こんにちは、Dancing Shigekoです!
笹井専務を味方につけることはできないのか。
今回は国内ドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム』第8話を紹介します!
[内容]
#8 セミファイナル!! 10分拡大SP~仲間を信じろ
臨時株主総会が開かれる。役員全員が、株主を前にイツワ電器との経営統合に対する姿勢を説明する。竹原は、株主の意見を代表して、経営統合すべきと声を荒げている。そして意見を求められた城戸が、笹井にどう考えているかを問う。
その頃、野球部は廃部が決まり、練習に来る者、就職活動を開始するものに分かれていた。犬彦はイツワに誘われて、転籍することを考えるのだった。
[感想]
いよいよゲームは終盤戦と感じる一話。
<誠意を見せれば> ・臨時株主総会の結末
臨時株主総会が始まる。竹原が口火を切る。かなり高圧的。
その発言は青島製作所のためというよりは、株主としてお金をたくさん手に入れることを目的としたものになっている。キャピタルゲイン、と再三言っている。
株主とはお金を儲けることがメインなのだろうか。それともその会社の成長を期待するものなのだろうか。どっちの場合もあるか。
お金に困っている株主だったら、即効性の高い方を選ぶということだろう。
イツワと経営統合すれば、株価が一気に上がると竹原が力説する中、細川はしっかりと下調べをした上で、イツワの方が経営が厳しいはず、と説明。それを裏付ける情報を開示していく。
そう言った意見のぶつけ合いが終わり、鍵を握る笹井と城戸。
こんなに対立姿勢がくっきりとした株主総会というのは大変だなぁと感じてしまった。
・野球部の結束
一方、野球部は犬彦も猿田も辞める方向で動いている。
犬彦にはイツワから引き抜きの声もかかる。
日に日に練習に来る人が減っていく。廃部前にチームが無くなるのではないかという勢い。
そこを変えたのは、細川。部室に立ち寄っている細川がいる。そこに犬彦が鉢合わせになる。細川が犬彦の名前を覚えていて、さらにプレーの内容まで覚えている。その時の感動を力説している。最後に約束を守れなくてすまなかったと謝っていく。
細川がこのタイミングで部室に来ていなかったら、犬彦はきっと辞めていた。この細川の支えがあったことを、他の人は知らない。何か勿体無い。それでも野球部が最後の試合に臨もうと思っただけでもいいのだろうか。
犬彦は再び練習に参加するようになって、他の部員たちも戻ってくる。イツワとの敗者復活戦に向けて、気持ちが一つになった感じでよかった。
<本当の価値がわかる人たち>
・笹井が全てを
今回の見どころはなんと言っても笹井。
イツワとの経営統合を推し進めている。このまま、臨時株主総会で経営統合を推すように見せて、城戸から意見を求められて語り始める。
この思いが熱い。
社長という座に憧れる瞬間はあったけれど、細川の実力を素直に認めて、専務として支えるのが性に合っていると認める器の大きさ。何よりも青島製作所を愛しているというのが伝わってくる。
これまで笹井は常に含みがある存在と感じていたのが、ここに来て、細川と共に青島製作所を守るという姿勢が明確になって、熱いものがあった。
・城戸が受け止める
笹井の発言を聞いて、城戸は難しい表情で経営統合に対する採決に参加する。
賛成の方は挙手を、と言われても黙っている。
そして否決で終わる。全てを受け止めたという表情が、実に印象に残る。実力者というのが伝わってくる。存在感抜群。経営者とは、これだけどしっと構えているものなのだと表現しているのが伝わってきた。
<臨時株主総会が開かれる場所>
・こじんまりとした会議室
株主総会と言ったコンサートホールのような広さをイメージしてしまう。
過去に一度だけ行ったことのあるUSJの株主総会では、何百人と入るような広さの会場だった。
そのイメージがあるだけに、青島製作所の臨時株主総会のこじんまりとした会議室での開催。参加者も役員の数と株主の数が一緒なのではないか?と思うほど少ない。こういう株主総会もあるものなのだと知る。
いろんな会社があって、ごく一部の人が株を保有していると、こういう感じの株主総会になるのだと知って、株主が少ないというのはリスクだとも感じる場面だった。
株主総会を乗り越え、野球部の最後を見届ける時が近づいてくる一話だった。
前話感想→こちら
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それでは、また次回!
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