雑誌:日経サイエンス 2025.10月号 眠らずに仮眠、完璧なゆで卵――そこまで最適化する必要はある?


こんにちは、Dancing Shigekoです!
今回は雑誌『日経サイエンス 2025.10月号』をピックアップ!
100年前の指紋ID、眠らずに仮眠の効果、完璧なゆで卵。科学的には興味深いけれど、実際に使うなら現実とのバランスも大切だと感じた一冊。
・指紋IDは「もう100年」ではなく「まだ100年」
「サイエンス考古学 100年前 指紋ID」が気になった。
警察の犯罪捜査では、今では指紋から犯人を特定することが当たり前のように感じる。そのため、1925年ごろから導入されたと知っても、「そんな昔から使われていたのか」ではなく、「まだ100年くらいなのか」という印象の方が強かった。
記事では、犯罪捜査だけでなく、冤罪防止や捨て子問題にも活用できると紹介されていた。捨て子問題になぜ指紋が役立つのかは、自分にはよく分からなかった。
一方で、全国民の指紋を登録しておけば、犯罪防止には役立つのではないかと思った。指紋情報にアクセスできる人が限られているなら、プライバシー侵害を過度に心配するより、「犯罪をすればすぐに分かる」と意識させる方が抑止力になるのではないか。
もっとも、指紋が登録されていることが当たり前になれば、犯罪をする側も手袋を使うのが基本になるかもしれない。単純に登録すれば解決という話でもなさそうだ。
・眠らずに仮眠するより、まず普通に寝たい
「眠らずに仮眠の効果」という研究も興味深かった。
デルタ波に似た刺激を脳に与えることで、実際に仮眠を取らなくても、仮眠と同じように記憶の定着を高める効果を作り出せるという。
最初に思ったのは、
「そこまでして睡眠時間を削りたいのだろうか」
ということだった。
睡眠は人間の生理的な欲求の一つ。それを取らなくても同じ効果を得られることが、本当にうれしいことなのか少し疑問に感じた。
とはいえ、何かには役立つ技術なのだと思う。締め切りに追われてどうしても睡眠時間を削らないといけないような場面なら、自分も使うかもしれない。
ただ、本来はそうならないように先に計画的に行動する努力をしたい。眠らずに済ませる技術を前提にするより、まず普通に眠れる状態を作る方を優先したい。
・完璧なゆで卵に32分かける?
「完璧なゆで卵」という記事も面白かった。
卵黄は約65℃、卵白は約85℃が、タンパク質を理想的に変化させながら主要な栄養素を損なわない温度だという。そのため、100℃と30℃の湯に2分ずつ交互に入れ、合計32分かける調理法が紹介されていた。
確かに、栄養素をできるだけ残す方法としては興味深い。
ただ、そこまで手間をかける必要があるのだろうか。
今回なら、ポリフェノールやアミノ酸を残すことが目的。でも、それらを他の食材から同じくらい取れるのであれば、ゆで卵一つに32分かけなくてもいいのではないかと思う。
食事は一つの食材だけで考えるのではなく、全体のバランスが大切。
一方で、食材が限られていて、どうしてもその栄養を取らないといけない場面なら、この知識が役立つこともあるのだろう。
科学的に最適な方法と、実生活で自分が選びたい方法は同じとは限らない。便利さや効果だけでなく、手間や時間とのバランスまで考えることが大切だと感じた一冊でした!
それでは、また明日!



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