こんにちは、Dancing Shigekoです!
アレス電機との対決はどうなるか?
今回は国内ドラマ『競争の番人』第5話を紹介します!
[内容]
#5 情報漏洩!? 公取内部に裏切り者が? 下請けいじめ、ついに決着!!
公取がアレス電機の立入検査を実施しようと考えていたところ、検察が横領の疑いで先に調べたいから待ってほしいと依頼がある。しかし、本庄審査長は毅然と断り、立入検査当日。タイミングを見計らって検察が捜査令状が出たと言って、証拠差し押さえに入る。ほとんどの資料を検察に持っていかれ、残った少ない資料で調査を進める。
時同じくしてアレス電機30社は下請け30社に新たな依頼を出していた。納期前倒しの回答期限は2週間。目ぼしい情報がないと感じるダイロクのメンバーの中で、小勝負だけは違う視点で捉えていた。検察の捜査では何も出なかった。
その後、公取が再び立入検査に入り、物証探しに走るが何も得られず。小勝負は最後の手段に出るのだった。
[感想]
アレス電機の下請けいじめを暴く一話。
・公取と検察
アレス電機の柴野に横領の疑いがある。その調査のために検察が立入検査を延期してほしいとお願いに来る。その時の様子は、検察が上で、公取が下という感じ。行政の中で上下関係があることに違和感。それぞれ役回りが異なるわけで、業務の違いに上下関係があると言っているような感じで気持ち悪い。
犯罪を調べる人たちは上で、経営上の不正を暴く人たちは下、と言った見方に公務員たちの権力争いの気配を感じずにはいられない。給料の話をしているのかな?
・誰のための仕事か
六角は公取での仕事に疑問を抱いている。検察のように犯罪者を捕まえたい、という気持ちが強く公取の仕事が役立っているとは思えないという顔をしている。こんな気持ちで仕事をされては困る?と思ってしまう。
その仕事が誰のためのものなのか、犯罪を止めるために働くのも、不正を暴くもの被害に遭った人たちを救うためではないのか。あるいは私利私欲を肥やしている人たちを正すためではないのか。
と、自分のやっている仕事に疑問を感じるのは、公取で働く六角に限った話ではないのだろうね。自分自身も製造業で、今の仕事はなんのため?と思うことがあるだけに、他人事ではない。人の振り見て我がフリ直せ。自分も誰のための仕事かを再度意識して、仕事に取り組みたい。
・世界と戦うには
アレス電機が世界のメーカーで戦うために取った戦略は価格競争。その戦略が間違っているのではないか、というのが小勝負の言い分。
実際、現場にいると、どうしても安く作ることがモノ作りの世界では宿命と思ってしまっている部分があるだけに考えを改めたいところ。
もっと品質を上手に売り込んだらいいのではないかと。そう言った戦略は受け入れてもらえないものなのか?そんなことはないような気がする。アップルは確実に高くても売れていると思うし、ソニーも、ニンテンドーも値段よりも内容で勝負しているように思う。
価格競争に走る前に、尖ったものを見出す経営が、日本メーカーには合っているように個人的には思う。
柴野が最後に取った決断は、勇気を与えてくれる内容だったのではなかろうか。
日本のメーカーが世界に勝つためには、を考えさせられる一話だった。
前話感想→こちら
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それでは、また次回!
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