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  • 執筆者の写真Dancing Shigeko

映画『コード211』 銀行前での銃撃戦は被害甚大

更新日:2021年11月17日

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 政府がベトナム、マレーシアにもワクチンの提供をする方向で調整に入った。世界でコロナが収まれば、安心が広がって良いですね。


 今回は映画『コード211』を紹介します!


[基本情報]

 監督: ヨーク・アレック・シャクルトン

 制作: ジェフリー・グリーンスタイン / ジョナサン・ヤンガー

     レス・ウェルドン / アイザック・フロレンティーン

 配給: AMGエンタテイメント / ハピネット

 制作年: 2018年

 上映時間: 87分


[登場人物]

マイク:ニコラス・ケイジ

 チェスターフォードの警察。妻を亡くして以来、立ち直れていない。

 乗車体験の子供を乗せているから、爆破よりも駐車違反を取り締まりに行こうと選択した場面。安全な方を選んだはずだったろうに、とんだ災難な一日。


スティーヴ:

 マイクと一緒に回る警察。

 足を撃たれて、死を覚悟する。そしてリサにビデオメッセージを残す。その場面はやりきったように見えてしまった。

ケリー:

  学校でいじめに遭って、殴り返したことが問題視されて、社会見学の一環でパトカーの乗車体験をさせられる。

 今時の高校生って感じにも見える。トイレに顔を突っ込まれる場面はかなりキツそうだった。


リサ:

 スティーヴの奥さんでマイクの娘。

 どんなに父親が堕落したと思っていても、命の危険にさらされた後の絆は強いものなのだと感じさせた。


ロッシ:アレクサンドラ・ディヌ

 インターポール。今回の事件を起こした傭兵隊を追っている。

 すごくできる感じの登場の割に、SWATへの働きかけ方があれ?と感じてしまう存在だった。


[内容]

 ドノヴァンに雇われていた傭兵隊が報酬を手に入れるためにマンチェスターにあるユニティ銀行を襲撃した。

 マイクとスティーヴは乗車体験の子供ケリーを乗せて巡回している時に銀行の前に違法駐車を発見。尋問のために様子を見る。近所のカフェで爆発が発生。マイクは乗車体験の子供がいるからと、爆発よりも駐車違反を優先。不審者に近づいていくと銃撃を受ける。現場から離れようとする中で、スティーヴが被弾。

 銃撃を受ける中、スティーヴを救急車に運ぶ。ところがその搬送の途中でケリーが取り残されてしまう。

 日が暮れ、SWATが突入準備をしていた時、マイクはケリーを救出するために銀行近辺の駐車所へ捜索へ向かう。そしてケリーを見つけるが、SWATの突入で逃げてきた傭兵の一人に迫られるのだった。


[感想]

銀行前での銃撃戦が中心の作品。

・パトカーの乗車体験

 暴力をふるったから、と言うことでケリーが乗車体験。学校側に態度を見ていると、まだまだ差別があるのだと感じてしまう一場面。はっきりとは言わなかったけれど、彼が黒人だからという意志が見て取れた。それは、差別に対するメッセージだったのか。

 逆に乗車体験でパトカーに乗っているケリーにマイクは普通に話しかける。暴力を振るうのはよくないって伝えると、ケリーは虐められたのだと答える。その言葉を決して疑うことなく、自分もトイレに顔を突っ込まされたら殴り返すだろうと同調する。その発言には、公平性を示しているように感じる一場面だった。

 そして安全なはずのパトカー体験。マイクもここだったらいじめられないってケリーに伝えるが、まさかの銃撃戦への巻き込まれ。なかなかない体験だったのではなかろうか。


・警官の家族であること

 リサはスティーヴに妊娠を告げる。早速赤ちゃんの名前を考えて喜びを見せるスティーヴに、どこか浮かない表情のリサ。警官の妻であることは、いつも危険と隣り合わせと感じている様子が見て取れる。そんなリサの思いを知っているから、スティーヴはメッセージを残していたのだけれど、なんとか助かったのだからよかった。

 父も警察官、夫も警察官のリサにとって、2人が無事帰ってくることというのは1番の安心材料なのだろうと感じさせる。銀行強盗による銃撃戦が始まり、その様子がテレビに映し出されるのを見たときの不安そうな表情、そして病院に駆けつけて、スティーヴを見つけたときの表情など、家族の不安をよく描写していたと感じる。


・命の尽きる瞬間

 スティーヴが足を撃たれて、出血が止まらなくなる。そしてリサと赤ちゃんにメッセージを残す。もうすぐ死ぬかもしれないって思うとき、大切なひとにメッセージを残したいって思うものなのだろうって思う。

 それにしてもこの作品、非常に犠牲者が多かった。最初のアフガニスタンでの場面。ドノヴァンと女性。お金の転送が完了して移動しようとしている。この人たちがこの作品の中心人物なのだろうかって思っていたら、いきなり襲撃される。そして撃ち殺されてしまう。そこにいた警護の人たちも全滅。

 さらに銀行強盗の気をそらすために喫茶店を爆破する。そこでも相当の死者が出たのではなかろうか。そして銀行の中でも人質にするはずの人たち、口答えをしようものならあっさりと殺してしまう。こんなに非情な悪人は、なかなか少ない。何かと躊躇する傾向があると思うだけに、この作品に登場した傭兵たちは本物の悪人だと感じてしまう。

 通りすがりの一般民にも容赦無く発砲していき、実に被害の大きい作品。警官も何人もやられてしまって、酷かった。

 最後に、ケリーの母親が病院でテキパキと指示を出している姿。あの姿はかっこよかった。瞬時に決断できる姿というのは、とても刺激になった。


 銃撃戦の被害があまりにも大きな作品でした。


 鑑賞日:2021年6月5日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


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