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映画『コードネーム:プリンス』撃って撃って撃ちまくる

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 ブルース・ウィリスが引退してしまったと思うと寂しいものがある。

 今回は映画『コードネーム:プリンス』を紹介します!

[基本情報]

 原題:The Prince

 監督:ブライアン・A・ミラー

 脚本:アンドレ・ファブリツィオ

    ジェレミー・パスモア

 製作:ジョージ・ファーラ

    ランドール・エミット

    アダム・ゴールドワーム

    パク・ホスン

    フレッド・ソン

 音楽:ザ・ニュートン・ブラザーズ

 撮影:ヤロン・レヴィ

 編集:リック・シャイン

 製作会社:マンデート・ピクチャーズ

      Aperture Entertainment

      Emmett/Furia/Oasis Films

 配給:ライオンズゲート

 上映時間:93分


[登場人物]

ポール:ジェイソン・パトリック

 本作品の主人公。ニューオリンズでプリンスと呼ばれていた殺し屋。今は車の整備工として働いている。

 特徴に欠ける主人公と感じてしまった。あまりにも淡々としているからだろうか。

アンジェラ:ジェシカ・ロウンズ

 ポールの娘ベスの友人。バーでポールに声をかけられ、一緒にベス探しに付き合う。

 何やらとんでもなく巻き込まれてしまっている感じなのが微妙。

ベス:ジーア・マンテーニャ

 ポールの娘。大学のためにミシシッピの街で一人暮らしをしている。連絡が取れなくなる。

 ほとんど出番がない感じ。

オマー:ブルース・ウィリス

 ニューオリンズを牛耳る悪。ポールに妻と娘を殺され、恨んでいる。

 勿体ぶらなければ・・・

サム:ジョン・キューザック

 昔ポールと一緒に仕事をしていた。今は足を洗ってホテル生活。ポールにアンジェラを匿うよう相談される。

 どこか嘘をついているような感じがするけれど、そうではなかった。


[内容]

 ポールは週末ベスが帰ってくるのを楽しみにしていた。

 そんな中、ポールのところにベスの大学から授業料滞納の手紙が届き、連絡を取ろうとするが、ベスと連絡が取れなくなる。どんなに電話をしても連絡が取れなかったため、ポールはベスの住むアパートへと向かう。行方不明になっていることが分かり、ベスのことを知っていそうな人を探して回り、バーで見かけたアンジェラからエディのところに行ったきり帰ってこないと知る。

 エディはニューオリンズにいると言うので、現地に向かう。そこはポールが昔プリンスと呼ばれていた場所。ポールは昔のツテも活用しながら、ベスを探すのだったが、ポールを知るものが迫ってくるのだった。


[感想]

 娘ベスを探すために父親ポールがニューオリンズへ向かう作品。

<なぜそうなるのか>

・ベスを探していただけなのに

 ポールがベスを探しにミシシッピのベスのアパートへ向かう。ポールがどこに住んでいたのかは分からないけれど、まずはこの行動力は圧巻。

 それから、いざアパートへ行き、壁に貼られている写真から、彼女を知っていそうなところに行く。バーに行って店員に写真を見てもらおうとしても愛想が悪い。この辺りの反応にまず疑問。なぜ素直に写真を見て確認してくれないのか?ビールが売れないと困るのか?

 その調子で何人か質問をぶつけていき、アンジェラにたどり着く。彼女がベスを知っていると確信したのがなぜなのか、次なる疑問。

 そして何よりもエディの居場所はニューオリンズと言っている。ミシシッピからどれだけ離れているのか。車でそこに向かうと言って、かなり長時間運転していく。

 ニューオリンズのバーでは、エディの居場所を教えろと聞いて回り始める。それだけなのに、なぜかポールを狙う人々がやってくる。

 ポールを狙ってくるのはオマーという昔、ポールが誤って殺してしまった女性と女の子の家族。恨みを晴らすべくポールを狙っていると言う設定。

 ニューオリンズと聞いた時にもっとそこなら知っていると言う反応があっても良さそうなのに、そうでもなくて。何か後付けな感じがあって、ちょっと違和感だったなぁ。

<因縁の関係>

・ニューオリンズで再会するオマー

 オマーはポールが姿を現したと知って、捕まえてこいと部下に指示。そしてベスの方が連れてこられる。助け出すためにオマーのところにポールもやってくるのだけれど、このあたりは展開はめちゃくちゃ。とにかく片っ端から人を殺していくという。ただそれだけの展開。ポールには当たらず、ポールの前に立ちはだかるオマーの部下たちは次々と倒れていくという、不思議設定。

 それはさておき、オマーがずっとベスを盾にポールに話しかけている。恨みがあって、同じ思いをさせたいのならば、オマーがベスを早いこと撃ってしまえばいいのだけれど、そうはならない。こう言う場面があると、ちょっとね。そんな無駄口叩く暇があったなら、さっさとベスを撃ち、ポールに自分と同じ思いを味わせたらいいだけなのに、と思ってしまう。

 自分の身の安全を案じて、そうできないのだとしたら、最初からポールに喧嘩を持ちかけなければいいのに、などと思ってしまう。そうしないのは、人間らしさを描きたかったと前向きに捉えておくことにしよう。


<海外の風景>

・ルイジアナ州ニューオリンズ

 ミシシッピからニューオリンズへ車で移動するポール。まずこの場面から、アメリカらしさを感じる。何時間くらいかけて移動しているのだろうと思ってしまう。

 そして到着したニューオリンズ。高層ビルが点在していて、全体的に街が広がっている感じ。ここにハリケーンがよく来るのかと思ってしまうのと、黒人差別のイメージが強いニューオリンズ。遠目にはのどかな感じの都市という印象だった。

 とにかくたくさんの人が殺されて、途中から描きたかったことはなんだったのか、行方不明になった感じが残る作品だった。

 鑑賞日:2023年2月11日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!



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