そういった恐怖と隣り合わせだから、レースを観戦したくない、と思う気持ちも分かるし、逆に心配で最後まで見届けたいという気持ちも分かる。
クレアがデイトナは見ずに帰ると言っていても、実は最後まで観戦している。
そう言った不安が大きいから無事レースが終わることは嬉しいだろうし、優勝したら、感動は他の競技以上に大きなものなのかもと思う。
いろんな世界があるものだと思う。
レーサーの心理を感じる作品だった。
鑑賞日:2024年3月31日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!