漫画『ベルセルク』第18巻 感想 | 蝕を知って初めて分かるキャスカの恐怖と、迷い続けるファルネーゼ


こんにちは、Dancing Shigekoです!
どこに辿り着く?
今回は漫画『ベルセルク』第18巻を紹介します!
[内容]
第18巻
ガッツは先を急いでいた。その途中、クシャーンに囲まれているイシドロを助けて素通りしていく。
ファルネーゼは断崖の塔でモズグスの教えに基づき邪教徒を火刑にかけていた。
その塔の麓の村に住むニーナは邪教徒の集いに参加していた。そこにキャスカも迷い込んでいくのだった。
[感想]
ガッツはキャスカを探して先を急ぐ。その途中、クシャーンに囲まれているイシドロを助けるものの、そのまま素通りしていく。
一方、断崖の塔ではファルネーゼがモズグスの教えに従って邪教徒を火刑にかけていた。そして塔の麓では、ニーナが参加している邪教徒の集まりにキャスカも迷い込んでしまう。
信仰に迷いながら火刑を続けるファルネーゼと、再び蝕のような恐怖に直面するキャスカが印象的な第18巻。
・迷いながらも火刑を続けるファルネーゼ
ガッツと出会って以来、ファルネーゼに迷いが生じている。自分がこれまで信じていたものが、覆りつつあるのではないか。
そんな迷いの中、モズグスに懺悔すると、神を信じていればよいという言葉が返ってくる。
よくそんな大雑把な言葉で、ファルネーゼは前に進んでいこうと思えたものである。
もっとも、本当に納得しているのかは疑わしい。とりあえずモズグスにそう言われたのだから、それを周囲に見せて、前に進んでいる感を出そうとしているようにも見える。
そもそも、罪がないかもしれない人たちを火刑にかけることを、なんとも思っていないように見えるのだから、明らかに病んでいると感じる。
自分の信仰に迷いが生じているのに、人を火刑にかける行為は続けている。その姿には、どうしても違和感が残る。
ただ、彼女の過去を知ると、そうなってしまった理由も分からないでもない。
以前アニメ版を見ていた頃から、ファルネーゼは自分に自信がないから権力に服従しているのではないかと感じていた。今回の迷いを見ても、その印象は変わらなかった。
・蝕を知っているからこそ分かるキャスカの恐怖
ニーナがヨアヒムを連れて邪教徒の集まりへ向かう。そこにキャスカも迷い込んでしまう。
邪教徒たちの餌食になりそうになったキャスカは、蝕のときの出来事を思い出している。
この辺りも、蝕で何が起きたのかを知っているからこそ、キャスカのフラッシュバックの意味が分かる。
再び蝕のときと同じようなことが起きそうになっている。キャスカがどれほど恐怖を感じているのか、原作を読んでいると想像できる。
以前見ていたアニメ版では、蝕のおぞましさが描かれていなかった。そのため、キャスカがどれほどの恐怖を感じているのか、想像するのが難しかった。
第17巻では、蝕を知っていることでガッツの発言の重みが変わったと感じた。今回はキャスカの恐怖について、同じことを感じている。
原作を第1巻から順番に読むのと、アニメ版を見るのとでは、だいぶ印象が違うものだと思う。
・遠くにいるガッツはキャスカのもとへ間に合うのか
この第18巻は、キャスカのパート、ファルネーゼのパート、そしてガッツのパートと分かれて、並行して描かれている。
先にキャスカが窮地に陥っている様子が描かれ、そのあとでガッツの様子が描かれる。
そのため、ガッツがまだずいぶん遠くにいるように感じられる。
今のペースでは、キャスカが邪教徒たちの餌食になるまでに間に合わないような気がするのだけれど。
どうなっているのだろうか。
ガッツはキャスカを探して先を急いでいる。それでも、キャスカの危機が先に進んでしまっているように見えるので、間に合うのかが気になって仕方がない。
ファルネーゼの信仰への違和感、蝕を知っているからこそ分かるキャスカの恐怖、そしてガッツが間に合うのかという不安が残る第18巻でした!
前巻感想→こちら
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!(26.11.1)
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